2006年04月11日
大きな成長
4月11日(火)
今日はヒマラヤ小学校で成績発表が行われた。2日遅れの開催となったが、何とか実施できて良かった。子ども達の成績は全体的に上がっている様子。子ども達の夢に向かう努力と熱意意が良い成績に繋がった事は言うまでも無いが、先生達の努力はもちろん、父兄や村の人々の教育に対する理解が少しずつ深まっている事も理由の一つだと思う。兎に角、良い方向に向っている事は嬉しいことだ。
今日はチョラ・チョリの皆さんにも学校を訪問いただき、素晴らしい交流が実現した。何時もながら子ども達を暖かく励ましていただき感謝の気持ちでいっぱいだ。教育に関する様々なアドバイスも大変有難い。ヒマラヤ小学校の先生達もチョラ・チョリの皆さんから本当に良い形で刺激を受けている。
さて、この2年間、どの子ども達もそれぞれ大きな成長を見せてくれた。本当に嬉しい限りだが、特に大きな成長を見せたのは新学期から2年生になるジュンケリ(16)ではないだろうか。ジュンケリには両親がいないため兄夫婦と小さな家で暮らしている。早朝の乳搾り、牛乳販売の行商から草刈、そして牛の放牧まで、休む間もないほど仕事詰めの毎日だ。そんなジュンケリにとって、学校は唯一、自由と楽しさを感じられる場所だという。
昨年、3日間連続で欠席したジュンケリを心配して、先生達とジュンケリの家を訪ねた事があった。欠席の理由は、放牧に出した牛が行方不明になり、3日間ずっと牛を探し周った事だった。今では笑い話だが、そんな生活を強いられているジュンケリに、掛ける言葉がなかった。
入学当初のジュンケリには若さがほとんど見られず、随分やつれた顔をしていたのを覚えている。成績も入学した幼稚園クラスで後ろから2番目だった。仕事のせいで欠席が多かいことや、幼稚園クラスの小さな同級生達と馴染む事が出来ず、もしかすると続かないかもしれないと、誰もがそういう気持ちでジュンケリを見ていたと思う。
ところがジュンケリは本当に変わった。学校に一生懸命通うようになり、限られた時間の中で勉強を一生懸命頑張るようになった。何より表情が明るくなり、最近では自信を持つようにもなった。今日の試験では6番の成績を収めたジュンケリ。成績が上がった理由を本人に尋ねてみると、『学校が楽しいから』との返事が返ってきた。何とも嬉しい答えだ。
担任のモンゴル先生の話では、日本人のゲストの皆さんとの交流がジュンケリを一番勇気付けているという。交流を通して人々とふれあい、未知の世界を知り、更にゲストの方から『頑張ったね』と褒めて頂くことが、ジュンケリの原動力になっているという。ジュンケリがカースト制度の中で差別階級に属している事を考えると、人との交流がジュンケリの力になっている事は頷ける。
本人をはじめ先生達の努力、父兄や周囲の人々の理解、そしてゲストの方々との交流と暖かい励ましが上手く絡み合うことで、子ども達は一歩ずつ成長しているのだと思う。ジュンケリは大きくなったら先生になりたい、という夢を持っている。もしジュンケリが先生となって、ヒマラヤ小学校で同じような境遇の小さな子ども達を教えることになれば、これほど嬉しいことはない。何時かそんな日が実現することを願いつつ、3年目の学校運営を頑張りたい。
今日はビナも良い笑顔を見せてくれました。ビナは新たな気持ちで頑張っています。
今日はヒマラヤ小学校で成績発表が行われた。2日遅れの開催となったが、何とか実施できて良かった。子ども達の成績は全体的に上がっている様子。子ども達の夢に向かう努力と熱意意が良い成績に繋がった事は言うまでも無いが、先生達の努力はもちろん、父兄や村の人々の教育に対する理解が少しずつ深まっている事も理由の一つだと思う。兎に角、良い方向に向っている事は嬉しいことだ。
今日はチョラ・チョリの皆さんにも学校を訪問いただき、素晴らしい交流が実現した。何時もながら子ども達を暖かく励ましていただき感謝の気持ちでいっぱいだ。教育に関する様々なアドバイスも大変有難い。ヒマラヤ小学校の先生達もチョラ・チョリの皆さんから本当に良い形で刺激を受けている。
昨年、3日間連続で欠席したジュンケリを心配して、先生達とジュンケリの家を訪ねた事があった。欠席の理由は、放牧に出した牛が行方不明になり、3日間ずっと牛を探し周った事だった。今では笑い話だが、そんな生活を強いられているジュンケリに、掛ける言葉がなかった。
入学当初のジュンケリには若さがほとんど見られず、随分やつれた顔をしていたのを覚えている。成績も入学した幼稚園クラスで後ろから2番目だった。仕事のせいで欠席が多かいことや、幼稚園クラスの小さな同級生達と馴染む事が出来ず、もしかすると続かないかもしれないと、誰もがそういう気持ちでジュンケリを見ていたと思う。
ところがジュンケリは本当に変わった。学校に一生懸命通うようになり、限られた時間の中で勉強を一生懸命頑張るようになった。何より表情が明るくなり、最近では自信を持つようにもなった。今日の試験では6番の成績を収めたジュンケリ。成績が上がった理由を本人に尋ねてみると、『学校が楽しいから』との返事が返ってきた。何とも嬉しい答えだ。
担任のモンゴル先生の話では、日本人のゲストの皆さんとの交流がジュンケリを一番勇気付けているという。交流を通して人々とふれあい、未知の世界を知り、更にゲストの方から『頑張ったね』と褒めて頂くことが、ジュンケリの原動力になっているという。ジュンケリがカースト制度の中で差別階級に属している事を考えると、人との交流がジュンケリの力になっている事は頷ける。
本人をはじめ先生達の努力、父兄や周囲の人々の理解、そしてゲストの方々との交流と暖かい励ましが上手く絡み合うことで、子ども達は一歩ずつ成長しているのだと思う。ジュンケリは大きくなったら先生になりたい、という夢を持っている。もしジュンケリが先生となって、ヒマラヤ小学校で同じような境遇の小さな子ども達を教えることになれば、これほど嬉しいことはない。何時かそんな日が実現することを願いつつ、3年目の学校運営を頑張りたい。
hsf at 23:58│