2014年02月

2014年02月28日

貫禄が出て来た

2月28日

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春から1年生になる予定の園児達。なんだか最近、貫禄が出て来たなぁ。

1年生になったら、これまでとはまた違う才能を萌芽させるんだろうなぁ。楽しみにしてますよ!!

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2014年02月27日

子ども達の成長

2月27日

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今年度、入学(園)した子ども達もすっかり学校生活に慣れたようだ。幼稚園クラスの子ども達など、休み時間になると泣きながら上のクラスで学ぶお兄さんやお姉さんの元に駆け寄っていたのに、いつの間にか同級生と過ごせるようになるのだから、子ども達はこちらが気づかない内に、どんどん成長しているのだ。素晴らしい!!

数年後、ヒマラヤ小学校を卒業する頃、この小さな子ども達がどんな風になっているのか、想像するだけで楽しくなるのだが、その前に全員が中途退学することなく卒業できる事を願わずにはいられない。


お知らせ

しばらくの間、カトマンズを留守にします。問い合わせやメイルへの返信が大幅に遅れます事、お詫び申し上げます。


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2014年02月26日

今年も

2月26日

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今年も全国「かまぼこ板の絵」展覧会に出展する事になった。2012年の初出展から今回で3度目という事もあってか、冬休み明け頃には、子ども達から「板に絵を描かないの?」という質問を受けるようになった。「かまぼこ板の絵」が子ども達の間で恒例行事となり、楽しみの一つになっている事が嬉しい。

さて、今年はどんな名作が誕生するだろうか。今回で20回目という節目の展覧会に、同じく開校10周年という節目の年を迎えたヒマラヤ小学校が参加するというのも、きっと何かのご縁。来場の皆さんの目を楽しませたり、驚かせるような傑作が誕生するのではないか、と期待に胸が高鳴る。


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2014年02月25日

暗記教育

2月25日

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「タ・ラ・イ・ヘイヤ・ハ・トチガ・ヒ・ヨ・ク・デ・コメ・ガ・タク・サン・トレ・ル……」

昼休み、2年生の児童がパチパチと手を合わせながら、なにやら呪文のようなものを唱えていた。耳を澄ませて聞いてみると、どうも社会科の内容をリズムに合わせて読み上げてるようだ。

一段落着いた時に2人に尋ねてみると、昼休み明けのクラスで社会科の口答質問テストがあるそうで、1人でやると覚えられないので、こうして2人でリズムをとりながら覚えているとのことだった。リズムを利用して覚えるのは良いアイデアだ。素晴らしい!!

その後、2人にいろいろ訊いてみると、どうも教科書を全て丸暗記しているらしい。ここ数年は研修の成果もあって、以前に比べると先生達の指導方法は随分、良くなっているが、依然として暗記が中心である事に変わりはないようだ。先生達自身が受けて来た教育方法だから、なかなか完全に変える事は難しいのかもしれないし、暗記教育を否定する事は、先生達が受けて来た教育自体を否定する事になるからなかなか難しい問題でもある。暗記の長所を認めつつ、なんとか良い形で現代にあった指導方法へ先生達を導いていけたらと思う。


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2014年02月24日

何千年後の世界

2月24日

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4年生の教室に、子ども達が作った世界地図が貼ってあった。なかなか上手に描けたなぁ、と頷きながら眺めていると・・・・・・あれ、あれ、あれ、日本が・・・・・

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随分、北に移動したなぁ。それに国土もかなり大きくなっている。よく見ると、ネパールの西隣はインドではなくなっているし・・・・・。

以前、「バスの運転手になって日本にいきたい」と、真顔で夢を語っていた子がいたが、もしかしたら子ども達の中では日本は陸続きで、すぐ隣の村のような感じなのかもしれない。教科書の地図だけ見たいたら、そう思ってもおかしくないだろうし、それだけ日本との心の距離が近い、という証なのかもしれない。それにしても子ども達の奇想天外な発想には、いつも驚かされるばかりだ。



