2013年12月

2013年12月31日

大晦日

12月31日

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今年も静かに暮れようとしている。あっという間に過ぎたように思う1年も、振り返ってみると本当に沢山の出会いや出来事があり、毎日が学びの連続だった。相変わらず上手く行かない事もたくさんあったが、その都度、その都度、大勢の人に助けられ、なんとかその場をやり過ごす事が出来た。自分の実力不足を痛感しつつも、本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

開校からもう直ぐ10年という節目を迎える事もあって、以前よりも少し心に余裕が出来た事で、これまでよりも日本国内での活動に注力出来た事は本当によかったと思う。実は心に余裕が出来たのは、もちろん10周年というのも大きいが、毎晩、寝る前に、どんなに些細な事でもいいから一日で起きた嬉しい事をひとつ見つけ、「今日も良い一日だった」と自分に言い聞かせてから寝るようにしたことも大きかったように思う。結果的に、心の不安がかなり払しょくされ、どんなことも全て受け入れよう、と思えるようになった(気がする)。学校とこれまでよりも少し距離を置いた事で、これも結果的だが、現地の人達の間に自立意識が上がったようにも思う。

子ども達はというと、これはもういう事なし。毎日、毎日、大きく、そして力強く成長し、ただただ感心するばかり。演劇会の成功絵画展での優勝など、子ども達からたくさんのプレゼントをもらい、頭の下がる思いだ。手洗いだって、もう、上の写真の通り。自主的に出来るのだから本当に素晴らしい!子ども達の活躍に周りの自分たちが追いつけないのが、本当に情けない。

そんな訳で、上手く行った事も、行かなかった事もたくさんあった2013年。大事な事はそれらを明日につなげられるかどうかだと思う。来年もいろんな事があると思うが、兎に角、あわてず、休まず、諦めず、一歩ずつ前に向かって歩いていけるよう、頑張りたいと思う。

本年の拙ブログもこれにてお開き。皆さま、どうか良いお年をお迎えください!


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2013年12月30日

一筋に続ける

12月30日

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長年お世話になってる――学校と僕個人の活動を応援してくれている――支援者の方のお宅へ年末の挨拶に伺った。一足早くお雑煮を頂きながら、今年一年、無事に活動を終える事が出来た事へのお礼と共に、学校や治療活動の現状、今後の活動方針などを報告した。

ありがたい事に、長年に渡り僕個人の活動(治療活動と生活面)を応援してくれる人がいる。長い人では15年以上も継続的に応援してくれていて、受けた御恩は海よりも深く、山よりも高い。今日、訪ねた方も15年近く応援してくれている方で、これまで活動に行き詰った時など、いつも「人生は我慢比べ。天運が味方してくれるまで歯を食いしばれ」と励ましてもらっている。その言葉にどれだけ勇気づけられ、励まされたか、計り知れない。本当に自分は人に恵まれ、物心両面で支えられているのだ、とつくづく思う。感謝、感謝、感謝。

時々、「途上国で活動したい」という若者から相談を受ける事がある。残念ながら多くの若者は資金面の問題で夢を断念してしまうようだ。そんな若者から「どうすればよいか?」と尋ねられても、答えに困ってしまうのだが、やはり「論より実践」しかないのではないかと思う。一つの事に向かってただ一筋に打ち込んでいれば、誰かが必ず見てくれて、応援してくれる人も出てくるのではないだろうか。続ける事は、能力に関係なく誰にでも出来る事だから、諦めずに一歩を踏み出して欲しいと心から思う。

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2013年12月29日

後ろ盾

12月29日

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先日、27名の方から治療活動に対し、――今年6月に続いて2度目の――温かいご支援を頂いた。僕がネパールで活動を続けられるのも、こうして多くの人の後ろ盾があるからこそ。ただただ感謝の気持ちでいっぱいだ。筆舌に尽くしきれない感謝の気持ちは、しっかり活動で現したい!



