短くなった蝋燭寺子屋での『お楽しみ会』

2006年01月18日

ジェニシャとジーナ

1月18日(水)

ジェニシャ家族夕方から奨学生のジェニシャとジーナを訪ねた。2人の姉妹は数年前から、『私達も何かしたい』と、近所に暮らす学校へ行っていない子ども達を集め、時の読み書きを教えている。その事は貧困の村々で寺子屋を開設する大きな切欠になった。

ジェニシャとジーナの父親は15年前、まだジェニシャ達が幼い頃、警察の発砲で亡くなっている。文盲の母親には塞ぎ込むほどの出来事だったに違いない。母親は胡麻油や地酒のロキシーを作りながら2人の娘を養っているが、無理を重ねたせいか最近、病気を患うことが多い。


ジーナ手伝い今日、家を訪ねた時、ジーナは皿洗いを、ジェニシャは洗濯をして、母親の家事を健気に手伝っていた。母親は何時も口癖のように『2人の娘が良い子だから、私は嬉しい』と話しているが、本当にその通りだと思う。

我がままを一切言わず、母親を一生懸命手伝うジェニシャ姉妹。時々、母親の体調を心配して涙を流すこともあるが、何時も屈託のない爽やかな笑顔を浮かべながら、頑張っている。子ども達への識字教室も、もう4年になる。ぜひ近い将来、今までの努力を表彰したいと考えている。




hsf at 19:01│
短くなった蝋燭寺子屋での『お楽しみ会』