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2006年07月06日

アシュミタ合格!!

7月6日(木)

今日、SLC(全国統一卒業認定試験)の合格発表が行われ、ヒマラヤ青少年育英会・里親教育基金の奨学生、アシュミタが見事にSLC合格を果たした。(8月30日記事)

ashslcアシュミタは貧しい母子家庭の子で、生まれつき心臓病を抱えている。 ヒマラヤ子ども医療基金の支援を受けながら、3週間に1度の注射と半年に一度の検査を続けている。8年生の時には心臓病の悪化で、留年という辛い経験もしている。


病気のこともあって勉強が何時も遅れ気味のアシュミタだったが、留年を経験した後、周囲が驚くほど勉強を頑張っていた。母親と肩を寄せ合いながら暮らしている薄暗い部屋の中で、一生懸命勉強しているアシュミタを見ては、何とかアシュミタに努力が実って欲しいと何時も願っていた。

留年が決まった時、アシュミタは大粒の涙を流しながら僕に向って『ごめんなさい、ごめんなさい』と連呼していた。病気のこと、支援を受けながら結果を残せなかった事、いろいろな悔しい思いがアシュミタの心の中で込み上げてきたのだろう。適当な言葉が見付からないまま、必死になって慰めたことを鮮明に覚えている。

あれから3年、アシュミタは本当に良くがんばったと思う。早朝、試験結果を知ったアシュミタから『ダイスケサ〜ン、私、受かった〜。ありがとう。本当にありがとう』と喜びの電話を受けたとき、感激で胸が潰れそうになった。

アシュミタのように何事にも挫けず、未来に向って一生懸命頑張る子供達を支援できたこと、本当に幸運に思う。アシュミタにはぜひ、他の奨学生の目標となるよう、自らをしっかり高めて欲しいと思う。今日は本当に嬉しい日となった。アシュミタ、本当におめでとう。


hsf at 02:48│
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