不思議な存在猛省

2006年06月02日

理解を頂くために

6月2日(金)

今日はマチェンドラナート祭りの最終日、『ボト・ジャトラ』という事で、学校は休校となった。雨季を迎える山車祭り『(ラト)マチェンドラナート』が終われば、村々では田植えが始まる。子供たちも田植えの手伝い等で忙しくなる時期だ。

今日は久しぶりの休日だったが結局、山積している雑用に追われた。それでも時々、静かにヒマラヤ小学校の将来について考えることが出来、なかなか充実した一日だった。

これまで大勢の方々の暖かいご協力をいただき、ヒマラヤ小学校の運営面は少しずつだが明るい兆しが見え始めている。まだ楽観視するほどの状況ではないが、学校への理解者や協力者も少しずつ増え、何となく良い方向へ向っているように思える。

ヤッギャ校長や学校運営委員会でも何時も話し合っている事だが、支援は一つに頼りきってしまうのではなく、なるべく分散させておく必要があると思う。それも出来るだけ大勢の方にご参加いただく事で、個人の負担を少しでも減らす方法が最善だと思う。ようやく学校への理解が深まりつつある中、僕達、ネパール側としても皆さんの善意に応えられる様、子供たちのために良い学校づくりを進めていかなければならない。

学校の運営には子供1人あたり約1万円の費用が掛かる。もちろん特別活動を含めると、それ以上の経費が掛かってしまうのだが、まずは学校が何とか継続運営できるだけの力を付けたいと思う。其の上で、もし余剰金が出た場合には、各先生達が『遣ってみたい』という自発的な活動を出来る限り応援したいと思うし、またそうした余剰金を『基金化』して運営に充てるなど、将来を見据えた活動に取り組んで行かなければならない。

今年は本格的なケナフカレンダーの販売を予定している(10月〜11月頃)。学校が自立できるまでには長い月日が掛かると思うが、一歩ずつの積み重ねを大切に大きな目標に向って頑張っていきたい。

新入生まずは今まで以上にヒマラヤ小学校、そして子供たちを知って頂く活動に力を注ぎ、学校への理解を深めて頂けるように頑張りたい。特に30名の新入生について、何らかの形で紹介をしていきたいと考えている。皆で力を合わせれば、きっと良い案が見付かると思う。ぜひ頑張りたい。


hsf at 02:51│
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