貧困の中にある心の豊かさ。学びの熱気。

2007年03月25日

寺子屋の開校にむけて。

3月25日(日)

寺子屋昨年からコカナ村で開校準備を進めて来た新しい寺子屋が、ようやく開校の最終段階に入り、一昨日からオリエンテーションクラスが始まった。これまでコカナ村での往診治療の傍ら、現地調査を行ってきたが、子ども達の寺子屋に対する期待が日毎に膨らむのを肌で感じ、立ち上げに関わる人間として感激の毎日を過ごしてきた。オリエンテーションに参加した子ども達の熱気も凄く、こちらも益々やる気が沸いてくる。

コカナ村はカトマンズの中心から8キロ余りの処にある長閑な農村だ。カトマンズ盆地を中心に暮らしてきた“ネワール族”の村だが、ネワール族の中でも農家のグループが暮らす村として知られている。同じ農家のグループが暮らしている事で、村人同士の結び付きが非常に強く、伝統がしっかりと受け継がれているため、昔ながらの農村の営みが見られる魅力的でとても貴重な村だ。他の民族やグループを寄せつけない事で、大切な文化や習慣が守られてきたのも事実だが、その分、首都圏にある村とは思えないほど多くの面で現代社会から取り残されているのも、この村の特徴の一つだ。

近年、教育への関心の高まりと共に村でも学校の数が増えている。村の人々は田畑を売り、競うように子ども達を学校へ行かせているため、就学率は以前に比べて大幅に上がったようだ。しかし実はその影に隠れ、学校へ行けない貧しい子ども達が沢山いることが、今回の調査の中で明らかになった。特に母子家庭や土地を持たない貧しい農家の子ども達は、完全に取り残されたような形になっている。

今回、日本の支援者の善意の下、そういった子ども達の学び舎として寺子屋を開校する運びとなったが、既に40名を超える子ども達が集まり、開校を心待ちにしている状況だ。ぜひ子ども達一人ひとりの期待に応えられる、楽しい寺子屋を目指して頑張りたいと思う。正式開校は4月中旬の予定。



hsf at 03:17│

この記事へのコメント

1. Posted by 竹谷 篤雄   2007年03月30日 07:45
吉岡さん、サダナさんへ
吉岡大祐さんへ

先回は、お忙し中私達にお会いしてくれてありがとう御座いました。サダナさんの
お話や吉岡さんのお話を聞いてとてもよい勉強になりました!ネパ-ルの現状や吉岡さん
サダナさんが目指している物とても大変な物だと思います!地球全体の問題でも有ると思います!まだ若いサダナさんがとても凄いと思います!僕がサダナさんくらい頃は全然その様な考えは有りませんでした!僕も、一度ネパ-ルに行きサダナさんや吉岡さんの活動をこの目で見たいと思います!これからのご活躍をお祈りします。

竹谷 篤雄
貧困の中にある心の豊かさ。学びの熱気。