『スーパーニュース』でヒマラヤ小学校の特集安心して勉強できる環境

2007年12月05日

児童労働

12月5日(水)

児童労働今回の帰国中も各地でヒマラヤ小学校やネパールの現状についてお話をさせていただいているが、多くの方がネパールの児童労働問題に高い感心を持っている事を実感する。ある統計によると、現在ネパール国内では約260万人の子供達が働いていると言われている。ネパールの総人口が2200万人、其の内の半数、約1100万人が16歳以下の子供なので、実に子どもの4分の1が児童労働に従事している計算となる。

先日、児童労働の現状について話したとき、『児童労働は家計を支えている面もあるのではないか?』という質問を受けた。確かに児童労働が家計を支えているのは事実だ。

児童の中で、たたみ二畳ほどの小さな掘っ立て小屋に親子6人が肩を寄せ合いながら生活している家族がいる。父親は脳卒中後の片麻痺で仕事が出来ず、盲目の母親が一生懸命、農家の手伝いをしているが、それだけでは生計を支えることは出来ない。男性優位のネパール社会では、女性が得られる日雇いの労働賃金は男性の半分という事が多い。

この家庭では13歳の長男が働きながら母親だけでは支えきれない家計を補い、下の3人の兄妹が学校で勉強をしている現状だ。このような現状の中で“教育は大切だから”といって、長男に仕事を辞めさせ、無理やり学校で勉強させることは難しい。勉強したい気持ちを抑え、家族のために歯を食いしばって頑張っているのは長男なのだから。

児童労働幸い、長男は村で開催している寺子屋に通い、夕方から読み書きを勉強しているが、同じような窮状を抱える家庭はネパール中に山ほどあるのではないだろうか。このようなケースを見ていると、決して児童労働を”悪”と一言で決め付けることは出来ないように思える。





hsf at 02:44│
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