運動会延期教訓を活かす。

2007年02月15日

運動会

2月15日(木)

今日は天候こそ回復したものの少数民族グループによるゼネストが行なわれ、交通機関が止まり、各地でデモ隊と警官隊との間で小競り合いが起こるなど、早朝から騒ぎが続いていた。そんな事もあってヒマラヤ小学校で予定していた運動会も開催が危ぶまれた。

前日予定していた運動会が今日に延期となったため、昨日に続いて今日もクリニックを休む事にした。クリニックの休みを患者さんに告げるため、早朝、裏道を選んでクリニックへ行った。ほとんどの患者さんの家には電話がないため、こんな時は実際にクリニックまで行って連絡をしなければならない。何時間も掛けて歩いて来た患者さんには迷惑を掛けてしまったが、皆さん、快く理解をしてくれた。

その後、大急ぎで学校へ向かった。途中、リングロード沿いでデモ隊と警官隊の小競り合いが続いていたが、何とか裏道を通って抜けることが出来、学校へ到着することが出来た。長年、ネパールで暮らしていると、こんな時の対処法が自然と身に付くのかもしれない。

綱引き開催が危ぶまれていた運動会だが、一部の児童が欠席していたものの、何とか開催することが出来た。騒ぎの中を“チョラ・チョリ”の皆さんにも主賓としてお越しいただき、運動会は予想以上に大きく盛り上がった。子ども達が溌剌とした表情で、チームメイトと協力しながら競技に挑む姿から、子ども達の小さな成長を見ることが出来た。


飴探し振り返ると、『いつか運動会を開催したい。』という開校当事からの願いが、大勢の方々の協力の下に実現し、ヒマラヤ小学校の歴史に大きな一歩を刻むことが出来たのだ。悪天候やゼネストといった諸問題を乗り越え、企画・立案者のTさんを中心に教職員が一丸となって開催できた事に大きな意義を感じる。ぜひ今後も恒例行事として運動会を盛り上げていきたいと思う。

今回の運動会開催にあたっては、企画・立案者のTさんの運動会にかける情熱が成功の大きな力になりました。またチョラ・チョリの皆様にもお忙しい中、適切で貴重なアドバイスを頂きました。その他にも大勢の方々のご協力を頂きました事、この場をお借りしてお礼申し上げます。






hsf at 17:10│
運動会延期教訓を活かす。