2015年01月

2015年01月31日

「信じて良かった」

1月31日

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昨年、放映された「ネパールに咲く小さな花」にヒマラヤ小学校第一期生のラクシミが登場し、ラクシミを知る人達から喜びの声が聞こえて来ました。

ラクシミは卒業後、遠縁にあたるビラージュさんと結婚。その後、長男のビベック君が生まれ、現在はビラージュさんの両親と共に慎ましくも幸せな生活を送っています。これまでもラクシミを知る人達にはラクシミの元気な様子を伝えていたつもりですが、やはり映像でその姿を見るとより安心したようです。

夢のように駆け抜けたあの5年間。ラクシミの存在がどれだけ僕たちに希望を与えてくれたか計り知れません。番組では「信じて良かった」という叙述が入っていましたが、お互いに信じ合えたからこそ、学校もラクシミも今があるのだと思います。本当に信じて良かった。


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2015年01月30日

誇りをもって

1月30日

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ヒマラヤ小学校が初めての卒業生を送り出してからもう直ぐ6年が過ぎようとしています。昨年、第一期卒業生がSLC試験(10学年終了後に受ける全国統一卒業認定試験)に合格した事や、職業訓練を経て着実に自立の道を歩んでいる卒業生の事をブログで紹介しました。SLC試験に合格した卒業生達は、これからは早朝の学校で学びながら様々な職に就き、社会に出る事になります。

自分の生活を自分で支えられるようになる事が、自主独立の自由と誇りを実感できる第一歩と考えています。特に「誇り」は人間の存在にとってとても重要で、その誇りを得るためにも自分で稼ぐ事が大切です。ただただ支援を受けて生きる事は誇りを失ってしまう事につながりかねません。

これから彼らはどんな風に誇り高き逞しい青年となり、自立の道を歩んでいくのか・・・・。その姿をしっかり見て行きたいと思っています。

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2015年01月29日

勇気がみなぎる

1月29日

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長年、僕の医療活動と生活を応援してくださっている方が、お会いする度に「身体に気を付けて、後悔のない人生を送りなさい」と温かいお声を掛けてくださいます。僕の様に毎日、失敗ばかりしてる人間にとっては、何よりの励ましの言葉で、そのひと言を聞く度に「よし!」と気持ちが高まります。

過去の活動を振り返るとき、あの時こうすれば良かった・・・と後悔の念を持っている事もありますが、そうした過去の出来事をいろいろな形で意味づけ、納得したり忘れたりしていると、なんとなく「あの失敗があったから」という前向きな気持ちになり、未来に対して必要以上に不安になる事はない、と思えるようになります。

「後悔しない人生」というのは、もしかすると変えられない過去を全て引き受け、前向きに生きなさい、という意味なのかもしれません。そう思うと、不思議と勇気がみなぎってきます。


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2015年01月28日

新しい事にチャレンジ

1月28日

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過去最長となった日本滞在の間、新旧大勢の人と会い、たっぷりお話できた事は大きな刺激となりました。いつもの悪い癖で、面白そうな話にたくさん飛びついてしまい、懲りないなぁと相変わらずの粗忽ぶりを反省したりもしましたが、やはり新しい事にチャレンジする時は自然と心も浮き立ち、喜びが溢れて来ます。

来月からいくつか新しいチャレンジが始まります。小さな不安は絶えませんが、やるからには必ず成し遂げたい、そんな気概と覚悟をしっかり持って挑むつもりです。もちろん、やるべきことをきっちんとやっての事ですし、活動を応援して貰っている関西の支援者からいつか掛けて貰った切言、「屏風と商売は広げすぎると倒れまっせ」も忘れないようにしなくては。



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2015年01月27日

カースト制度

1月27日

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ネパールにもカースト制度がある、という話をすると驚く人が結構多い。カースト制度=インドというイメージが強いためだろう。元々、インドから入って来たものだから似ているといえば似ているのだが、実際にはより複雑で、わたしたち部外者には容易に理解しがたいものだ。だから説明を求められても、上手く伝えられた試しがない。

