試験の準備期末試験

2005年12月03日

家庭訪問

12月3日(土)

朝、里親教育基金の奨学生宅を訪ねた。ネパールに戻ってから雑用に追われているため、これまで奨学生の家を訪ねる時間が十分取れていない。今日は休みを利用して、出来るだけ多くの奨学生を訪ねることにした。奨学生の増加に伴い、全ての奨学生宅を訪ねることが難しくなっている。家庭を訪ねて分かることも多く、家庭訪問は欠かせない活動の一つだ。

どの家庭も貧しい。母子家庭、しかも殆どの母親が教育を受けていない現状。貧困から抜け出すことは本当に容易な事ではない。奨学生の母親の多くは、子供達には将来、自分と同じような苦しみは味わって欲しくない。子どもには、きちんと教育を受けて欲しいと話す。もちろん中には、教育よりも生きていく事の方が大事だ、教育なんて必要ないという親もいる。貧困の現状ではこれも仕方ないことだと思う。ただ、そういった親に対しては、粘り強く教育の大切さを伝えることが大事だと思う。子供たちの多くは、途中で学校を辞めなければいけないかもしれない、という不安の中で学校へ通っている。貧困が原因で学校を去っていく子供は多い。

家事を中断し、嬉しそうに学校のこと、友達のこと、ダサイン祭りのことなどを夢中で話す子供達。この子供達が安心して学べる環境つくりには、一体何が必要なのだろうか。


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