言葉寺子屋の開校にむけて。

2007年03月20日

貧困の中にある心の豊かさ。

3月20日(火)

送別会クリニックを終え、大急ぎでヒマラヤ小学校へ向かった。今日は、先日から国際交流・ボランティア活動に参加しているMさんの交流活動最終日。ヒマラヤ小学校でささやかな送別会を開催した。

この2週間Mさんには持ち前の暖かい優しさで、子ども達を励ましていただいた。鬼ごっこやドッヂボールで遊んだり、綾取りを教えてもらったりと、子ども達も本当に思い出深い楽しい時間を過ごすことが出来たようだ。

ケーキ送別会は子ども達の歌や踊りで盛り上がった。また今日は丁度、Mさんの誕生日だった事もあり、学校としてささやかな誕生日ケーキを用意し、皆でMさんの誕生日を祝った。美味しいケーキも食べることが出来、子ども達には大満足の一日だった。


送別会の後、Mさんと共に、Mさんがスポンサーシップ制度を通して支援している奨学生の家を訪ねた。見るからに貧しさが分かる小さな部屋で、両親と兄、奨学生(1年生)の4人が肩を寄せ合い生活している。Mさんを精一杯もてなそうと、部屋にたった1本だけある電球を、15Wから30Wに換えようとする母親の姿には、思わず涙が毀れそうになった。

溜息が洩れそうな現状でも笑顔を絶やさない家族。貧しさの中には何時も不思議な優しさを感じる。ともすれば笑顔すら忘れてしまいがちの飽食の日本とは、全く正反対の現実を目にしたとき、Mさんは一体どんな気持ちだったのだろう。

高校生のMさんが2週間の交流活動で感じたこと、それは貧困の中にある“心の豊かさ”かもしれない。





hsf at 02:38│

この記事へのコメント

1. Posted by hanamizuki   2007年03月27日 13:59
貧困の中にある心の豊かさ、ほんとにそうですね。
大祐さんの文章からそれがいつも伝わってきます。

私自身もフィリピンのスラムに行ったときに同じことを
感じました。
スラムの家族の心の豊かさに触れたとき、
自分がどんなにちっぽけな考え方をしているか
思い知らされ恥ずかしくてたまりませんでした。
忘れてはならないのに、時間が経つにつれ薄らいで
いったそのときの気持ちがまた蘇ってきました。
2. Posted by まいぺーす   2007年03月29日 07:24
心の豊さはいくらお金を出しても手に入れることはできない
ものですよね。

貧しくても心豊な人達とふれあったことはMさんの心にいつ
までも残ると思います。

Mさんにとってもすばらしい出会いだったのですね。
3. Posted by 吉岡大祐   2007年04月01日 05:08
hanamizuki様
何時も暖かいコメントをお寄せいただき、有難うございます。貧しさは、人間にとって大切な事を沢山教えてくれます。フィリピンの子どもも、きっとネパールと変わらない心豊かな子ども達でしょうね。
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