新学期一時帰国

2006年01月23日

成績発表など

1月23日(月)

成績
朝からヒマラヤ小学校を訪問。今日は成績発表が行われた。どの子ども達にとっても、この成績発表は憂鬱だと思う。特に今回の試験は何時も以上に難しかったようなので、どの子ども達も心配げな表情で登校してきた。



先生達が名前を呼び上げ、いよいよ成績発表が始まった。成績が上がり大喜びする子、成績が下がり悔しがる子、成績発表では子ども達の様々な表情が見られて楽しい。

写真を撮っていると、1年生のナビン君(8)が体にしがみ付いてきて、『僕、駄目かもしれない』と、不安げな表情で助けを求めてきた。『大丈夫、大丈夫』と言い聞かせ、母親の変わりにナビン君の手を引いて、成績表を受け取りに行った。子どもの頃、勉強が大嫌いだった僕には、子ども達の不安な気持ちがよく分かる。通信簿を受け取るときの緊張、先生に何を言われるのかと、受け取る前は何時も心臓が爆発しそうだったことを覚えている。

さてナビン君、何と心配とは裏腹に見事、合格していた。合格したことが分かると、得意げな表情で母親や友達に成績表を見せていた。それにしても、今回も無事に成績発表が終わってよかった。先生達も一安心。

栄養その後、栄養摂取プログラムを行った。栄養摂取プログラムも支援者の方の理解により、継続的に実施されることとなった。本当にありがたい。まだ詳しい結果は出ていないが、継続することが兎に角、大事だと思う。1月4日に紙漉き教室を行った私立学校では、鼻水を垂らしている子が1人もいない事に驚いた。理由はいろいろあると思うが、栄養のバランスの問題も一因であることは間違いない。何とか果物と卵だけでなく、週に一度でも良いので『昼食』を出せないかなぁと考えている。それだけでも、きっと大きな変化が出ると思う。ただ現時点では資金の問題で実施は難しい。今は焦らず、出来る事を継続的に頑張りたい。

2時半からクリニックで仕事。今日は患者さんが少なく、一人ひとりの患者さんをゆっくり診る事が出来た。クリニックの活動も疎かには出来ない。こちらも、もう一度、原点に立ち返り頑張りたい。





hsf at 23:58│
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