理想の学校つくりスポンサーシップ制度

2006年09月03日

貧困問題

9月3日(日)

籠と子ども今日は2人の幼い兄妹がヒマラヤ小学校の片隅に座り込み、畑へ草刈に来ていた母親の仕事が終わるのをずっと待っていた。弟と思われる男の子の方は真っ裸で、足は何箇所も蛭に噛まれ血だらけになっていた。お腹が空いたようで途中、何度も泣き出していたが、其の度に姉が傍によって来て健気に弟の世話をしていた。

母親と姉仕事を終えた母親に尋ねてみると、親子はブンガマティ村から2〜3時間ほどの処にある村から来たそうで、毎日、草刈などの日雇い労働のためにブンガマティ村へ通っているという。子ども達の教育について尋ねると、『学校へ送ってもお腹が満たされる訳ではない。』と言い、さらに『仕事についてくれば昼ご飯が出るので、家族3人で分けて食べている。』と話していた。

この村は、所謂カースト制度の中で差別階級に属している人々が暮す村だと云われている。公立学校が数年前に出来たようだが就学人口は極めて少ない。僕自身、これまで数回この村を訪ねたことがあるが、目を覆いたくなるような現状を何度もそこで目にした。

ネパールの教育問題は複雑で、決して一言では語ることが出来ない。どの問題も考えれば考えるほど様々なジレンマに突き当たってしまう。複雑すぎる問題に直面し、時に手を上げたくなることもある。

子どもと景色教育が根付くまでには一体どれくらいの時間が掛かるのだろうか。貧困と教育、強く繋がっている2つの問題を切り離して考えることは不可能だ。ネパールで支援活動に係わる一人として、貧困の影に万石の涙を飲む人々がいる事をしっかり受け止めなければならない。僕達に出来ることは一体、何だろうか、もう一度、問い直したい。






hsf at 23:03│
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