ギョー・チャク深川市国際交流協会カレンダー

2006年01月15日

ケナフ活動

1月15日(日)

早朝、ヤッギャ校長、サダナと今後のケナフ活動についてミーティング。殺到している問い合わせや『種を蒔きたい、ケナフを育てたい』という子ども達の声に今後、どう対応すればよいか、時間を掛けて話し合った。

子ども達の願いには、できる限り応えていきたいと思っている。ただ子ども達の学校が遠いことなどもあり、なかなか実現できていないのが現実だ。ヤッギャ校長と僕のバイク2台では、スタッフ2人を乗せることが限界で、そう上、紙漉きの機材を運ぶのはとても無理だ。やはり今後の活動のためにも、機材と人を運べる車両の整備が必要不可欠になってくる。またスタッフの育成も急務だ。現在、サダナとヤッギャ校長が行っているオリエンテーションをきちんと代行できる『ケナフを知る』人材が必要になっている。その他、学生のネットワーク化など検討課題は多いが、兎に角、一歩ずつ頑張るしかない。

ケナフ活動をしていると、時に『マーケットはあるか?』『日本で売れるか?』など、心に巣くうよこしまな考えを持った人にも出会う。利益優先ではこの活動は必ず失敗すると見ている。ただ利益を追いかけるだけなら、ケナフでなくてもネパール国内で取れる『こうぞ』や『みつまた』から紙を作ればいいわけで、ケナフが持つ様々な利点を上手く活用しながら、地域に根ざした活動を進めることに意味があると考えている。種蒔きから観察、紙漉きを通して子ども達の情操を養い、自然と共存することの大切さを皆で学びながら活動を進めていくことで、本当に意味のある活動へと発展するのだと思う。ケナフが一時的な人気で終わらないためにも、しっかりとした活動を進めていきたい。



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