鼻かぜサシナの涙

2005年06月16日

進路

6月16日(木)

朝、SLCの合格者を集め、今後の進路について話し合った。みんな『鉄の門』とよばれる難関試験を突破できて安心した表情だった。特に1stDIVISIONで合格した奨学生は、『がんばったね』と声を掛ける度に、自然と涙が頬を流れ落ちた。奨学生によると試験に合格できた事よりも、SLCを受けるまで学校へ通えたことが本当に嬉しいらしい。そんな話を聞くとヒマラヤ青少年育英会として子ども達の就学を支援できて、本当に良かったなぁとつくづく思う。奨学生がそれぞれ蛍雪の功を積んだ甲斐があって、SLC合格という夢が達成し人生の第一歩踏み出すことが出来たことは素晴らしいことだ。もちろん全ては支援者の方の暖かいご理解とご協力そして励ましがあってのこと。

奨学生にそれぞれ進路について尋ねると、どの子も進学を希望していた。ヒマラヤ青少年育英会では原則としてSLCまでの教育支援としている。しかし現状としてはSLCを終えただけでは、今後、様々な困難が予想される。2年前から試験的にSLCを終えた数名の学生へ教育支援を行っているが、10年生までと違い、費用が一人当たり数倍高くなってしまう。こうなるとSLC以降、全員の支援をすることは難しいのが現状だ。何か良い案はないか、急いで検討しなければならない。

夕方から往診を3件。まだ体調は本調子ではないが、何とか往診をこなすことは出来る。先生によるとアレルギー性の疾患のようだが、夕方になると一時的に熱が出るため、感染症ではないかと少し心配になる。3年ほど前に2ヶ月あまりの辛い入院経験したので、気をつけたい。




hsf at 23:51│
鼻かぜサシナの涙