寺子屋・学びの熱気試験終了

2006年03月27日

猛省

3月27日(月)

朝、ヒマラヤ小学校で小さな問題が発生したとの報せを受け、急いでヒマラヤ小学校へ向った。何でも、ある先生が試験中の子ども達を勇気付けるため『試験が終わったら遊びに連れて行ってあげる』と言ったところ、子ども達の中で話が一人歩きして、『試験は休み。みんなでピクニックへ行く』となってしまったようだ。しかも『**ルピーのお金が必要』という点まで付け加えられたようだ。心配した大勢の保護者が事情を聞きに学校へ集まったため、その対応に追われた。

その後、全教職員で緊急ミーティングを行った。ヒマラヤ小学校に通う子ども達の親の多くは文盲だ。プリント等を配布できない現状があるため、子ども達を介しての伝達が基本となる。そのため全校児童を前に、きちんしたと内容を伝える事が大事だ。一部の子ども達だけに、一部だけを話すと、今回のような誤解を招いてしまうのは必然だ。

今回、話が一気に膨らみ、ピクニック参加には高額のお金が必要などという話まで出ていた。お金を貰えなかった子どもの中には、ピクニックに参加できないと、学校で泣いている子も大勢いた。お金が係われば、噂話は更に膨らむ恐れがある。ヒマラヤ小学校が村にあることを教職員一人ひとりがもう一度、しっかり認識する事が必要だ。全員で猛省したい。

昼過ぎ、クラーク記念国際高校の大野先生をお迎えに空港へ向った。今回が大野先生にとって6回目のネパール訪問となる。子ども達も大野先生のお越しを楽しみにしているので、どんな交流が実現するか、とても楽しみだ。

その後、お世話になっている奨学生やサダナさん達が集まり、大野先生を囲んで楽しい話で盛り上がった。今回はヒマラヤ小学校が試験中ということもあり、大野先生には試験の様子もご覧頂く予定だ。
子ども達だけでなく先生達にも、大野先生との交流から多くを学んで欲しいと願っている。



hsf at 03:58│
寺子屋・学びの熱気試験終了