思案所寺子屋3周年

2008年01月22日

若さの利点

1月22日(火)

ネパールの政情不安の関係で、ボランティアによる交流活動を中止して暫く経つが、今でも頻繁に活動への問い合わせを受ける。飽食の時代に育ち、目的や生きがいを失くしてしまったと言われている若い人たちが、“自分達も何かしたい”と、声を上げてくれる事は本当に嬉しく、そうした声に僕自身も勇気付けられている。

若い人達からは活動に関してだけでなく、“どういう使命を持ってネパールへ渡ったのか? 生活はどうしているのか? どうすれば外国で活動できるのか?長年、活動を続けるコツは何か?等、個人的な質問を受けることも多い若い人達が“何かしたい”と思う中で、同時にいろんな不安を抱えている事が質問の中から垣間見えてくる。

僕自身、大きな使命感や志を持ってネパールへ渡ったわけでもなく、活動を続けるためのコツなど考えた事もない。僕の本業は鍼灸師だが、これまでも患者を治そうと思う取り組みが、哀れな現実として壁にぶつかったり、それではと始めた、一人でも多くの患者を治療する取り組みも、今、壁にぶつかっている。学校や教育支援も同じで、いつも壁にぶつかっては紆余曲折を繰り返している現状だ。それでも何とか続けて来られたのは、良い仲間に恵まれ、幸運にも全力で頑張りたいと思える環境や居場所を得られたからだと思う。もちろん活動を理解して下さる支援者の協力がなければ、決して続けることは出来なかった。

これまでネパールでの活動が“楽しくて仕方ない”と思えたことは一度もないが、小さな達成感や充実感を得ることが、結果として次の目標を作ったり、頑張ろうと思う原動力になっているのだと思う。

10年近くも活動を続けながら、若い人達に適切なアドバイスを出すことが出来ないのは僕の反省点だが、若い人達には深く考えすぎず、若い情熱を精一杯、さまざまな分野でぶつけてほしいと思う。失敗してもやり直せることが、何と言っても若さの利点なのだから。



hsf at 07:54│
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