2007年08月21日

ラクシミの挑戦

8月21日(火)

児童期末試験が終わり、ヒマラヤ小学校は何時どおりの賑やかさを取り戻した。子ども達の表情からも試験を終えた喜びのようなものが感じられる。先週は試験の採点に追われた先生たちもようやく落ち着いたようで、29日の成績発表に向けた最終的な調整が行なわれている。


今週の金曜日(8月24日)にUPSBEN(私立学校教育向上協力会)主催の歌唱コンクールが予定されている。ヒマラヤ小学校からは4年生のラクシミ・ナピットが個人部門に出場することとなった。コンテストには個人部門以外に合唱部門もあるが、今回は個人部門にラクシミが1人で参加することとなった。ヒマラヤ小学校一の歌姫ラクシミに寄せる期待も子ども達の間で高まっている。

ラクシミは歌を歌っている時が一番幸せ、と言い切るほど歌が大好きな児童だ。毎日、幼い弟たちの世話を一生懸命しながら勉強を続けている苦労人でもあるため、何とか今回の歌唱コンテストを通して、ラクシミには大きな自信を掴んで欲しいと願っている。

ラクシミラクシミが今回のコンテストで披露するのは、作詞・作曲ともに自身で手がけたオリジナル曲『パドゥナタ・モンティヨ・マライ』だ。自身の実体験に基づき“少女の悲しみと権利”を歌った曲だ。曲名を訳せば、『勉強したかったけど、、、、』と、なるだろうか。歌詞の翻訳は過去に何度か試みた事があるが、文化、習慣の違いもあってなかなか適当な訳をつけることが出来ず、未完成のままだ。いつか完成した時には、このブログでも紹介したいと思う。

哀愁のこもったラクシミの歌声を聴いていると、ネパールの少女達が抱える窮状が目に浮かび、胸にじいんと響くものがある。恐らく日本の同じ14歳の少女では想像すらつかないだろう。ヤッギャ校長がしきりにラクシミの歌声をレコーディングしたいと言っていたが、もし可能なら、なんとか実現したいと思う。14歳の今のラクシミの気持ちと歌声を記録する事は、とても意義あることだと思う。

24日、ラクシミの素晴らしい歌声が大勢の聴衆の心に伝わる事を確信している。

練習の様子はヒマラヤ青少年育英会HP内、『ヒマラヤ小学校通信』8月のニュースでご紹介しています。


hsf at 02:08│