カトマンズ会議会議3日目。『自立』とは?

2006年09月19日

カトマンズ会議2日目。ケナフ蜂蜜の完成

9月19日(火)

会議2日目今日は環境・教育・医療などの分野に分かれ、地元NGOの活動の視察が行われた。僕たちはカトマンズを中心に環境活動に取り組んでいるNEPSEMACという団体を訪ねる事になった。NEPSEMACはカトマンズ盆地内の各家庭から出るゴミを集め、そのゴミから肥料作りを行っている団体だ。またパタン市内にある動物園でも動物の糞から肥料を作るなど、とてもユニークで積極的な活動を行っている。メンバーの熱意や努力には感心し頷ける点も非常に多かったのだが、意見交換中に出た釜野先生の質問から、彼らが肥料つくりのためにEM菌を大量に使用している事が分かった。

メンバーの誰一人としてEM菌についての正確な知識を持っておらず、メンバーからは『ネパールを訪れた日本人がEM菌は便利で良いといったから』などと、言い訳のような発言が目立ったのは少し残念だった。EM菌は日本でも一時、流行のように使われていたが、今では以前ほど使われていないように思う。EM菌が悪いというわけではないが、しっかりとした知識を持たず、闇雲に使用する事に問題があると思う。

ネパールでEM菌の使用を推奨した団体(個人)が、きちんとした情報を使用者に提供せず説明責任を果たさなかった事にも大きな非があると思うが、先進国の人間が言った事を鵜呑みにして、EM菌を適切に使用するための勉強を怠ったNEPSEMAC側にも問題があると思う。

幸いにもNEPSEMACのメンバーはEM菌に対する釜野先生のご指摘を非常に前向きに捉え、使用を最小限に止めることや、今後は専門家の意見を聞きながら活動を進めることなどで話は纏まった。どんな団体、個人でも間違いや失敗はある。大事な事は決して自分たちが正しいと思わず、常に改善の余地があると考え、勉強を重ねることだと思う。今回、大勢の人たちに活動を見て貰う事で、NEPSEMACの人達にとっても大きな収穫になった事と思う。他の団体を見ること、そして見て貰う事、このした取り組みが必ずNGO活動の発展に繋がると思う。僕達もぜひスターディツアーやモニタリングを開催して、大勢の方の意見を積極的に取り入れていきたいと思う。

釜野先生NGO団体の視察を終えた後、先日ヒマラヤ小学校に設置した養蜂箱を開け、蜂蜜を収穫することになった。会議のためにネパールをご訪問中の釜野先生に養蜂を見て頂くことや、蜂蜜を試食して頂くことで今後の活動に対するご指導を頂ければと思い、会議を抜け出してヒマラヤ小学校を訪ねた。


蜂朝、モンゴル先生に連絡を入れ、一滴でも多く蜂蜜を収穫するようお願いしていたが、学校に到着すると、正に採れたばかりの蜂蜜が瓶の中に詰められていた。蜂蜜を濾す装置を購入していないため、今回はハンカチで蜂蜜を濾した事などから見た目こそ悪いものの、世界で初めてとなるケナフ蜂蜜が完成した。

サビ念願の蜂蜜の収穫が実現できた事で、養蜂活動の大きな第一歩を踏み出すことが出来たと思う。もしかしたら将来、養蜂家を目指す卒業生も出てくるかもしれない。ケナフを栽培する子、パルプを作る子、紙漉きをする子、畑の傍で養蜂をする子、卒業生が協力して自立の道を歩んでくれれば、これ以上の話はない。そんな夢を描きつつ、ぜひこの活動広げていきたいと思う。

蜜世界初!!ケナフ蜂蜜

hsf at 01:58│
カトマンズ会議会議3日目。『自立』とは?