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2014年02月23日

5年生の恩返し

2月23日

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ここ半年ほど、5年生達の積極性が目につくようになった。最上級生としての自覚と共に、「卒業」という避けられない現実に接し、自分の気持ちをぶつける場所を必死に探しているのかもしれない。

学校の庭園整備の手伝いをしたり、教室の戸に色を塗ったりと、まるで学校への恩返しをするように活発に動く5年生。このような素晴らしい子ども達のお世話を出来た事を本当に嬉しく思う。卒業まで残りわずか。最後まで充実した学校生活を過ごしてほしい。

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監督の目を盗んで、お決まりの落書き中。


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2014年02月22日

ブログ9周年

2月22日

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今日でブログを始めてから丁度9年になる。思いつきで始めたブログを、三日坊主の自分が9年間も続けられた事は正に奇跡。途中、空白期間もあるが、こうして続けられたのは、ひとえにヒマラヤ小学校や鍼治療を応援してくれる人たちと熱心な読者のお蔭。もちろん小学生の熱烈な応援も大きな力になっている。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

当初はブログを通して自分たちの考えや活動を少しでも知って貰えれば、なんてかなり大げさな事を考えていたことが、今思うととても恥ずかしい。実際には日常を見たまま、思いつくままに書き綴る事で、自分の気持ちを落ち着かせたり、様々な気づきを得たりと、本当に大きな恩恵を受けている。

現在は週に2~3度、早朝に纏めて記事を書いて予約投稿する、というのが自分なりのペースだ。ブログを書く事は習慣なので、この先、この習慣がどうなるのかまったく予想もつかないが、これまで通りマイペースで書いていけたらと思う。

そんな訳で今後もお付き合いの程、よろしくお願いします。


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2014年02月21日

ソヴァの新しい道

2月21日

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昨年、ヒマラヤ小学校を卒業したソヴァがパタン市内の私立学校の用務員として働く事になった。

ソヴァはヒマラヤ小学校を卒業後、一度は家族で生まれ故郷に戻ったものの一家の生活は安定せず、再びカトマンズ盆地へ戻って来たようだ。ソヴァ自身はカトマンズ郊外の煉瓦工場で働いた後、市内の飲食店で働き始めたのだが、まだ14歳のソヴァがお酒の出る飲食店で働く事はキケンだ、とヤッギャ先生がAPSBEN(ネパール私立立小学校向上協力会)のメンバーと共に開校し、現在、理事を務めているパタン市内の学校に働きかけ、先日から用務員として採用される事になった。実際、飲食店で働く10代の女子が人身売買されたというニュースを何度も見聞きしていたので、ソヴァが学校で定職についたと聞いて、皆で胸を撫で下ろした。

念願の定職に就く事が出来、ソヴァの喜びもひとしおだ。ヤッギャ先生が傍にいてくれることで、ソヴァも安心できるのではないだろうか。ヤッギャ先生はソヴァの生活が安定したら職業訓練を薦めてみるつもりのようだ。一日も早く、そういう日が来る事を願わずにはいられない。

それにしてもヤッギャ先生の生き方?というべきか、姿勢は本当に立派だと思う。これまで何度かお世話をした保護者や卒業生から、恩を仇で返されるような事もあったが、それでも尚、卒業生や保護者のために奔走する姿には本当に頭が下がる思いだ。自分ならそこまで出来ないと思う。そうしたヤッギャ先生の姿勢を見るにつけ、支援は決して見返りを求めず、ただひたすら与え続けるものなのだ、ということを教えられているような気がする。


ちなみにヤッギャ先生の髭は仏教の宗教行事のため、3か月間、剃る事を禁止されて伸ばしていたもの。先日、無事3か月を終え、髭と頭髪を剃毛して元のスッキリ顔に。ちょうど見慣れた頃だったので少々、残念。


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2014年02月20日

スモモが満開!

