2024年10月
2024年10月27日
京都の朗読会
昨日、京都で開催された朗読サロン「ひびき」の15周年記念祭に参加しました。『「わかり合えない」からはじめる国際協力』を朗読して頂くということで、ダサイン祭り中の子どものように心が躍りました。
朗読会には過去に一度だけ参加したことがありましたが、そのときはリレー朗読という形でひとつの作品を異なる読み手が順に読んでいくというものでした。今回の朗読会は15人の朗読者がそれぞれ異なる作品を約10分の持ち時間で読んでいくものでした。
作品を10分にまとめる労力はもとより、舞台での演出、間の取り方や余韻の残し方、声の高揚など、皆さんそれぞれに工夫を凝らしていて、すっかり朗読の世界に魅了されました。水を打ったように静まり返った会場で朗読するというのは、想像以上に大変なことだと思います。皆さんの肝の座り具合にも感心するばかりでした。
さて、楽しみにしていた拙著の朗読ですが、まるで夢の中いるよう時間でした。特にアニタのくだりは胸に迫るものがありました。前の席に座っていた女性が何度も頷きながら聞いていました。子どもたちのひたむきな努力に共感していただいたことは、とても嬉しいことです。
こんな機会に恵まれるなんて、自分はなんて幸せ者でしょう。これも子どもたちが繋いでくれたご縁。子どもたち、そして朗読サロンひびきの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。。
朗読してくださったY様、本当にありがとうございました‼
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この度、株式会社旬報社より、子どもたちの新しい本、「わかり合えない」からはじめる国際協力を上梓しました。ぜひ、ご一読ください。
2023年12月25日より全国主要書店ならびにアマゾン、楽天などECサイトでお買い求めいただけます。こちらからご購入いただくとアフィリエイトの売上が学校へ寄付されます。ご協力、お願いいたします。
ヒマラヤに学校をつくる カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦
株式会社旬報社より拙著ヒマラヤに学校をつくる 〜カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦を上梓しました。
子どもたちが精いっぱい駆け抜けた20年の軌跡をぜひお楽しみください。全国主要書店およびネットにて発売中です。
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2024年10月26日
立て板に水
昨日、支援者の呼びかけで集まってくれた人たちを前に、ネパールや学校、子どもたちについて話をしました。皆さんが熱心に耳を傾けてくれたおかげで、奇跡的に淀みなく話すことが出来ました。立て板に水とまではいきませんが、それだけ聞き上手な皆さんに乗せて貰ったということです。本当にありがたいことです。
いつもこんな感じで話せたらいいのですが、そうならないのが現実です。講演は一期一会。来週の講演は果たしてどうなるか……。毎回、自分が試されている気持ちです。
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2024年10月25日
支えてくれる人の顔
目下、某団体の協力の下、とあるプロジェクトの話が進行中です。異国でのプロジェクトということもあって詰めることも多く、一難去ってまた一難という感じです。自分自身の信頼を含めた実力のなさを痛感する毎日です。
それでもプロジェクトのために一生懸命、汗を流してくれる人たちがいます。皆さんの想いに触れる度に、絶対成功させたい、という気持ちがみなぎります。
支えてくれる人の顔が見えるということがどれだけ大切か、改めて実感します。
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2024年10月24日
最終段階
先日受け取った書類や手紙の翻訳作業、送付がようやく最終段階に入りました。足りないものもありましたが、珍しく書類がきちんと整理されていて、本当に助かりました。聞けばヤッギャ校長が手伝ってくれたそうです。納得です。
子どもたちの手紙も翻訳が終わりました。ところどころ分からない単語がありましたので、久しぶりに辞書を取り出してみたりして、終わってみれば充実した時間でした。
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2024年10月23日
こんなときがあったから
今年は体調も気分も浮き沈みの激しい年です。万丈の気を吐いたかと思うと、針で突いた風船のようにしぼんだり……。自分が試されているのだと思いながらも、逃げているだけの自分がいます。
いつかこんな時があったから。そう言える自分を手に入れたいのですが、その日は来るのでしょうか……。
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2024年10月22日
苦い思い出
先日、学校訪問経験がある人たちと話をしていたとき、ある卒業生(女子)が話題に上がりました。聡明で、人望があり、働き者で、踊りも歌も上手い。まさに十全十美という言葉がピッタリの児童でした。
2009年、学校創立5周年の際にヒマラヤ小学校の歌姫ことラクシミが日本を訪問し、支援者の皆さんと素晴らしい交流の時間を持つことが出来ました。そんなこともあり、5年後の創立10周年のときにも児童をひとり日本に呼ぼうとう話が出るようになりました。そのとき自然と白羽の矢が立ったのが、その女子児童でした。
