ビナ嬉しい一日

2006年03月14日

入学希望

3月14日(火)
今日は春(初夏)を告げるホーリー祭り。気の知れた仲間同士(時には見知らぬ者同士)が水を掛け合ったり、色を塗りあったりして春の訪れを祝うお祭り。今年も祭りへの参加をお断りし、家に篭って帰国中に溜まった雑用を片付けた。外から聞こえてくる笑い声を聞いていると、この国が抱えている現状が嘘のように思えてしまう。

新入生ヒマラヤ小学校では21日から進級試験が始まる。試験の後は新入生の最終選考が行われる予定だが、20人の定員に対し、既に何十人もの入学希望者が集まっている。残念ながらヒマラヤ小学校のような運営の厳しい学校では、とても定員の20人を超える子ども達を入学させる事はできない。子ども達のがっかりした顔を見るのは、毎年、本当に辛い。入学できなかった子ども達は、寺子屋へ入学させるなど一応の対策は立ててあるものの、やはり出来る事ならば学校へ入学させたいという気持ちは強い。(写真は、授業の様子を覗く入学希望者

この2年間、少しずつだが確実にヒマラヤ小学校への理解は増えていると思う。しかし支援自体が思うほど増えていないため、子ども達の夢を実現できるだけの力を未だ持っていないのが実情だ。支援に頼っている現状では仕方のない事だと思うが、僕自身の努力不足は否めない。入学が叶わず肩を落とす子供たちや、必死で孤軍奮闘しているヤッギャ校長の姿を見るにつけ、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。自分自身、もっと屈強な人間にならなければと、反省の毎日だ。

今年はぜひ、ヒマラヤ小学校の報告会を開催し、広くヒマラヤ小学校への理解と支援の輪を広げて行きたいと考えている。ぜひ一人でも多くの方に参加していただき、一緒にヒマラヤ小学校を盛り上げて頂きたいと思う。どうか皆さん、ご協力よろしくお願いします。

この度、子ども達の写真ブログを始めました。ぜひご覧ください


hsf at 02:33│
ビナ嬉しい一日