成果子ども達の成長

2008年03月13日

青春の苦い思い出

3月13日(木)

今日はヤッギャ校長から僕の不在中に起こった出来事について報告を受けた。その中で一つ面白い出来事があった。

ある4年生の男子児童のグループが、学校を休んでいる友達を(試験前の大事な時期だから)どうしても学校へ連れて来るように先生に言いつけられたので、友達を探し行くと保護者に嘘をつき、学校をサボって隣村のお祭りを見に行ったそうだ。

学校では連絡もないまま数名の児童が同時に学校を休んだ事を不思議に思い、ヤッギャ校長らが児童の家を訪ねて回ったそうだ。保護者と話をしている内に事のすべてが発覚。ちょうど隣村から戻ってきた村人の話から、児童が隣村にいることもわかり、お祭りではしゃいでいるところを全員、あえなく御用となったそうだ。

ヤッギャ校長は細かい事を一切言わず、『明日から学校へ来なくていい。学校で勉強したい子は他にも沢山いるから』とだけ言って児童を家に帰宅させたそうだが、おそらく家に戻った子ども達は保護者に酷く叱られたことだろう。

その夜、児童らは全員揃ってヤッギャ校長の家を訪ね、今回の一件について謝り、もう二度としないから学校へ行かせてほしい、と頼み込んだそうだ。その後、ヤッギャ校長は子ども達にご飯を食べさせながらいろんな話をしたようで、“普段よりもじっくり話が出来てよかった”とヤッギャ校長は笑いながら話していた。

子ども達はお祭りを観たかったのではなく、おそらく“学校をサボって何かする”という内諸事に冒険心がかき立てられたのではないだろうか。「大丈夫か?」、「絶対、大丈夫だ。」「心配するな。」云々と、計画を練っている時の子ども達の会話が手に取るように分かる。せっかく考えた計画もあっけなくずっこけてしまったところが、実にほほ笑ましい。

この日の事は青春の苦い思い出の一つとして、子ども達の心の中で何時までも残るのかもしれない。捕まった時の子ども達の間抜けた顔を想像すると、また笑ってしまいそうだ。


hsf at 07:23│
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