研修言葉

2007年03月16日

継続の大切さ

3月16日(金)

栄養摂取プログラム1今日は子ども達が楽しみにしている栄養摂取プログラムを開催した。栄養摂取プログラムも開催から1年以上が過ぎ、ヒマラヤ小学校の活動としてすっかり定着してきた。ご支援いただく方も増え、継続活動の道も見えて来た。本当にありがたい。


どの活動にもいえる事だが、やはり“継続”が一番大切だと思う。この栄養摂取プログラムは元々、年齢のわりに体が小さい子ども達を見て、家庭での食事の状況を調べたところ、ほとんどの子ども達が十分な食事(栄養)を摂取出来ていない事が分かり、何とか学校で子ども達の栄養を補えないか、と考えた事が切欠だった。

医師をはじめ各方面の方のアドバイスを受け、出来る限り費用を抑えつつ、子ども達の栄養を補える献立をヤッギャ校長が中心になって考えてきた。まだまだ勉強途中なので、これが最適だ、といえる献立は出来上がっていないが、卵、牛乳、果物の3つは、基本的に献立の中に入れるようにしている。

ビジェニ月に1〜2回の頻度で開催している活動なので、未だ子ども達の栄養を十分補うまでには至っていないのが実情だが、実はこの活動を継続する事で、他の面で良い成果が上がっている。この活動を子ども達が心待ちにしているのはもちろん、実は子ども達の保護者が活動を大変喜んでいる事が分かった。学校に集まった保護者へヒマラヤ小学校の活動について尋ねたところ、栄養摂取プログラムを喜ぶ声や感謝の声が非常に多かった。中には栄養摂取プログラムがあるから、子ども達を学校へ送っている親もいるようだ。

ヒマラヤ小学校があるブンガマティ村周辺では、未だ教育への関心が薄い人たちが多く、子ども達を学校へ行かせる優先順位が低い。以前、ヒマラヤ小学校を辞めた児童の家を訪ねた時、母親から『学校へ行ってどうする?空腹が満たされる訳ではない。』という言葉が返ってきた。その時は返す言葉が見つからなかった。

子どもを労働に従事させている親の中には、働けば現場でご飯を食べられるから、という理由で子ども達を働かせている人もいるようだ。確かに農作業の現場など、多くの場合、手伝いをすれば地主が昼食を出してくれる。

子ども達が教育を受けるためには、親の教育に対する理解が不可欠だ。教育の大切さを理解して貰うためには、やはり継続的な活動が必要だと思う。仮に栄養摂取プログラムを目的に、子どもを学校へ送る親がいても良いと思う。子ども達が継続的に学校で学ぶことが、親に“教育の大切さ”を理解させる一番の近道だと確信している。

“継続は力なり”強堅な目的意識を持って、一生懸命がんばりたい。




hsf at 22:17│

この記事へのコメント

1. Posted by eva   2007年03月23日 10:02
お疲れ様です。
継続って本当に大切な事ですよね。
私は、何を継続しているかなって思います。
新しいもの新しいものに日々チャレンジしている毎日の中で失っているものもあるのかもしれませんね。

食事をさせられなくて困っている人々がいるんですよね。
吉岡さんのドキュメンタリーに出逢わなければ気にもせず生きていたでしょう。
でも出逢えて色々な気付きを頂きました。

中々メールで質問したい事もバタバタと過ごしている毎日でメールをゆっくり出来ないので4月までにはしたいと思っています。

お体壊さないようにしてくださいね。
2. Posted by まいぺーす   2007年03月24日 16:35
継続は力なり・・・吉岡さん達の努力によって
少しずつでも親達の教育への理解が深まってい
けばいいですね。
3. Posted by 吉岡大祐   2007年03月27日 03:00
まいぺーす様

コメントを頂きながらお返事が遅れてしまい失礼しました。全ては一歩ずつの、小さな努力の積み重ねが大事だと感じています。理解が深まる事を願いつつ、明日も全員で一丸となって努力を続ける決意です。ありがとうございました。



4. Posted by 吉岡大祐   2007年03月27日 03:02
Eva様

お返事が遅れてしまい失礼しました。ご感想をお寄せいただき、ありがとうございます。ネパールの現状、なかなか上手く伝えることが出来ませんが、僕として現状を少しでもお伝え出来るよう、頑張ります。
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