社会の変化理解を頂くために

2006年06月01日

不思議な存在

6月1日(木)

子供たち3朝から雑用に追われた。ネパールに戻ってから約1週間、慌しい毎日が続き、荷物の整理も出来ていない状況が続いている。第2回こども環境会議の打ち合わせ、学校運営、其の他にも遣るべき事が山積していて、なかなか落ち着かない状況だ。それでも何とか頑張れるのは、毎日ヒマラヤ小学校や寺子屋、そして里親教育基金の子ども達の一生懸命頑張っている姿に接しているからだと思う。子供たちと接していると不思議と元気が沸いてくる。

雑用を後回しにして、昼過ぎからヒマラヤ小学校を訪ねた。職員室で雑談をしていると子供達がぞろぞろと集まってきて、話しかけてきたり、手を引っ張ったり、花をくれたり、好き放題、僕の周りで思い思いの事を遣り始めた。きっと面白いから集まってくるのだと思うが、子供達にとって僕は不思議な存在なのかもしれない。毎日のように学校に顔出すのに授業をする訳でもなく、写真を撮ったり、授業を覗いたり、たまには先生達と真剣な顔で話をしていたり、子供達にとっては相当不思議な存在として映っているのかもしれない。しかし、こうして子供達の人懐っこい笑顔に囲まれていると、疲れも一気に吹っ飛んでしまう。

花今日は子供達がナデシコや金盞花などの花の種を蒔いたケナフ活動の成果か、『種を蒔くよ』と呼びかけると大勢の子供達が集まってきた。子供たちが植物に興味を持つ事はとても良い事だと思う。先日のジャカランダも含め、これから学校内を花や植物で一杯にしたい。

夕方から里親教育基金の奨学生姉妹の家を訪問した。明日からお姉さんの方の11学年の卒業認定試験が始まる。真剣な表情で明日の試験科目である『英語』のノートに目を通している奨学生を見ると、何とかこの努力が報われて欲しいと願わずにはいられない。皆、頑張って欲しい。

夜、往診を一件済ませた後、帰宅。体調の事を考えて早めに就寝した。



hsf at 02:39│
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