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2013年12月28日

名作だらけ

12月28日

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12月1日から始まったヒマラヤ小学校絵画展が昨日、無事終了した。今日は絵の撤収作業を前に、改めて子ども達の絵を一枚ずつ見て周ったが、どの絵も子ども達の思いが素直に描かれていて素晴らしい!珍作なんて、とんでもない。どれも名作ばかりだ。

上の絵は4年生のサビンが描いたもの。授業中の様子が臨場感たっぷりに描かれている。だくだくに出てくる絵の先生もびっくりの名作だ。



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2013年12月27日

蔭からの温かい応援

12月27日

今年も都内のOさんという方から心温まる手紙と共に善意の支援が届いた。Oさんは子ども達を蔭から応援したい、と苗字以外は一切明かさないまま、長年に渡り、定期的に支援を続けている奇特な方だ。Oさんに直接、感謝の気持ちを伝える事は叶わないが、Oさんの気持ちをしっかり子ども達に伝え、善意を大切に役立てたい。

それにしても本当に多く人が、それぞれいろんな思いで、そして、いろんな形でヒマラヤ小学校を応援してくれている。万言に尽くせない感謝の気持ちでいっぱいだ。

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2013年12月26日

絵画展がいよいよ明日、27日に終了

12月26日

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ヒマラヤ小学校絵画展がいよいよ明日、27日で終了となる。会期中は大勢の人に足を運んでいただき、子ども達が自由にのびのびと描いた珠玉の名、珍作をお楽しみいただいたようで、本当に嬉しい限りだ。

残念ながら会期中は殆ど在廊出来ず、それぞれの絵に秘められた物語を説明できなかった事が悔やまれる。次回こそは在廊日をあらかじめ決めて、来場の皆さんにしっかり説明したいと思う。そう言い続けて、一度も実行できていない事が恥ずかしい・・・・・・・。

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子ども達の作品はこの後、江東区の中村中学校、高等学校で展示される予定となっている。その後はまだ未定だが、ぜひとも多くの人に見て貰う機会を作りたいと思う。まずは明日の最終日をお見逃しなく!!

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ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月25日

覚悟はあるか

12月25日

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支援を終わらせるための支援」についてブログで書いたところ、けっこう反響があった。多くは賛同の意見だったが、中には「でも、実際には難しいのでは」という意見もあった。ご意見ご尤も。でも、出来ないのは、やはり、やらないからだと信じたい。

支援を終わらせるためには、職業訓練など学校が経済的に成り立つよう道筋を創る事はもちろんだが、それ以上に先生達や運営委員をはじめ学校運営に係る人達の意識、つまり現地の人達に”ルビコン川を渡る覚悟”があるかどうかが大事だと思う。

覚悟を持つためには、失敗を恐れず、一つの事を繰り返し、繰り返し続けて自信を持つこと。そして、現地の人々と支援者が適度な距離を保ちつつ、ゆるやかに繋がる事が大事ではないだろうか。依存はしないけど、何かあったら知恵を借りる事が出来る、この絶妙な距離感を絶対に誤ってはいけないと思う。


ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月24日

やさしい感想文

12月24日

向原小学校の4、5年生が纏めてくれた11月の講演の感想文が届いた。どの感想文からも、ネパールの子ども達への温かい思いやりが溢れていて、読みながら胸がじーんと熱くなった。子ども達は本当に優しい。

ネパールの子ども達への思いやりの他にも、「アメリカでの体験談が面白かった」と書いてくれた子や、四コマ漫画で僕の治療活動の様子をカッコよく描いてくれた子(ありがとう!!)、いつかネパールまで僕に会いに来たい、と宣言してくれた子など(熱烈歓迎!)、それぞれ子ども達がユーモアを交えて纏めてくれた感想文は、僕の大切な宝物だ。向原小学校のみんな、本当にありがとう!!

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ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月23日

向原小学校展覧会へ

12月23日

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目黒区立向原小学校で開催された展覧会を見に行った。2年に一度、開催されるこの展覧会は、小学生のレベルを超越した素晴らしい作品が多数展示される他、校舎からメイン会場の体育館までの道中を、「ようこそろうか」と名付けて、全校児童がそれぞれ一つずつ作った作品が道案内をしてくれるなど、学校の中がすべてアートで包まれる楽しいイベントだ。これまで4回ほど足を運んでいるが、本当に学ぶことが多い。

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既報の通り、今回の展覧会でもヒマラヤ小学校の子供達の絵が展示された。向原小学校の子ども達の書写コーナーの隣で、ちょうど廊下の突当りという絶好の場所に展示された事もあり、来場者や子ども達の多くが絵の前で足を止め、熱心に観てくれたのがなんとも嬉しかった。

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メイン会場の体育館に行くと、丁度、先日の講演でネパールの話を聞いてくれた4年生達がいて、「あ、ヒマラヤの先生だ」と駆け寄って来て、会場の案内役を買って出てくれた。もちろん自分たちのコーナーの案内にはかなり熱が入り、「僕のはこれ」「わたしのはこれ」「OO君はもっと上手だよ」と。このあたり、やはりネパールの子も日本の子もみな同じだ。4年生達の素晴らしい案内のお蔭で、本当に楽しいひと時を過ごすことが出来た。本当にありがとう!!

