ネパールでの仕事降りかかる問題

2005年07月29日

け〜がるね〜

7月29日(金)

朝からヒマラヤ小学校を訪ねた。2階校舎の建設もようやく大詰めを向かえ、急ピッチで工事が進んでいる。何とか来月中には竣工できそうで、まずは一安心。工事契約書にサインした担当者から『セメント・チャイナ、(セメントがない)パニ・チャイナ(水がない)、バッティ・チャイナ(電気がない)、サマン・チャイナ(道具がない)、ケーガルネ(どうすればいいの?)』と毎日のように聞かされ、うんざりすることもあったが、今となっては『ネパールらしい』と少し思えるようになった。竣工の日まで気を抜かず頑張りたい。

ネパールの人々は穏やかで、とても人懐っこい性格だ。何事も慌てない、のんびりしたところが最大の長所なのだが、長所は短所でもある。ほとんどの場合、仕事が時間通り、また計画通りに進むことはない。責任の所在など何時も不明で、何があっても上記と同じように『ケ~ガルネ〜』で終わってしまう。一々、苛立っていても仕方ないと分っていながら、苛立ってしまう外国人多いのではないだろうか。『結果オーライ』の文化・習慣に慣れる事が、ネパールで暮す秘訣なのかもしれない。

kdnその後、パタン市内でサダナ、ヤッギャ校長と合流し、ケナフの打ち合わせを行った。まだまだ決まらないことも多くあるが、一つずつ着実に進んでいる。途中で里親奨学基金の奨学生もミーティングに参加し、それぞれの意見を述べた。若い人達の意見をどんどん取り入れていくことが、会議の成功に繋がると思う。今日は良い時間を過ごすことが出来た。




hsf at 03:47│
ネパールでの仕事降りかかる問題