社会の変化アプスベン

2008年01月09日

今の心境を、今の歌声で

1月9日(水)

ラクシミ昨年11月に東京・上野の『めぐりギャラリー』で開催された『ヒマラヤ小学校絵画展では、4年生のラクシミ・ナピットの詩集をラクシミ募金』としてチャリティー販売して頂いた集められた浄財は全額を4年生のラクシミの(音楽教育等の)ために使う事が決まっているが、その細かい使途についてどのようにすべきか、先日からヤッギャ校長らと話し合いを続けている。

子供たちに絵を指導したモンゴル先生の長男ビベックと同じように、ラクシミにも音楽の基礎教育を学ばせ、学んだ知識を他の児童に指導するという案がある一方で、ヤッギャ校長はじめ多くの先生からは、ラクシミが作った歌を録音してみてはどうか、との提案が出された。

ラクシミに音楽教育を学ばせて他の子ども達に教えるという方法は、大きな意義あり、それが最善の方法である事は間違いないが、年齢こそ14歳でも、未だ3年半しか学校教育を受けていないラクシミの現状を考えると、他の子ども達に教えるという事は少し無理があるのかもしれない。

先生たちと相談した結果、昨年8月に開催された歌唱コンテストの前に、ラクシミの歌に楽曲をつけて頂いたり、音楽指導をして頂いたミュージシャンのビナヤ・ラマ氏(プモリ小学校理事長に相談して、意見を聞いてみる事にした。

ラマ氏に事情を説明すると、“ラクシミの歌を録音すべきだ”との意見が即答が返ってきた。ラクシミのいま現在の歌声を残す事にとても意味があり、特にラクシミの作る歌は、いま現在の心境を歌ったものだから、チャンスがあるなら今のラクシミの歌声で録音して残すべきだ、との意見だった。また、音楽教育を受ける事は後からでも十分間に合うが、声は年齢とともに変化してしまうので、出来るだけ早い方が良いとの切言も頂いた。その上で、ラクシミの作った全ての歌に楽曲をつけてくれる事や、十分な機材を揃えたスタジオで安く録音できるよう交渉する事を約束してくれた。

新曲“ラクシミの今の心境を、今の歌声で残す”とても夢のある素晴らしいことではないだろうか。ラマ氏の意見を聞いたことで僕たちの気持ちはほぼ固まった。後は始業式の日(1月16日)にラクシミの気持ちをしっかり確かめた上で、全総力を挙げて録音に向けた準備を進めたいと思う。


『3階校舎建設の記録』を更新しています。



hsf at 19:52│

この記事へのコメント

1. Posted by スズキ   2008年01月15日 21:25
ラクシミさんの詩はどれも素晴らしいものでした。友人も絶賛していました。ネパールでは試験に受かるための暗記教育が中心だと聞いていますが、ヒマラヤ小学校の先生方なら彼女の表現力を充分に伸ばしてくれるのだろうと思います。
できるだけたくさんの人に彼女の歌を聴いてもらいたいですね。
2. Posted by 吉岡大祐   2008年01月16日 02:07
スズキ様
温かいメッセージを頂き、ありがとうございました。子ども達一人ひとりの夢を育てる教育こそ、今のネパールに必要であると考えています。ラクシミの歌や詩に対する想いをしっかり受け止め、私達として出来る限りのサポートをしていきたいと思います。一人でも多くの方にラクシミの歌声を聴いていただけるよう頑張ります。今後ともラクシミへの温かいご声援を宜しくお願いいたします。
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