2月20日

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ヒマラヤ小学校果樹園のスモモが美しい花を咲かせている。

昨年の夏には嬉しい初収穫を迎えた果樹園。まだまだ整備は完了していないが、「桃栗三年柿八年、梅は酸いとて十三年・・・・」、こうして一つひとつの樹が花を咲かせ、実をつけながら果樹園が形になっていくのだと思うと自然と心が浮き立つ。

夏にはきっと、また沢山の実をつけ、大食漢の欠食児童達の空腹を満たしてくれるはずだ。夏が待ち遠しい。


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2014年02月19日

7歳のジーナがファッションショー

2月19日

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カトマンズは花冷えで寒い日が続いている。13日の夜からは断続的に雨が降り続き、雨にめっぽう弱いネパールの人々は凍えて、家に引きこもっているようだ。普段は比較的温かいカトマンズも、曇ったり雨が降たりすると猛烈に寒くなる。ここが1350メートの高地である事、そして、日ごろいかにお日さまの恩恵を受けているのかを思い知らされる。

14日の朝、支援者の方から心温まるバレンタインデーのカードを頂き、凍えた体が一気に温まった、と同時に、この日がバレンタインデーという事に気が付いた。カトマンズのバレンタインデーというと、日本ほど熱狂的?ではなく、一部の若い人たちの間でカードや花を交換したりする、いたって静かなイベントのようだ。

実は先日から、ヒマラヤ小学校を開校する前に行っていた就学支援活動の第一期生ジーナから、「14日の金曜日にカトマンズのショッピングセンターに来て」と何度も電話があった。理由を尋ねても、「来たらわかるわ」との返事。首を傾げながら、とりあえず指定された時間に出かけてみる事に。

ショッピングセンターに着くと、ジーナが昔から変わらない人懐っこい笑顔と甲高い声で迎えてくれたのだが、何時もと違うのは化粧。目の淵に大きなアイシャドウ?が塗ってある。アングリと口を開きながら、「どうしたの?」と尋ねると、なんでもこの日開催されるバレンタインデーのイベントの中のファッションショーに出演するとのこと。事の経緯は分からないが、兎に角、ジーナの晴れ舞台ということのようだ。

会場入りして、待つこと2時間あまり。開演予定時間を大幅に遅れてようやくイベントが始まった。良くも悪くもネパール風の進行で、歌手が歌を歌う途中で音楽が止まったり、ダンスの曲を間違えたり、とハプニングの連続だったが会場は大盛況。洗練されていない分、趣があって、なかなか楽しめる内容だった。

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さて、この日のメーンイベント、ファッションショーがいよいよ始まった。カメラを構え、ジーナの登場を待ったていると、なんと初っ端からジーナが登場。キャットウォークを歩く姿もなかなか華麗で様になっていた。ポーズもバッチリ。なにより堂々と演じているのが良かった。女性モデルはジーナを含めて10名ほどいたが、歩き方やポーズ、衣装も含め、間違いなく一番だった(ひいき目ですが)と思う。素晴らしい演技を披露してくれたジーナ、ありがとう。

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ジーナは小学校で教鞭をとったり、服屋で働いたりと、職場を転々としている状態だが、本当はファッションに強い興味があるのだと思う。未だ心の中にこの世界で生きる事に迷いがあるのかもしれない。本人が望むのであれば、何らかの形で背中を押してあげられたらと思う。まだ20歳を少し超えたばかり。若さを生かしてどうんどん挑戦して欲しいと思う。

それにしてもジーナは出会った頃(7歳)と声も無邪気な性格もまったく変わっていないせいか、僕の中では7歳のままだ。その7歳のジーナがファッションショーのモデルを見事に演じたのだから、なんだか夢のようだ。

ファッションショーといえば、こんな事もあったなぁ・・・・・


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2014年02月18日

暗算

2月18日

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「暗算できるよ」。

自慢げな表情を浮かべながら幼稚園クラスのサンガム少年が近付いてきた。

よし、ならば揉んでやろうではないか、と計算の質問攻めをしてみることに。

2+3、1+4、3+5・・・・・・・・
お、指を使いながらも(この時点で暗算ではない?)、正解を連発するサンガム少年。2時の方向を見つめる不安げな瞳が初々しくてよろしい。きっと免許皆伝も近いはずだ!