その後もたくさんの知識や経験を積み上げながら、どんどん成長していく彼女をみるにつけ、創立10周年が待ち遠しい思いでいっぱいになりました。
しかし、残念なことにちょうど創立10周年を迎える頃、学校内がぐちゃぐちゃになってしまいました。2012年にヤッギャ校長が退任したことで、タガが外れてしまったのです。校内で丁々発止やり合っていましたので、児童の日本訪問の話がまとまるはずもなく、結局、立ち消えとなってしまいました。
もし、あのとき来日していたら……。自分たちのせいで子どものチャンスを奪ってしまった。そんな自責の念を覚えます。今は結婚してカトマンズ北部の町で幸せに暮らしていると話に聞きました。それがせめてもの救いです。
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2024年10月21日
関わり方
学校とどのように関わるべきか、本当に難しい課題です。一顧だにしない訳にはいかず、かと言って関わり過ぎては自立が停滞してしまい……。寄り添いつつ、適度な距離を保つ、そんな高度な技は可能なのでしょうか。
とはいえ、現地の人たちの中で自分たちやろうという声は着実に上がっています。そう思うと、あまり意識せず自然流れに任せるというのが一番なのかもしれません。
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2024年10月20日
現場主義の功
こういうニュースを目にすると、気持ちがスカッと晴れます。
完成していないからとか、前例がないからではなく、その場で最善ぼ決断する‼これぞ現場主義の功ではないでしょうか。素晴らしい‼
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2024年10月19日
卒業生が
学校の環境改善に向けたあるプロジェクトが進行中です。まだ予算が獲得できていませんので未定ですが、もし全てが順調にいけば、なんと卒業生がプロジェクトに大きく関わることになりそうです。
居ても立ってもいられない気分ですが、まずプロジェクトがボツにならないように、慎重に事を進めていかなくては‼
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2024年10月18日
祭りの後に
ダサインの長期休暇が明けると、果たして全員が帰省先から戻ってくるのか、という不安が胸をよぎります。詮無いことですが。
特に窮状を抱えている家庭などダサインを機に首都圏で生活に終止符を打ち、村で暮らすことを望むケースもよくあります。これだけ物価が上昇したら、そうなるのも無理はありません。村に戻ってから教育を受け続けることができるという保証もありません。
毎年、祭りの後には自分たちの無力さを突きつけられる思いです。
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2024年10月17日
お別れ
しばらくご無沙汰していた支援者が今年4月に亡くなっていたことを知り、ショックを受けました。コロナが終わったら、と何度も再会の約束をしながら結局、叶わぬままお別れとなってしまいました。
子どもたちを支えて頂いただけでなく、自分自身が苦しいとき親身になって励ましてくれた人です。特に活動を始めたばかりの頃、実績が全くない中でも信じてもらえたことが、どれだけ大きな励みとなったか言葉に尽くすことは出来ません。
今は静かに故人の御冥福を祈るばかりです。
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2024年10月16日
ダサイン最終日
今年のダサインも今日のゴジャクラト・プルニマが最終日です。余談ですがダサインは必ず満月で終わります。
子どもたちはそれぞれどんなダサインを過ごしたのでしょうか。ダサイン明けの学校では、祭りの興奮そのままにダサインについて語る子どもたちの姿があります。
新しい服を買ってもらった、親戚と一緒ご馳走を食べた、寺院へお参りした、踊りを踊り、凧揚げや竹のブランコで遊んだ……。喜びに満ちた子どもたちの表情を想像するだけで、自然と心が和みます。
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2024年10月15日
与える側
先日、打ち合わで都内の小学校を訪ねました。打ち合わせを終えて校門で先生に挨拶をしていると、下校途中の3年生くらいの女の子が突然、先生に向かって「今日は収穫なし」と言って、悔しそうな表情を浮かべて手でバツ印を作りました。
なんのことかと思ったら、その女の子は毎日のように虫を捕まえては先生にプレゼントしているのだそうです。その日はたまたま収穫がなかったので、悔しい表情を浮かべていたのです。
子どもたちは受けることと同時に、「与える側」になることで成長しているのだと改めて思いました。支援活動もまた然りだと思います。
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2024年10月14日
スモモ
夏前に子どもたちが果樹園のスモモを収穫したと写真が送られてきました。
思えば十数年前、果樹園で初めてスモモを収穫をしたとき、みんなで大喜びしたことや子どもたちが「全部獲ったら鳥が困るから残してあげよう」と言ったこと、ほとんどの実を下級生に配ったことを思い出します。
