休み明けお知らせ。

2007年11月01日

ラクシミの詩

11月1日(木)

ラクシミ11月8日(木)から東京・上野で開催される「ヒマラヤ小学校絵画展では、子供たちの描いた絵の他に4年生のラクシミ・ナピットが創った詩の中から数点を展示して頂く予定だ。ラクシミは作詞・作曲を自ら手掛けるほど歌が大好きで、8月の歌唱コンテストでは見事、優勝を果たした実力の持ち主だ。

先日、ラクシミから詩を書き溜めたノートを預かり翻訳作業を行った。先生たちの協力を得ながら間違いのないよう慎重に翻訳作業を続けていると、教育を受けられたことに対するラクシミの素直な感謝の気持ちと喜びが伝わってきた。

ラクシミは貧困みより小学校2年生の時に小学校を退学。以来、幼い弟や家族を支えるために働くばかりの毎日だった。働いている最中、学校へ通う友達を見て涙を流した事もあったという。其のときの気持は、歌唱コンテストで優勝した時に歌ったオリジナル曲『パドゥナタ マライ マンティヨ』の中で歌われている。そんなラクシミに希望を与えたのはヒマラヤ小学校の開校だった。勉強できる喜び、友達との楽しい時間、喜びや悲しみを共有できる先生の存在。ラクシミにとって学校は今や、かけがえのない『居場所』となっている事が詩の文面から伝わってくる。

今年、ラクシミは肩を寄せ合いながら生活していた最愛の母を亡くした。“母の死”という、13歳の少女にとって大き過ぎる出来事を受け入れる事が出来ず、一時は周囲を心配させることもあったが、見事に悲しみから立ち直ることが出来たのは、きっと友達の存在が大きかったのだと思う。母を亡くした悲しみ、母への感謝、力強く生きようとするラクシミの決意が『母』という詩に綴られている。

ぜひ詩を通して、一人でも多くの方にラクシミをはじめネパールの子供たちの気持が伝わる事を願っている。

お知らせ

11月8日(木)から11月25日(日)まで東京・上野、きもの鈴乃屋本店2階『めぐり』で開催されます、ヒマラヤ小学校絵画展「私達の村、私達のヒマラヤ小学校」では、里親教育基金の奨学生が母親と共に制作したアクセサリーの他、将来の自立を目指しヒマラヤ小学校の女子児童が勉強を続けている編み物教室の作品(帽子)をチャリティー販売いたします。どうかよろしくお願いいたします。

「めぐり」では美味しい甘味の他、体に優しいオーガニック料理がお楽しみいただけます。特に東京メトロのメトロガイド『東京うまいもん大賞』にノミネートされている『黄金律みるくのソフトクリーム』はお勧めです。


hsf at 23:05│
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