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2014年02月17日

「壁」

2月17日

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これまで患者を治そうと思う取り組みが、哀れな現実として壁にぶつかったり、それでは、と始めた一人でも多くの患者を治療する取り組みも壁にぶつかり、紆余曲折を繰り返してきた治療活動も、ようやく自分なりの治療方針が纏まり、ここ数年は自分の心を静め、穏やかな気持ちで治療が出来るようになって来た。治療効果にも少しは反映されているのではないだろうか。やり方や考え方が、ネパールのリズムにようやく合って来たのかもしれない。

気持ちに少し余裕が出来た事もあり、――一人ひとりに時間を掛ける治療のために(患者数を減らすため)――数年前から中断していた老人施設での治療を再開した。まだ手探りの状態だが、以前、治療をしていた時より少しでも良い治療が出来たら、と思う。

治療をはじめて16年あまり。ようやく自分のペースを掴めつつあること、そして、たくさんの「壁」にぶつかり続けた事が無駄ではなかった、と思えるようになった事が、今は何よりも嬉しい。



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2014年02月16日

ゴメンね

2月16日

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チョコレートあげる約束したのに、忘れてしまってゴメンね。



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2014年02月15日

アートな時間

2月15日

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ヒマラヤ小学校で10日、画家、石田精吾先生による「絵を楽しむ」ワークショップが行われ、4、5年生の子ども達が2時間にわたりアートな時間を満喫した。

1時間目は3人ずつのグループになって、それぞれが頭、上半身、下半身を描いて繋げるゲームが行われ、出来上がった絵を見た子ども達から大爆笑が起こった。「人間でなくてもいい」という部分の訳が抜けてしまったのが少々、残念だったが、人間でもこれだけ笑えたのだから大満足。

2時間目はお互いの似顔絵を描く授業。「しっかり相手を見て、特徴を掴むこと」という石田先生の指導の元、子ども達が一生懸命、友達の似顔絵を描いていったのだが、結果は、というと下の通り。なんとも個性滲み出る素晴らしいアート作品が完成した。描かれなくてよかった、なんて口が裂けても言いませんよ。はい。

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目にインパクトあり。まつ毛が長いのは5年生の・・・・・

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鼻が大きいのは誰だ?

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「犬神家の一族」の佐清風 ここまでくると誰だかわからない。


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作品はいつか日本で公開予定。乞うご期待。

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2014年02月14日

野村小の子ども達の気持ちは伝わった!!

2月14日

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野村小学校の子ども達からプレゼントして貰った「かまぼこ板の絵」の感想文をヒマラヤ小学校の子ども達に紹介した。実は前々日、翻訳文を貼らずに子ども達に絵だけを見せたところ、やはり「ドラえもん」の絵が描かれている事で子ども達の食い付きがとても良く、狙い通り、絵と一緒に書いてある日本語を見た子ども達から「なんて書いてあるの?」という質問が相次いだ。

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翻訳文を貼りつけ、まずは4年生の教室に展示してみたところ、昼休みにはたくさんの子ども達が集まって、一枚ずつ嬉しそうに翻訳文を読んでいた。今回は先生による説明なし。絵と翻訳文だけで気持ちを伝えるという新たな試みだったが、実際には翻訳文なんて――ないよりはある方が良いが――単なる飾りに過ぎず、結局、野村小学校の子ども達が自分たちのために作ってくれた、という事実とその思いがヒマラヤ小学校の子ども達の心に響いたようだ。当たり前と言えば当たり前。気持ちは言葉を超えるのだ。

なにはともあれ、素晴らしい感想文を作ってくれた野村小学校のみんな、本当にありがとう!!



