医療キャンプ感謝

2007年02月03日

念願の医療キャンプ。

2月3日(土)

ダヌワール村で念願の医療キャンプを開催した。生憎の悪天候の中、早朝から山の上の村を目指して歩いた。今回のキャンプはテレビ局の取材を頂くこととなり、スタッフの皆さんにも慣れない山道を同行していただいた。

ネパールの山は深い。直線では僅か数キロの道のりも、小高い山を何度も超えながら一歩ずつ進んで行かなければならない。時には道が切断されていたり、自然の障害物があったりと、所々で自然の厳しさを感じながらも、小高い山の山頂から眺めた一面に広がる菜の花畑には、自然と疲れも和らいだ。

1月25日に最終的な準備のためにこの村を訪ねたが、その道中の小さな村で肝臓の病気を患った独居老人に会った。その村にも医療機関がなく、一番近くの医療機関まで行くには山道を数時間歩かなければならず、病気の老人には大変困難だ。また仮に医療機関まで行けたとしても、貧しい老人には薬を買うだけの経済的な力があるとは思えなかった。今回の村の医療キャンプでは、この老人を籠で作った担架で運び、先生に診て頂こうと考えていた。

今日、その老人の家を訪ねたが、老人は既に亡くなっていた。もう少し医療キャンプを早く開催で来ていたら、もしかすると老人を助けることが出来ていたかもしれない。そう思うと、胸が詰ってしまった。今でもネパールの多くの村では、同じような現状を抱えている。僕達が出来ることは一体何なのか、改めて考えさせられる出来事だった。

キャンプ歩き始めて数時間、ようやく村に到着した。先鋒隊として既に到着していた医師団と合流し、医療キャンプが始まった。今日の医療キャンプには開催を心待ちにしていた村人をはじめ、他の村からも大勢の患者が集まった。医療を求める村の人々の姿にはいつも驚かされる。子ども達も大勢集まり、普段、受けることが出来ない診察と治療(投薬)を受けた。



診察結局、慌しいまま医療キャンプが終わったが、キャンプの後、村の人々から感謝の声を聞いたときは、とても嬉しかった。今回、1日だけの短い医療キャンプだったが、医師や医療関係者の協力の下、僻村でキャンプを開催できた意義は大きいと思う。僕にとっても5年越しの念願であったこの村での医療キャンプ。今回の実施を機に、少しでも村の医療に貢献できればと考えている。



ドコ
(籠の担架で運ばれて来たお年寄り。)




hsf at 03:16│
医療キャンプ感謝