教育の大切さ

2006年12月22日

ハンセン病療養所訪問

12月22日(金)

写真家の門谷優さんと共にコカナ村にあるハンセン病療養所を訪ねた。先月、ネパールでハンセン病の国際会議が開催され、優さんも新聞社の依頼で会議の取材に参加したが、そのことが切欠となり、優さんはハンセン病を取材テーマの一つとして、その後、精力的にハンセン病患者の日常を追っている。

僕自身、以前から日本ゲートボール連合の皆さんから、ゲートボールをハンセン病患者の社会復帰に役立てる活動について伺っていたので、一度、コカナの療養所を訪ねてみたいと考えていた。今日は優さんの取材も兼ね、ヒマラヤ小学校にあるゲートボール用具を持って療養所を訪ねることにした。

コカナ村の外れにある鄙びた療養所には、今も100人以上の人々が暮らしている。ハンセン病は治療薬の無料配布もあり、今では完治できる病気になっている。しかしネパールは、未だにハンセン病の撲滅宣言が行われていない世界5カ国の中の一つに挙げられている。これはカースト制度をはじめ纏綿とした社会事情が原因だと思われる。回復者の社会復帰も思うように進んでいない現状があり、ハンセン病患者を取り巻く現状は依然として厳しいようだ。

練習果たしてハンセン病回復者の皆さんがゲートボールを受け入れてくれるのか大きな不安もあったが、そんな不安は回復者に皆さんの笑顔ですぐに払拭された。


早速、ゲートボールについての説明を行ったが、ずいぶん興味を持っていただき、実際にスティックを使ってボールを打ってみる事になった。回復者の中にはスティックをしっかり握れない人もいたが、周りの人たちの協力を受けながら、レンガを2つ並べて作ったゲートに向かい、皆、一生懸命ボールを打っていた。ボールがゲートを通るたびに大きな歓声が沸き起こり、予想以上に盛り上がった。人々の喜ぶ笑顔に、僕達として手応えを感じることが出来た。


療養所ゲートボールの後は、回復者の中で体に痛みを持っている人々を診察した。病気の後遺症で関節の痛みを訴える人が多かったので、今後、鍼を使ったリハビリ治療に取り組んでみようと考えている。出来ることから少しずつ頑張りたいと思う。




hsf at 15:04│
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