ラリタ先生の結婚式。美容学校の生徒さんによる散髪。

2007年02月26日

女子教育の充実

2月26日(月)

指紋ヒマラヤ小学校では開校以来、女子教育に力を入れている。女子教育に力を入れる一番の理由は、ネパールが抱える問題の多くが、女子教育の不備が起因となっているからだ。女子教育の充実は、ヤッギャ校長の長年の念願でもある。5年前に初めてヤッギャ校長と会った時、女子教育について熱烈に語っていた事を今も鮮明に覚えている。*写真は試験結果を受け取りに来たヒマラヤ小学校の保護者(母親)。文盲であるためサインが書けず指紋を押している。

僕自身、これまで癖地、癖村で行なってきた医療活動の中で、多くの子ども達が基本的な知識の不足から感染症に掛かり、亡くなる現状を見てきた。もし母親が基礎教育を身につけていれば、きっと子ども達を感染症から防ぐ事が出来ていたと思う。その事が教育支援活動を始める切欠になっただけに、僕自身も女子教育への思い入れは強い。

牛小屋先日、再び某村を訪ねたが、赤ん坊を牛小屋で寝かせている現状を目にした。母親と話をすると、出産すると夫が逃げ、一緒に暮らしていた夫の家族から家を追い出されてしまい、貧しくて住むところがないという。結局、窮状を見かねた親類から牛小屋を提供され、そのまま牛小屋で暮らしているそうだ。もし母親が教育を受けていれば、不衛生な牛小屋の中でも何らかの保健・衛生策が講じられる筈だ。結局、文盲の母親は何も出来ないまま、非常に不衛生な状況で赤ん坊と生活を続けている。

ヒマラヤ小学校はもう直ぐ、開校から3年間目を迎える。女子教育の充実は未だ道半ばではあるが、一歩ずつでも着実に芽が出始めている事を実感している。もちろん女子教育の普及と充実には長い年月が掛かり、ヒマラヤ小学校だけの活動では決して果たすことは出来ない。これまで女子教育の充実に力を入れれば入れるほど、様々な問題にも直面してきた。兎に角、一つずつ問題を解決しながら、一歩でも前進できるよう女子教育の普及に取り組んでいきたい。




hsf at 03:37│
ラリタ先生の結婚式。美容学校の生徒さんによる散髪。