ラリットプール市と紙漉き教室を共催。ケナフの紙漉き・デザインコンテスト

2007年09月27日

ケナフ博物館開館式

9月27日(木)

将来の「ケナフ工房」や「ケナフ・トレーニングセンター」の参考にしようと、午前中、Environmental Camp for Conservation Awareness (ECCA)が運営するバクタプール郊外の「エンバイロメント・リソースセンター(ERC)」を訪ねた。

ERCは20年前に開設され、子ども達へ滞在型(数日)の様々な「環境プログラム」を行っているようだ。小規模ながらも自然の間近にあることから、子ども達の環境学習には最適の場所だと感じた。他団体への施設の貸し出しも行なっているそうなので、今後、ぜひ活用したいと思う。

みどりの少年団午後からバクタプールのエベレスト学校で「ケナフ博物館」の開館式典が行なわれた。エベレスト学校「ケナフ・みどりの少年団」の大歓迎と、立派なマーチによる先導を受けながら釜野先生が博物館へ足を踏み入れ、開会式は始まった。冒頭、KDNのサダナさんがケナフ博物館開館の経緯について報告が行なわれた。その後、日本ケナフ開発機構の釜野先生、KDNのサダナさん、エベレスト学校のラージバンダリ校長、みどりの少年代代表の4者による調印が行われ、釜野先生から学校長へケナフ製品の寄贈が行なわれた。

今回の博物館開館にあたっては、日本ケナフ開発機構の釜野先生から紙や織物をはじめ帆立貝の殻と混ぜて作った漆喰など様々なケナフ製品をご寄贈いただいた。ここに改めて感謝申し上げたい。

博物館その後は「みどりの少年団」との話し合いが行なわれ、ケナフ・トレーニングセンターについて、「大きな紙を作れる施設にして欲しい」や「他の国の友達も集まれる場所にして欲しい」といった要望が出された。子ども達の気持ちをしっかり汲むことが、トレーニングセンター成功の絶対条件だと思う。

それにしても「みどりの少年団」の子ども達にとって釜野先生は、どんな疑問にも答えてくれる優しい先生として、彼らが大きな親しみを感じている事がひしひしと伝わってくる。



hsf at 03:52│
ラリットプール市と紙漉き教室を共催。ケナフの紙漉き・デザインコンテスト