感慨を覚える。頭の痛い春

2007年03月12日

期末試験

3月12日(月)

試験前ヒマラヤ小学校では今月末から、いよいよ3学期期末試験が始まるネパールには義務教育制度がないため、子ども達は毎年、試験に合格しなくて進級することが出来ない。特に今回の3学期期末試験は進学に大きく関わるため、子ども達の表情からも緊張感が見える。


ヒマラヤ小学校でも残念ながら、進級試験に落ちて留年してしまう子が毎年出ている。児童が進級試験に合格できない理由は、僕たち学校側の問題と共に、子ども達の家庭環境が大きな問題の一つだと考えられる。子ども達の保護者の多くが文盲であることから、子ども達が授業内容を理解できなかったとき、保護者に尋ねることが出来ないことや、家に帰ってからも水汲みや草刈など、様々な家事を手伝わなければならないため、子ども達は学ぶ環境にない現状だ。村で開催している寺子屋などを活用して、放課後の教育指導にも力を入れているが、未だこれまで全児童進学という結果には繋がっていない。

ラムガンガ毎回、試験の度に気になる児童が出てくるが、今回の試験で特に気になっているのは、幼稚園年少クラスのラムとガンガの双子の兄妹だ。既に2度、進級試験に失敗し、二人とも3年間幼稚園年少クラスで学んでいる。もし今回の試験に不合格となれば、学校の規定で退学処分となってしまう可能性もある。ラムもガンガの二人ともに開校当初から学校へ来ている事もあり、何が何でも進級して、卒業まで頑張って欲しいと願っている。*写真:手前がラム。手前から3番目がガンガ。 

当人達に試験について尋ねると“大丈夫”と、笑顔で返事が返ってきた。この余裕は何処からくるのだろう。何とか試験前に“知恵熱”が出ないだろうか。試験まで後2週間、ラムとガンガをはじめ気になる児童たちへ特別補習授業が出来ないか、先生達と話し合ってみたい。



hsf at 02:32│

この記事へのコメント

1. Posted by eva   2007年03月19日 12:06
お疲れ様です。
毎日お忙しいですね。
皆、進級できるといいのですが。
大祐さんの温かみが伝わってきます。

そして、日本で暮らしていることは、
なんて恵まれているのだろうと心底思います。

文盲なんて日本では、皆無。。。

応援しています。
お体お気をつけてください。
2. Posted by hanamizuki   2007年03月19日 18:30
子ども達の顔がとてもかわいいですね。
笑っている顔も真剣な顔も・・・。
見ているこちらも自然と目じりが下がります。

でもその笑顔を守り続けていく大祐さんの努力は大変なものですね。

かわいい双子の兄妹をはじめ、みんなで進級してほしいです。
3. Posted by 吉岡大祐   2007年03月20日 01:55
Eva様
暖かいコメントをいただき、有難うございます。ぜひ子ども達全員が進級できる事を願っています。勉強の出来、不出来は関係ないと思いつつ、将来、5年生を終えた後に受ける初等教育卒業試験の事を考えると、どうしても力が入ってしまいます。どうか今後とも子ども達への暖かいご声援をお願いいたします。
4. Posted by 吉岡大祐   2007年03月20日 01:58
hanamizuki様
子ども達への暖かい励ましのお言葉、本当に有難うございます。子ども達が日ごろの努力の成果を発揮してくれる事、確信しています。ラムとガンガにhanamizuki様のお気持ちを伝えます。ありがとうございました。
5. Posted by hanamizuki   2007年03月20日 21:50
>ラムとガンガにhanamizuki様のお気持ちを伝えます。

こちらこそありがとうございます!!
私も遠くからですが繋がっている気持ちになれてすごく
嬉しいです!!
感慨を覚える。頭の痛い春