日本の学校で習うカースト制度といえば、4つに分けた「ヴァルナ」。ヴァルナ制度はインドに侵入したアーリア人が先住民を征服していく上で、支配者と被支配者を肌の色で区別した事から始まったされている。数の上で劣勢な征服者側が多数派の先住民を統治するために作られた支配制度・・・・・と書いた時点で既に頭の中が混乱してしまった・・・・・。いつか勇気をもって纏めて見たい。永遠に勇気は湧かないかもしれないけれど・・・・・。


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2015年01月26日

言葉は使い方が難しい

1月26日

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学校運営における自分の役割は、「支援者」と「学校関係者、子ども達」を繋ぐ「橋」だと考えています。その役目はお互いの気持ちを「言葉」で伝える事によって、心が通い合えるようにすることです。

初めの頃は「言葉」で伝える事をとても簡単に考えていましたが、年月を重ねる度にその難しさを痛感するようになりました。一体、どの言葉が真に伝わる言葉なのか、互いの気持ちや考えをしっかり汲み取りながら、慎重の上に慎重を重ねて、誠実に言葉を紡ぎださなければ、伝わるものも伝わりませんし、思わぬ誤解やボタンの掛け違いを招いてしまいます。

幸いなことに、これまでボタンの掛け違いは数える程しか起こっていませんが、それらの数件のかけ違いが起こったのは、やはり十分、お互いの気持ちやその背景が伝わっていなかった事・・・・つまり言葉が足りなかった事に起因しています。言葉というのは本当に使い方が難しいものです。しっかり磨かなくては!

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2015年01月25日

もうひとつ

1月25日

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開校10周年の関連イベントは全て終了したと思い込んでいましたが、もうひとつ大事なイベントが残っていました!東京・銀座ロータアクトクラブの皆さんによる読書感想絵画コンテストです。既に銀座ロータアクトクラブの皆さんのOB・OG会などで人気投票による審査が行われたようで、2月下旬には学校で結果発表と表彰式が開催される予定です。

もしかしたら驚くような結果が起こるかもしれません。さて、結果はいかに!!



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2015年01月24日

永遠思考

1月24日

2、聖者サドゥ

開校10周年記念イベントを無事終えた旨をブログに書いたり、お世話になった人達にお礼の気持ちを伝えたりすると、「ところで、ネパールでは開校10周年のイベントはやらないの?」という質問を何度か受けました。答えは・・・・「一切ありません」。

別に現地の関係者にとって10周年が嬉しくないという意味ではなく、ヒンドゥ教の永遠思考――時間のもとにある諸現象は幻影にすぎずない――から、「10年を祝おう」という発想に結びつかないのです。そもそもヒンドゥ教は「初めも終わりもなく、地球が存在する以前から、未来永劫、消滅を繰り返すどの世界も貫いて存在する」もの(「ヒンデゥ教」森本達雄著)ですから、日本のように「十年一節」のような考えはありません。

運営委員会などで関係者と話し合っている時も、「6〜7年前に開校した時は・・」とか「開校して5〜6年になるが・・・」など、誰も開校10周年に気づいていないような感じさえ見られます。10周年は確かに単なる通過点に過ぎませんし、重ねた年月よりも大事な事だってたくさんあるはずですから、こんな感じで良のだと思いますが・・・。



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2015年01月23日

子ども達の笑顔に満点の評価!

1月23日

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FNN(フジニュースネットワーク)が年に一度行っている「アナウンス大賞」の中四国ブロック審査に「ネパールに咲く小さな花」が出され、審査員10名(局)の内、3名(局)から満点評価を出して貰ったという嬉しいお知らせが届いた。

応募規定で7分以内という制限のため、山の上の村を訪ねた場面のみ審査に出されたそうだが、ラクシミ、サンジーブ兄妹が懸命に生きる姿と屈託のない美しい笑顔が大きく評価され、とても嬉しい!子ども達の笑顔は万人を幸せにする力があるのだ!スバラシイ!!



