期末試験研修

2007年03月13日

頭の痛い春

3月13日(火)

先日からヤッギャ校長と来年度の計画について話し合っている。学校運営は全て学校運営委員会で決まるのだが、僕自身はできる限り、学校長であるヤッギャ先生の意向に沿う形で学校運営を進めていきたいと考えている、そのためにもヤッギャ校長の考えや気持ちを知ることが大事だ。

新入生関係来年度の新入生募集は例年通り25名前後を予定しているが、ヤッギャ校長は出来るだけ女子を優先的に入学させたいとの考えを持っている。女子教育が遅れているネパールの現状と、その現状が引き起こす様々な問題の事を考えても、学校として女子教育の充実を図る事はとても大切な事で、僕としても全く異論はない。

もう一つ、学校運営にとって大事な点である人事について。ヒマラヤ小学校では毎年、新規教員を雇用して来た。政府から教員派遣という形で支援を受ける事は可能だが、こちらで教員を選ぶことも出来ず、また公立学校教員の“怠け癖”の習性などを考えると、派遣教員を受け入れるよりも出来る限り独自に雇用しよう、という事になっていた。ただ独自で雇用すれば、それだけ人件費が嵩み運営が困難になる。昨年は支援者の方の善意で、ボランティア教員だったビディヤ先生を雇用することが出来、大変助かった。しかし現状を考えると、これ以上の独自雇用は容易ではない。僕達にとっても頭の痛い問題だ。

ヤッギャ校長ヤッギャ校長にその点について尋ねてみると、ヤッギャ校長は暫く考え込んだ上で、できれば独自で雇用したいとの返事を返してきた。理由について尋ねて見ると、開校から3年、まだヒマラヤ小学校としての基礎が出来ておらず、仮に政府派遣の所謂“怠け癖”を持った教員が入れば、学校の士気が下がり、子ども達へ悪影響を与えかねないとの理由だった。更に、教員を目指している村の若い人を雇用する事で、雇用にかかる経費を下げると同時に、教員を目指す若者にチャンスを与えたい、との考えがあるようだ。

ヒマラヤ小学校の運営の現状を人一倍理解しているヤッギャ校長の意見。僕としてはヤッギャ校長の意見をそのまま運営委員会で提案したいと思っている。もちろん運営費用を考えれば簡単に判断につく話ではないが、“子ども達のために何が最善か”という考えの下に判断をすることが大事だと思う。新入生を迎える喜びと同時に、頭の痛い春がやってきた。




hsf at 01:03│

この記事へのコメント

1. Posted by hanamizuki   2007年03月20日 21:42
写真の子、なんとも可愛い表情ですね♪
見た途端に笑顔になりました!!

そうですか、政府派遣の教員には特有の怠け癖が
あるんですね。
でも独自雇用には費用の問題がある・・・。
ん〜難しいですね・・・。
2. Posted by 吉岡大祐   2007年03月22日 00:15
hanamizuki様
コメントをお寄せいただき、ありがとうございました。写真の子は幼稚園年少クラスの女の子です。職員室で校長先生に甘えてきたところを写しました。ヒマラヤ小学校の良いところは、先生達が身近で家庭的な雰囲気があるところです。職員室には何時も子ども達が集まり賑やかです。

もちろん全員ではありませんが、公立学校の先生の”怠け癖”や意識の低さは少なからず問題となっています。
期末試験研修