カトマンズ会議2日目。ケナフ蜂蜜の完成写真展

2006年09月20日

会議3日目。『自立』とは?

9月20日(水)

今日はカトマンズ会議の最終日。本当に実り多い3日間だった。宣言書も満場一致で採決され、今後の更なるネットワーク化が期待される。

今回の会議で一番大きなテーマとなったのは『自立』だった。正直、『自立とは何か?』との質問には、思わず言葉に詰まってしまった。僕たちが今、目指しているものも『自立』だ。子ども達の経済的な自立と、その先にある卒業生によるヒマラヤ小学校の自主運営。開校以来、『自立』という言葉を使い続けているが、実際、何がどうなれば『自立』といえるのか、今まで考えたことがなかった。

人それぞれ異なった意見があると思うが、ネパール、特にヒマラヤ小学校を見る限り『自立』とは、『貧困によって生じる様々な問題を、自助努力によって解決できた状態』ではないかと思う。貧困による様々な問題、例えば児童労働、就学、識字、人身売買、また保健・衛生の問題。これらの問題をネパールの人々の自助努力によって乗り越える事が自立であり、実現できるように必要最低限の支援と協力をすることが自立支援活動だと思う。

自助努力によって自立を目指す上で基礎となるのは、やはり『教育』ではないだろうか。まだまだ自分自身の中で正確な答えを出せずにいるが、今後もしっかりとこの問いに向き合っていかなければならないと思う。いろいろと考えさせられる3日間だった。



hsf at 02:46│
カトマンズ会議2日目。ケナフ蜂蜜の完成写真展