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それにしても、子ども達が自由な発想でのびのびと制作した作品はどれも本当に素晴らしく、見ていて決して飽きが来ない。ぜひ、次回の展覧会にも足を運んで、ちびっ子ピカソ達のアートにたっぷり触れてみたいと思う。2年後が楽しみだ。



ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月22日

支援を終わらせるための支援

12月22日

まだまだ道半ばではあるが、僕たちが今やっているのは『支援を終わらせるための支援』です、と言ったら多くの人は首を傾げるだろうか。

先日、とある集会でヒマラヤ小学校について話をしたところ、集会に参加した方から、「なぜ、企業や団体に呼び掛けて、もっと資金を集めないのか」という質問を受けた。奥島八重が大学を創設する時の話を引き合いに、「何をするにも資金はいるはずだ」という趣旨の話だった。

確かに支援活動に資金は不可欠だ。自分自身、学校建設を目指した募金活動の時期や運営資金が枯渇して先生達の給与を払えなくなった時には、兎に角、資金が欲しくて、――恥ずかしながら――道端にお金が落ちていないか、探しながら東京の街を歩いた事もあったくらいだ。だから、学校や支援活動の実情を詳しく知らない人からすれば、支援=資金援助という風となるのも無理はない。

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でも支援活動――特に人を育てる教育支援――は、これだけの資金を掛けたからこうなる、というような効率が全く通用しない生の現実だ。(逆に言えば小さな資金でも大きな成果を上げる事だって可能だ。)資金が必要である事に間違いはないが、何が何でも資金さえ集めればいい、という事でもないと思う。なによりも大事なのは、現地の人達がいかに生きる勇気を会得するかであり、そのための支援ではないだろうか。

これから学校を20年、30年、あるいは100年と、続かせていくためには、いつか必ず支援に終止符を打ち、自分たちの力で運営する実力を持たなければいけない。これだけは強く確信を持っている。経済的な自立はもちろん、――支援に対する依存心を断つ――精神的な自立が不可欠だ。

自分たちのこうした思いを理解してもらえるよう、とにかく、地道に丁寧に伝えていく事が大事だと思う。思いを共有したうえで、ぜひ「支援を終わらせるための支援」に協力して貰えたら幸いだ。



ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月21日

ソロプチミストの例会で講演

12月21日

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ハイアットリージェンシー東京で行われた国際ソロプチミストの例会で「ヒマラヤ小学校と女子教育」と題して講演を行った。

映像なしの話だけ、という普段とは勝手の違う状況だったが、これまで自分なりに力を入れてきた「女子教育」が主題だったので、なんとか話を終える事が出来た。というよりも、今回の帰国中に講演した中で一番、自分の思いを素直に話せたような気さえする。きっと聞いてもらう相手が、女性の地位向上のために活動するソロプチミストの皆さんだったからだろう。心地よい反応に上手に乗せて貰えたような感じだ。

この日はソロプチミストの皆さんに、来年迎える創立10周年のイベントへの協力をお願いしたところ、前向きにご検討いただく事になった。まだ青写真の状態だが、ぜひともソロプチミストの皆さんと共に女子教育の大切さを広く社会に伝えられるようなイベントが出来ればと思う。


ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月20日

今年も「10円玉募金」が届く

12月20日

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今年も群馬県の女子高生Yさんから「10円玉募金」が届いた。10円玉募金はYさんが家族と協力して1年間、10円玉をコツコツ貯金箱に入れて集めてくれた浄財だ。この募金が始まった時、Yさんは未だ小学生だったから、もう5年以上もYさんは10円玉募金を続け、こうして子ども達のために、と浄財を届けてくれるのだから、本当にありがたく筆舌に尽くせない程、感謝の気持ちでいっぱいだ。

今年は集めた10円玉をフィリピンと大島、そしてヒマラヤ小学校に、それぞれ3分の1ずつ寄付したそうだ。こういうところからもYさんの優しさが伝わってくる。いつかYさんがヒマラヤ小学校を訪ねてくれた時、「応援して良かった」と思って貰えるような学校を作っていかなければと、心から思う。必ずYさんの気持ちに応えたい。

Yさん、本当にありがとうございます!!



ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月19日

質問

12月19日

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小学5年生の女の子からヒマラヤ小学校で流行っている事を教えてほしい、と質問があった。

バドミントンに縄跳び・・・・・・あとゴミ集め・・・・・は既に終焉を迎えているか・・・・
そうだなぁ、ん〜今一番、流行っているもの・・・・・・・・・それはシール貼!!それも顔に貼るのが流行。どうも先生に褒められた時に貰ったシールを、誰かが顔に貼ったのが起源のよう。みんなペタペタと顔に貼って楽しんでいますよ。これからも可愛い質問、お待ちしています。


ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月18日

伝える努力

12月18日

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各地を周っていると、「開校10周年、おめでとう」と嬉しいお祝いの言葉を掛けていただく機会が増えた。本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいだ。

同時に10年間の活動の成果についても訊かれる機会がかなり増えた。成果には見えるものと、見えないものがあると思うが、まず何といっても保健・衛生が定着し、子ども達が綺麗になった事ではないだろうか。シラミ退治や洗濯の授業はもちろん、制服を2種類にするなど先生達が様々な工夫を凝らして保健・衛生の普及に尽力し、――更に子ども達が自ら考え、問い、理解し、実践したことで――清潔にする事が”当たり前”になった事が、10年間の一番の成果ではないだろうか。実際、腸チフスなどの感染症を患う子は殆どいなくなった。

実は今も、初めて子ども達の写真を見た人から「制服が綺麗。恵まれた子ども達ね」と言われる事が多い。詳しい事情が分からず、外見以外に判断する材料がないから仕方のない事だが、やはり、子ども達や先生の努力の成果、教育の成果を知って頂きたい、というのが僕の願いだ。そのためには、自分自身がしっかり伝える努力を重ねて行かなければいけないと思うし、そこに今の自分の役割があるのだと思う。


ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月17日

もうすぐ向原小学校の展覧会

12月17日

今週の20日から目黒区立向原小学校の展覧会が始まる。2年に1度、開催されるこの展覧会は小学校の展覧会とは思えない程、内容が充実していて、毎回、本当に驚かされる。

既報の通り、今回の展覧会でもヒマラヤ小学校の子ども達の作品を展示していただく事になった。前回の展覧会では大勢の子ども達や父兄がヒマラヤ小学校の子ども達の絵を楽しんでくれたようで、たくさんの嬉しい感想文を頂いた。今回はどんな感想を持ってくれるだろうか。

絵を通した交流がきっかけになり、向原小学校の子ども達がどんどん世界に目を向けてくれたらと思う。交流の機会を大切にしたい。

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ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月16日

「神明いきいきプラザ」でヒマラヤ小学校絵画展キックオフ

12月16日

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「トラとぴあ」での搬出を終え浜松町へ移動。「神明いきいきプラザ」でヒマラヤ小学校絵画展の搬入作業を行った。神明いきいきプラザでの絵画展は昨年に続き、今回が2度目の開催。施設内には幼稚園も併設されているので、ちっちゃな子ども達にも楽しんで貰えたらと思う。

実は「神明いきいきプラザ」のギャラリーでは、展示ボードを傷つけてはいけない――不思議な――決まりがあるそうで、押ピンはもちろん、普段、展示で使っている練ゴムの「ひっつき虫」も使用禁止とのこと。展示をお手伝いいただいたスタッフの方とあれこれ考えた結果、色付きの模造紙を展示ボードの上にある金属のところにテープで留めて吊るし、そこに絵を貼る事にした。

そんな訳で、予想以上に展示作業に手こずっていたところ、搬入作業を聞きつけた支援者の方が助っ人に駆けつけてくれた。本当にありがたい!!しかも途中からは5年生の息子さんも参加して、何ともリズムよく5年生の素直な感性で絵を選んで展示してくれたおかげで――通常、絵を選らぶ作業に結構、時間がかかる――、無事、搬入作業を終えるが出来た。展示は27日まで。ぜひとも美しい絵と共に、苦心惨憺 の展示もお楽しみいただければと思う。

ご協力いただいたKさん、Kちゃん、本当にありがとうございます!!


ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16〜2013/12/27まで


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2013年12月15日

サチンよ、君はもっと、もっと、もっと自信を持っていいのだ!

12月15日

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港区虎ノ門にある「虎の門いきいきプラザ」で行われたヒマラヤ小学校絵画展が無事終了。15日からは会場を浜松町(神明)に移し、27日まで開催される予定だ。ぜひ大勢の方にお運びいただければと思う。

実は先日、絵画展に足を運んでくださった支援者の方から、「走っている絵がよかったわ。躍動感があって」と嬉しい感想を頂いた。走っている絵、というと・・・・・・・・あ、それはサチンの絵だ!すばらしい!サチンの絵が認められた!