しばらくメールの返信が遅れます。悪しからずご了承ください。

30055ece1711bda697d662766658d98b-1 テッラ・マードレ in 学習院女子大学

スローフードジャパン 味の箱舟プロジェクトと学習院女子大学環境教育センターが開催する食のイベントです。

会場:学習院女子大学2号館・5号館
162-8650 東京都新宿区戸山3-20-1
会期:2015/1/24
詳しくはテッラ・マードレin 学習院女子大学






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2015年01月22日

拙稿が役に立つなら・・・

1月22日

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昨年12月からブログに「人気記事」を掲示する事にしました。せっかくそんな機能があるのなら使ってみよう、と思いつきで始めたところ、突然、忘れていた古い記事が「人気記事」に選出されたりして、毎日、驚きながら楽しく見ています。

普段、過去の拙稿を読み返す事は殆どありませんが、こうした機能によって過去の活動を振り返る事も悪くない気がします。思えばブログを始めてもう直ぐ10年。毎日、更新できている訳ではありませんが、これまで書いた活動の記録が、たとえ小指の先ほどでも誰かの役に立てるならこれほど嬉しい事はありません。


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2015年01月21日

こんな顔

1月21日

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男子児童を見ていると、自分の小学生時代と重なる事が多々あります。

きっと、こんな顔していたんだろうなぁ。


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2015年01月20日

無邪気に問う子供たち

1月20日

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往診治療の途中、「児童労働者」として働く子ども達に出会うと、必ず話しかけるようにしている。何度か会って話をしている内に、子ども達から学校の事や勉強の事、映画スターの事や日本、サッカーの事など様々な質問を受けるようになる。

好奇の目を輝かせながら無邪気に知らない事や迷い事を問いてくる、そんな子ども達を見ていると、何かを分かったつもり、知っているつもりで生きている自分をとても恥ずかしく思う。



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2015年01月19日

ああ、情けない

1月19日

先日、久しぶりに複数の山を登ったところ直ぐに息が上がってしまいました。なんとか登頂こそ果たしたものの情けない現状に溜息がこぼれました。思えばここ数か月間、体の使用を怠り、遊惰安逸にふけっていたため、体の組織は衰え、機能が低下してしまったわけですから自業自得です。

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このままでは山の上の村での往診どころか、子ども達と思いっきり遊ぶことも事も難しくなりますので、毎朝、10キロほど速歩をして持久力を鍛えています。息が上がって子ども達から笑われない様にしなければ・・・・。ふぅ。


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2015年01月18日

なによりも継続的な気持ちがありがたい

1月18日

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有難い事に2014年も10円玉募金と、治療活動を応援いただいている鍼募金が届きました。今回で10円募金は6度目、鍼募金は3度目です。毎年、継続的に応援していただき、言葉に出来ないくらい感謝のキモチでいっぱいです。

こうして活動を”継続的”に応援してくれる人がいるという事実が、自分自身を突き動かす大きな原動力となっています。一時的な支援が決して駄目というわけではありませんが、僕のような心の弱い人間にとっては、たとえそれが1円であろうと、継続的に応援して頂く方が、気持ちを奮い立たせる上でもありがたいのです。こんな事を言うのはおこがましいのですが、お金が嬉しいわけでも、モノが幸せでもなく、支持してくれる”気持ち”が何といってもありがたいのです。それは子ども達も同じです。


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2015年01月17日

世界の中の日本

1月17日
ごーたむ


これから小、中学校での講演に力を入れたいと考えているのは、子ども達に世界に目を向けて欲しいから。ひいてはそれが思いやりの情操教育に繋がっていけば、これほど嬉しい事はない。

日本の子ども達の殆どは毎日学校へ行き、受験勉強をして高校や大学に入り、国内の企業で働く・・それがほぼ当たり前のようになっている。でも世界は広い。世界に飛び出せばさまざまな可能性に気づく事も出来るし、自分の弱さを知る事も出来る。今の常識の中で抱えている悩みだって、一歩外に飛び出せば、ちっぽけに見え、いつの間にか乗り越えてしまう事だってあるかもしれない。一人でも多くの子ども達が世界に興味を持ち、実際に世界に飛び出して行ってほしい、これが僕の必死の願いだ。

同時に多くの若者が世界に飛び出して現地の人々と交流することは、日本人のイメージを世界中の人に植え付ける貴重な機会でもあり、また異なる国の人々が相互理解を深めるには地道な交流しか道はないと考えている。

