複雑なネパール事情雄大な自然

2005年04月26日

心の交流

朝、数名の治療を済ませた後、ヒマラヤ小学校へ直行した。学校に着くと、丁度休み時間中だった子供たちが駆け寄って来て、『鞄を持ってあげる』やら『ヘルメットを持ってあげる』などと言われ、あっという間に手ぶらの状態になり、職員室まで引っ張られた。ヒマラヤ小学校の子供たちの良いところは、この人懐っこさだと思う。

その後、各クラスの写真を撮影した。子供たちの数が増えたため賑やかになった分、写真に収めるのが難しくなった。来年は一体どうなるのだろうか。

その後、チョラ・チョリの皆さんがヒマラヤ小学校を訪問された。丁度、昼休みになったばかりの時だったが、『うぁ〜』という騒ぎ声と共に、子供たちが一気に下まで掛け降りて、チョラ・チョリの皆さんを出迎えた。子供たちは日本のゲストの皆さんとの交流が大好きだ。

その後、チョラ・チョリの皆さんに『算数ゲーム 』に教えていただいた。初めてのゲームに子供たちは瞳を輝かせながら楽しんでいた。算数ゲームは『1+2は? 』との質問に、子供たちが答えの数でグループを作るというゲームだ。数に慣れることはもちろん、新入生との交流にも大いに役立った。

ヤッギャ校長から『像のシッポと人間のシッポ、合わせて幾つ?』との質問に、2人でグループを作っている子供たちがいたりと、終始、笑いの耐えない楽しい時間となった。

ヒマラヤ小学校では、民族、年齢など、全てが異なる子供たちが学んでいる。特にダリットと呼ばれる不可蝕民族に属している子供たちも多い中で、いかに子供たちが学校という一つの環境の中で混一できるかが、大きな課題だと思う。そのためにもゲームなどを通して楽しい時間を過ごし心の交流を深めるながら、お互いに何かを共有することがとても大事だと思う。

今日は新しく教師になったムヌさんもピアニカの指導を受け、一生懸命練習を繰り返していた。今年はぜひ、ご寄贈いただいたピアニカを使って、小さな楽隊を結成したいと思う。その他にも、チョラ・チョリの皆さんから教育指導の面でも貴重なご意見を頂き、先生たちの大きな学びの収穫となった。

こうしてチョラ・チョリの皆さんの豊かな経験と知識をご指導いただくことは、何よりも有難く心強い。小さなアイデア一つで、教育の幅がどんどん広がることを実感した。これから先生たちが、チョラ・チョリの皆さんから学んだ技術や知識をどう活かしていくのか、とても楽しみだ。

先日、入学を果たした障害を持つサシナだが、『友達が3人出来た』と嬉しそうに話していた。サシナはじめ子供たちの喜んでいる姿を見ると、学校を開校できて本当によかったなぁと思う。子供たちの笑顔一つで、今までの小さな苦労などすっかり忘れてしまう。チョラ・チョリの皆さんの『子供たちの笑顔がご褒美』という言葉を、ふと思い出した。













hsf at 23:34│

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1. 子供って・・・  [ 毎日が学び ]   2005年04月27日 19:29
トラバしました。よろしくお願いします。
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