絵画コンテストに出場してからというもの、サチンが自信をもった事は既報の通り。今回の絵画展の作品作りでも、何を描こうか悩む友達をよそ目に、画用紙が配られるやいなやわき目も振らずに黙々と絵を描きつづけるなど、自信の程をのぞかせたサチン。きっと、この嬉しい感想を聞いたら、さらに自信を持つに違いない。サチン、君はもっと自信を持っていいのだ。だって絵がこんなに上手なのだから。


ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16頃〜2013/12/28頃まで


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2013年12月14日

釜野先生の大発表!くらしの消費生活展

12月14日

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松山から大阪、福岡と駆け足で周った後、帰京。成田から大急ぎで「新宿区くらしの消費生活展」へ向かった。消費生活展には日本ケナフの会の釜野徳明先生(神奈川大学名誉教授)が出展され、今回は新たに開発に成功した無薬品パルプの発表があると聞いて、楽しみにしていた。

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今回の展示会で釜野先生が発表された無薬品パルプは何と、ガーベラや彼岸花、ヒマワリなど身近な植物からつくらたものばかり。どのパルプも、それぞれの味わいがあって美しいが、特にガーベラのパルプは素晴らしかった。まさかガーベラからパルプが出来るなんて・・・・・・・僕だけでなく、ほとんどの来場者がその事実に驚いていた。これも釜野先生の長年の基礎研究の大きな成果だ。釜野先生の情熱には本当に頭が下がる思いだ。

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新たな無薬品パルプを発表された釜野徳明博士(神奈川大学名誉教授)

その他、会場には2011年に子ども達がケナフの紙に描いた絵も展示され、来場者の目を楽しませていた。いつか無薬品ケナフパルプにガーベラやヒマワリなどのパルプも混ぜて、紙づくりに挑戦してみたい。楽しみがひとつふえた。

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ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】とらトピア港区立虎ノ門いきいきプラザ
〒105-0001港区虎ノ門1-21-10 TEL:03-3539-2941
【会期】2013/12/1/〜2013/12/14頃まで

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16頃〜2013/12/28頃まで


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2013年12月13日

お帰り!

12月13日

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大和田小学校での話を終え、松山を発つまでの間に道後温泉の椿湯へ行った時の事。時々、休憩所で話をする御婆さんから、「おかえり」と声を掛けて貰った。行方も知らぬ根なし草の旅を続ける自分にとって、この「おかえり」ほど心温まる言葉はない。

更に「この前、テレビ見たよ」、と御婆さん。「本物の方がええ男やわい」とニヤリ・・・・・・・。そして「体に気を付けるんよ」と。御婆さんの温かい優しさに胸がいっぱいになった。後半戦、忙しくなりそうだが、最後まで精いっぱいやりぬきたい。



ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】とらトピア港区立虎ノ門いきいきプラザ
〒105-0001港区虎ノ門1-21-10 TEL:03-3539-2941
【会期】2013/12/1/〜2013/12/14頃まで

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16頃〜2013/12/28頃まで


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2013年12月12日

大きければ、大きいなりに

12月12日

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昨日、訪問した大和田小学校は再来年、廃校になる事が決まっているそうだ。以前、訪問した河成小学校も同じく廃校になるとの事。社会事情とはいえ、こうして大和田小学校のような子ども達が学ぶ上で抜群の環境にある小さな小学校がなくなっていく事は、個人的にとても残念に思う。

そんな訳で、廃校の話を伺って暫くがっかりしていると、校長先生が「大きいところにいけば、大きいとこなりに子ども達は成長しますから」、と明るい笑顔で声を掛けてくださった。その瞬間、目の前がぱっと開けたような気がした。

校長先生の仰る通りだ。子ども達は無限の順応性があり、あれこれ周囲が心配するよりも子ども達を信じる事こそ大事なのだ!実際、ヒマラヤ小学校の卒業生だって、一クラス60人が学ぶマンモス中学校に行っても、逞しく頑張っているし、大きい事を前向きに捉える方が正解なのかもしれない。結局、一人ひとりに目を行き届かせられるかどうかは、数の問題ではなく、先生達や保護者、そして社会の意欲次第なんだと思う。

でも、やはり、学校がなくなる事は一抹の寂しさが残るなぁ・・・・・・。それは、きっとみんな一緒だと思う。



ヒマラヤ小学校絵画展「ネパール」

【会場】とらトピア港区立虎ノ門いきいきプラザ
〒105-0001港区虎ノ門1-21-10 TEL:03-3539-2941
【会期】2013/12/1/〜2013/12/14頃まで

【会場】港区立神明いきいきプラザ
〒105-0013港区浜松町1-6-7 TEL:03-3436-2500
【会期】2013/12/16頃〜2013/12/28頃まで


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