子どもたちの健気な優しさは、今思い出しても胸が熱くなります。今年もきっと同じようなセリフが聞こえたのではないでしょうか。
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2024年10月13日
驚きの値段
既報のとおり携帯電話が壊れてしまいました。電池の劣化と思い交換してみたのですが上手く起動せず。おそらく基盤の劣化が問題ではないかと思います。
ネパールにいた頃なら自力でなんとかするのですが、時間のことも考え中古品を購入することにしました。
調べてみると3Gのガラケーが2000円という驚きの値段。3Gサービスも末期ですから需要がないということなのでしょうか。
そんなわけで電話が復活しました。ただ起動しない電話に登録していた連絡先をどう復活させるか、思案に暮れています。
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2024年10月12日
スバカマナ
今日はダサイン10日目、ヴィジャヤダサミ(勝利の10日)です。ダサインは今日、最高潮を迎えます。
きっと町のあちこちで、額をティカで真っ赤に染めた人々の「スバカマナ (おめでとう)」という嬉しそうな声が響いていることと思います。
どうかネパールの人々にとって、穏やで幸せな日々が続きますように。
おしらせ
携帯電話故障のため、しばらく電話が通じません。恐れ入りますがご連絡はメールでお願いします。電話は土曜日頃、復旧予定です。
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2024年10月11日
可愛らしいドゥルガー
先日、届いた子どもたちの手紙の翻訳作業を進めています。話題はダサインのことばかり。子どもたちの興奮がひしひしと伝わってきます。
手紙の中にこんな素敵な絵が描かれていました。シヴァ神のお妃、ドゥルガーです。ちなみにダサイン大祭9日目(今年は今日、11日)のマハノウミではヤギや水牛を生贄にしてドゥルガーに捧げる日です。
ドゥルガーといえば血を好む恐ろしいイメージがありますが、子どもたちが描くとなんとも可愛らしいドゥルガーに変身。
絵を見ているだけですっかり心が洗濯されました。
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2024年10月10日
変化のとき
体調不良が重なったこともあり、否応なしに体力低下を痛感します。
なんでも歳のせいにしてしまうのは嫌ですが、歳を自覚することも大切なことだと思います。その時々で自分が果たすべき役割も役目も変化して当然ですから。
きっと今は変化のとき。身体も役目も変化をもとめているのだと思い、ひとり気を吐いてみました。どうなることやら……。
おしらせ
携帯電話故障のため、しばらく電話が通じません。恐れ入りますがご連絡はメールでお願いします。電話は土曜日頃、復旧予定です。
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ヒマラヤ小学校ではヒマラヤ小学校基金を設け、学校運営へのご支援をお願いしています。HPのフォームからお申込みください。子ども達が安心して学べるよう、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。くわしくはヒマラヤ青少年育英会ホームページをご覧ください。
■「わかり合えない」からはじめる国際協力を上梓しました。
この度、株式会社旬報社より、子どもたちの新しい本、「わかり合えない」からはじめる国際協力を上梓しました。ぜひ、ご一読ください。
2023年12月25日より全国主要書店ならびにアマゾン、楽天などECサイトでお買い求めいただけます。こちらからご購入いただくとアフィリエイトの売上が学校へ寄付されます。ご協力、お願いいたします。
ヒマラヤに学校をつくる カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦
株式会社旬報社より拙著ヒマラヤに学校をつくる 〜カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦を上梓しました。
子どもたちが精いっぱい駆け抜けた20年の軌跡をぜひお楽しみください。全国主要書店およびネットにて発売中です。
■朝日新聞webメディアSDGs Actionで「児童労働」について書いています。ぜひご覧ください。
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2024年10月07日
優先順位
お願いするだけ野暮なことだとは分かっていましたが、プロジェクトの関係者から急ぎの依頼を受けたので、ネパールの知人にお願いの電話を掛けてみました。
案の定、「ダサインポチ」(ダサインが終わったらね)との答え。別の友人、知人にも電話を掛けましたが結局、ダサインポチ、ダサインポチの堂々巡りで終わりました。そりゃそうだ、と妙に納得してみたり……。優先順位第一位はダサインです。
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2024年10月06日
忘れてはいけない
祝福ムードいっぱいのダサインですが、陰でこういう子どもたちがいることを忘れてはいけないと、改めて思います。
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