数年前、共同通信社による――国連児童基金の事務局次長を務めた――カル・ゴータム氏の取材をお手伝いした事があったが、カル・ゴータム氏はインタビューの中で日本の印象について、「日本人はネパールの発展を第一に考え、邪念なく支援して来た」と語り、新憲法制定などのプロセスに日本の関与を期待すると話していた。

邪念のない日本人・・・こういうイメージを多くの人がもっているからこそ、国際協力における支援も生きてくるのだと思う。多くの若者が世界中の人々と交流する事が、世界の中の日本を創る大きな力となるのだ。


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2015年01月16日

心を開けば

1月16日

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教育を一切受けていない僻地のお年寄りや小さな少年の一言が、哲学者や知識人と言われる人の言葉よりも胸に響く事がある。心さえ開けていれば、きっとどんな人からも学ぶことが出来るのだと思う。僻地を訪ねる度に、お金や家柄、肩書などが人間の本質の上で全く意味がない事を教えられる。


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2015年01月15日

鈍感というか・・・

1月15日

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昨日、ジェニシャの出産という嬉しいニュースをお伝えしました。ジェニシャの懐妊を知ったのは昨年8月でした。ネパールに着いてから何度もジェニシャから連絡があり、ようやく8月下旬に訪ねた時の事です。

僕 「学校はどう?」(ジェニシャは小学校の教師)

ジェニシャ「今、学校を休んでいるの」。

意外な返事に驚き、間髪入れずに・・

僕「どうして?何かあったの?」

ジェニシャ(ため息を零しながら)「ダイスケサン、このお腹が見えないの?」

僕 「あっ」。

自分は常々、鈍感である事を認識していますが、こんなに大きくなったお腹に全く気付かないなんて・・・相当、重度のようです。むろん、ネパール人女性は結婚するとふくよかになる、という思い込みがあることも、気づかなかった理由のひとつですが・・・・。気づかなかった分、驚きも喜びも大きかったから、まぁいいかと。なにはともあれ、目出度い、目出度い!



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2015年01月14日

おめでとう!!ジェニシャが母に

1月14日

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ヒマラヤ小学校が開校する前、貧困母子家庭の女子を対象に行っていた就学支援の第一期生、ジェニシャが双子の男の子を無事出産し、母親になった。天にも昇る心地というのは、きっとこういう事を言うのだろう。こんなに嬉しい出来事に接する事が出来、自分は本当に幸せ者だと思う。

幼い頃から、体の弱い母親を助けながら懸命に生きて来たジェニシャだから、きっと良き母として息子たちをしっかり育てていけるはず。ジェニシャの新しい旅立ちに心からの弥栄を贈りたい!!



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2015年01月13日

ヒマラヤ小学校の卒業資格

1月13日

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思いやりがある事、身体が丈夫である事、何でもやれると思える事。

突き詰めて考えれば、この3つがヒマラヤ小学校の卒業資格だ。



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2015年01月12日

先達に学べ!

1月12日

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なんとも自信に満ちた凛々しい表情を浮かべているのは、ヒマラヤ小学校第一期卒業生の内、卒業後、上級学校へ進学した卒業生達です。実は昨年、第一期卒業生10人が見事、難関のSLC試験(10学年終了後に受ける全国統一高校卒業認定試験)に合格したのです。それも全員が「1st Division」(60%以上)という優秀な成績で合格したのですから、スバラシイ!としか言いようがありません。貧しさに負けることなく立派に初志を貫徹した彼らを心から誇りに思います。

ヒマラヤ小学校が開校して10年が過ぎ、筵がベンチになり、平屋の校舎が3階建てになり、手洗い場や井戸、トイレ、校庭など教育環境が整備された事ももちろん嬉しいのですが、やはり何といっても、こうして人が育った事が一番うれしい事です。

SLCに合格した卒業生、職業技術を身につけ社会人として頑張っている卒業生達・・・彼らが「先達」として後輩たちに憧れや目標、希望を与えられる存在になった事は、学校が自立を目指す上で何よりも大きな力です。

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2009年に卒業した、第一期卒業生18人

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