第2回こども環境ケナフ会議 初日会議の後

2006年08月12日

第2回こども環境ケナフ会議 2日目

8月12日(土)

第2回こども環境ケナフ会議2日目

ヒマラヤホテルで日本大使館、産業省、環境・科学技術省、ラリットプール市の代表者が集まり、前日、子供達が『こどもカトマンズ宣言』として纏めたケナフ活用のアイデアの実現性について、さまざまな意見が交わされた。

サイレッシュ700名の子供達を代表してエベレスト学校のサイレッシュ・タパ君がケナフ活用の要望書を読み上げた。子供達の要望は次の通り。


1、 全ての学校でケナフを教材として活用すること
2、 ケナフを栽培し、美しい自然を守ること。
3、 早期にエコ・パルプ工場を建設すること。
4、 ケナフから作られた様々な製品を使用すること。
5、 伝統的なケナフ活用法を守ること。

22校の子供達が纏めた要望書はどれも現実的で、素晴らしい内容だと思う。ケナフが元々、ネパールで栽培されロープなどの原料として伝統的に使われてきたも、子供達がケナフを身近に感じる理由の一つだと思う。常々、この活動を一過性ではなく、社会に根付いたものにしたいと願っているだけに、子供達が一生懸命、自然な形でケナフ活用のアイデアを纏めてくれたことは本当に嬉しいことだ。

パネル会議の方は各関係機関の代表者から様々な建設的な意見が出され、大きな学びの収穫となった。特に環境・科学技術省のプラサイ事務次官からは、環境省として積極的にケナフ活動に協力したいと、前向きな意見を頂くことが出来た。活動をはじめて3年、一歩ずつではあるが着実に前進していることが、何よりも嬉しい。

記念これから地域に根ざした活動を進めながら、ケナフを使った工房、職業訓練所、そして研究所などを、ネパールの人々と協力しながら築いていきたいと思う。将来、女性たちの自立、そして子供達の学びの場として、環境・教育・産業がしっかり連携した活動を目指したいと思う。


今回の会議開催にあたってはNPO日本ケナフ開発機構の皆様、国際ソロプチミスト東京ー新宿クラブの皆様、日本ーネパール国交樹立50周年記念協力会の皆様、日本ガールスカウト連盟の皆様、ネパール愛好会の皆様など、大勢の方々のご協力と御支援をいただきました、この場をお借りしてお礼申し上げます。また子供達へ暖かいご声援を頂きました皆様へ感謝申し上げます。




hsf at 17:18│
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