マチェンドラナート伝説ストリートチルドレン

2005年05月22日

クラス写真

5月22日 日曜日

朝からヒマラヤ小学校へ行きクラス写真の撮影を行った。天候も良く絶好の撮影日和だったが、幼稚園クラスを中心にあっちを向いたりこっちを向いたりと落ち着かず、顔をカメラの方へ向けさせる事に終始苦労した。合計100枚近くの全校写真を撮ったものの、全員がカメラの方(正面)を向いている写真は結局一枚も無かった。

その後、一旦カトマンズへ行き雑用を済ませた後、家で資料の整理に追われた。積み上げられた資料を一枚ずつ確認していく作業は、なんとも苦手な作業だ。ようやく半分を終えた頃には4時半を過ぎていた。今日は午後5時からヤッギャ校長と共に新しく里親教育基金で支援する子供の家の訪問と、2階校舎建設の報告を受ける予定だったので、急いでブンガマティ村へ行った。

新しく支援が決まった子は13歳のアヌーという女の子だった。4人姉妹の次女で大人しい性格の子だった。支援がなければ、今年、小学校を中退することになっていたという。そんな話を聞いて、ささやかながらも就学支援ができて本当に良かったと思った。

2階校舎建設の報告を受けた後、ヤッギャ校長から資料を渡された。資料は幼稚園クラスの担任マナさんとヤムナさんのために作成された教育ガイドラインだった。ヤッギャ校長はマナさんから良く相談を受けるらしい。まだ教員経験1ヶ月余りのマナさんには分からない事だらけだろう。今回、なんとかマナさんが持っている能力を十分に発揮して欲しいと、ヤッギャ校長が何日も掛けてガイドラインを纏めたそうだ。

開校1年のヒマラヤ小学校が予想以上に大きな成果を挙げられたのも、ヤッギャ校長の尽力によるものが大きい。ヤッギャ校長は先生達がお互いに何でも相談でき、また何事にも挑戦できる風通しの良い職場を作りあげた。また何時も若い先生を励まし、正しい方向へと導いてきた。マナさんも今回のガイドラインで仕事がとても遣りやすくなると思う。それ以上にヤッギャ校長のような理解ある上司がいることで、安心して自分の授業に集中することが出来ると思う。

今日は部下のために素晴らしいガイドラインを作成したヤッギャ先生の熱意に改めて感心した。

ヒマラヤ小学校通信を更新しました。どうぞご覧ください。

hsf at 03:24│
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