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2014年02月13日

結婚シーズン

2月13日

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ネパールは今、結婚式シーズン。結婚式も大小さまざまだが、カトマンズ周辺では新郎が新婦を迎えに行く際に楽隊が出て賑やかにやるのが通例のようだ。

先日、近所の家で結婚式が行われたようで、アパートに帰ると、すぐ傍で楽隊がインド映画の流行曲を演奏していた。部屋の窓がガタガタ揺れるほどの大音響で流石に参ってしまったが、目出度い事だし、いずれ終わるだろう、と思って気楽に考えていたら、これがなかなか終わらない。ようやく12時半に演奏が終わってホッとしていたら、夜中の2時過ぎに演奏再開。結局、4時頃までぴぃーひゃら、ぴーひゃら、ドンドンドン、と演奏が続いた。

近所のオジサンの話によると、嫁ぎ先の家が100メートルも離れていない近所なので、じっくり時間を掛けて嫁入りしたのだとか・・・・・・ふぅ。噂では近く次女の結婚式もあるとかないとか。しばらく眠れない夜が続きそう。



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2014年02月12日

人生儀礼

2月12日

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カトマンズ盆地は現在、様々な人生儀礼が行われ賑やかだ。
先日、たまたま通りかかった街角でハクパタシを可愛らしく着飾った女の子がいたので、何をしているのか尋ねてみると、なんでも御婆さんの喜寿のお祝いとのこと。親戚と共にハクパタシを着てプジャ(祈り)をするそうだ。こうして民族の様々な行事に参加しながら、子ども達は一歩ずつ社会の一員として成長していくのだろうなぁ。なんとも微笑ましい。

近年、急速な社会変化の波にのまれつつあるネパールだが、まだ人生儀礼や祭りをじっくり楽しむだけの余裕があるところを見ると、なんだかとても心が落ち着く。ただ、こうした人生儀礼や祭りもいずれ縮小されたり、なくなっていく運命にあるのかもしれない。

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2014年02月11日

化粧で化ける

2月11日

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上の写真は先日、寺子屋で開催された支援者歓迎会の舞台裏の様子。お姉さんたちに化粧をして貰い、ちびっ子ダンサー達がどんどん”本気”になっていく・・・・・・。化粧をした後の目線など、こちらがドキドキしてしまう程、眩しかった。「女は化粧で化ける」というけれど、どうも本当のようだ。

そんな訳で、プログラム中は”本気”になったちびっ子ダンサーたちのあだっぽい踊りに、口をあんぐり開けっ放しだったが、これからも、みんなが”本気”になれる舞台を創っていけたらと思う。ちびっ子ダンサー恐るべし。

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2014年02月10日

交流こそ

2月10日

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ヒマラヤ小学校の3学期が始まった。冬休みを利用して村へ帰った子も多く、いつもながら休み明けはなかなか児童が揃わない。これから新年を迎える民族もいるから尚更だ。この辺り、ネパールの人達の時間の感覚だけは、いつまでたってもなかなか慣れないなぁ。

新学期が始まってから直ぐ、長年応援していただいている支援者のグループが来校して、子ども達の元気な姿を喜んでいただいた。グループの中に海洋調査船に乗務しているという若い方がいて、子ども達に写真を見せながら「海」の話をしてくれた。流氷に覆われた海、海を真っ赤に照らす大きな夕焼け、深海に住む不思議な生き物達・・・・海にまつわるたくさんの不思議に子ども達は夢中になって目を輝かせていた。

子ども達の吸い付くような反応を見ていると、交流活動こそ子ども達の好奇心を大いにかきたて、夢を育てるのだとつくづく思う。やはり交流こそ、支援活動にとって最も大切な活動なのだ。間違いない!!

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2014年02月09日

2月9日

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カトマンズは先月のマーガサングランティ(日本の立春)を過ぎてから日毎に気温が上がり、日中はシャツ一枚でも過ごせるようになった。土の色も光の色もどんどん春めいている。

日本ほど四季が鮮明でないネパールでは、1年は6つの季節(リトゥ)に分けられ、2月〜3月が春、4月〜5月が夏、6月〜7月が雨季、8月〜9月が秋、10月〜11月が初冬、12月〜1月が冬となっている。今は春真っ盛りといった感じだろうか。

これから春が深まるにつれ、風が吹き始める。郊外にいれば爽やかな風に吹かれる天国のような季節だが、町では砂埃が舞う少々苦しい季節。そろそろ停電時間も延長になりそうな予感。

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