2012年07月

2012年07月31日

してやられた

7月31日

ヒマラヤ小学校の中で特にクラスの纏まりが良いのは間違いなく1年生だろう。女子が圧倒的に多いという事も纏まりの良さに繋がっているのだろうが、何事も阿吽の呼吸でやり遂げてしまう連携の良さには驚かされる事が多い。僕など何時もやられっ放しだ。

resize2354

先日、1年生の女子児童が支援者宛てに手紙を書き始めたところ、「私も、私も」と言って他の児童たちも次々に紙と鉛筆を取り出して手紙を書き始めた。誰かが手紙を書き出すと、付和雷同的に手紙を書き出すのはどのクラスでも同じだ。翻訳する身としては、土用波に当たったようで少々辛い点でもある。

暫くすると、1年生の児童たちがこぞって職員室に手紙を届けにやって来た。みんな一生懸命書いたんだなぁ、と思い、一人ひとりの頭を撫でながら手紙を受け取り、早速、翻訳作業を始めてみると、あれ、どの手紙も殆ど同じ。中には一字一句同じものも・・・・・・・・・

暫くどうしたものか考えていたが、でも、まぁ、こうして皆で一緒に書き上げることで手紙の腕が上達していくのだと思えば、それほど悪いことではない気もする、なんて前向きな事を考えていると、ふと1年生のニヤっとした顔が浮かんで来た。今日もお嬢様達にまんまとしてやられた、ということかな。





hsf at 05:18|Permalink

2012年07月30日

量より質?

7月30日

resize2332

ヒマラヤ小学校には現在、専門家(教師)を含む8人の外国人ボランティアが活動を行っているが、今月は壁画制作に取り組んだボランティアグループ(13人)など多数のゲストが来校し、その対応に追われてしまい、外国人ボランティアの能力を十分に生かしきれない状況が続いていた。更に先生たちからもボランティアや特別活動の割り当て時間が増えると期末試験までに授業を消化することが難しい、と不安の声も出ているようだ。この辺りの調整についてはマンガル校長の手腕が試されている時期なのかもしれない。ぜひとも貴重な訓練の機会と捉えてがんばって貰いたい。

そんな訳で、せっかく学校に来てくれた外国人ボランティアに充実した時間をすごして貰い、知識や技術、能力を学校のために役立てて貰うにはどうすれば良いか、皆でざっくばらんに話し合う事になった。ボランティアからは参加人数よりも質に重点を置くべきではないか、という意見が多数出た他、ヒマラヤ小学校の先生たちが何を学びたいのか、一人ひとりの声をもっと聞かせてほしいとの意見もあった。

外国人ボランティアの受け入れが始まって2年余り。ちょうどボランティア受け入れの意義について考え直す時期に差し掛かっているのかもしれない。手を繋いで貰ったり、おんぶや抱っこをして貰う、ふれあいの交流は絶対に大事だが、これまで以上に教育内容の充実に視点をおいたボランティア受け入れに力を入れていく必要があるという事だろう。意義のある交流が実現するよう皆で知恵を出し合いたい。

hsf at 00:00|Permalink

2012年07月29日

ゴミ箱狂想曲

7月29日

ヒマラヤ小学校の各教室に新しいゴミ箱を設置したところ、幼稚園から小学校低学年のクラスでゴミ拾いが流行り出し、一部のクラスでは昼休みにゴミ箱を奪い合う姿まで見られるようになった。

思いがけない成果に先生たちも喜んでいるのだが、果たして何時まで続くだろうか・・・・・・ちょっとだけ心配なのであります。

resize2339
「継続は力なり!」 分かるかな?

hsf at 00:00|Permalink

2012年07月28日

滑り台が完成

7月28日

resize2340

めぐりの会の皆さんの支援で出来た滑り台に色が塗られ、晴れて完成となった。今年6月、僕が一時帰国で留守にしている間、壁画制作に取り組んだ外国人ボランティア(第一陣)が子ども達と一緒に塗ってくれたそうだ。去年の夏に行われた1階教室の壁画制作の時は、ペンキが足りず滑り台まで塗れなかったのだが、今回は真っ先に滑り台に色を塗ってくれたとのこと。本当にありがたい。

ちなみに柱の色が剥げているのは・・・・・はい、誰とはいわないけど、写真の中の誰かの仕業。目をそらす先頭と中央あたりがなんとなく怪しいか?

hsf at 00:00|Permalink

2012年07月27日

生の現実

7月27日

resize2262

国内の物価高騰が止まらず、人々の暮らしは厳しくなる一方だ。報告によるとこの10ヶ月で10%以上物価が上がったそうだ。物価の高騰による生活苦から故郷の村へ引き上げる人が増え、ヒマラヤ小学校でもこの数年、退学者が後を絶たない状況である事は、このブログでも何度かお伝えしていると思う。

窮状を抱え故郷へ引き上げようとする家族を引き止めるのは容易な事ではないが、先生達が地道な努力を続けた結果、今年に入って何とか5人の児童の退学を阻止することが出来た。もちろん今後、どうなるのか全く予断を許さない状況である事に変わりはないが、引き止める事ができた事は先生達にとって大きな自信となったと思う。

ただし、引止めに成功したからといって万事良かったというわけではない。実は先日、村に残る決心をした家庭の内、2人の保護者が学校にやって来て、「あなたたち(学校)が引き止めたのだから、そちら(学校)が払うべきだ」と言って、制服代や児童福祉基金などの支払いを全て免除にするよう求めてきた。引き止めた家族の中には職業訓練を受けながら必死に頑張っている人達もいるので、保護者がこうした要求をしてきた事は少し残念な思いもしたが、「引き止め→努力して困難を乗り越える」というのは、自分たちが勝手に描いた理想像ということだろう。時々、こうした生の現実に突き当たると、自分たちが身勝手に理想像に当てはめ、見返りを求めていた事に気づかされる。

今回の保護者の要求を受け、先生たちの中にはガッカリしたり、目くじらを立てたりする人もいたが、支援活動は正に生の現実。決して効率では図れないものだという事をもう一度、皆で認識しなくてはと思う。ただ先生たちが引き止める意欲を失う事がないよう、その意義についてはしっかり伝えなければと思う。引き止めた成果は直ぐにではなく、何年後、何十年後にようやく出るものだと思う。もちろん出ないこともあるだろうけど。




hsf at 00:00|Permalink

2012年07月26日

ネパールらしい

7月26日

あまりにもネパールらしいニュース(時事通信)が目に留まったのでご紹介したい。飲酒運転を鼻で検地し、見つかってもそのまま乗っていたオートバイで帰宅が許される・・・・・ネパールらしいノンフィクション。「家のそばで止められた」と怒るラム・タパ氏の言い分もまたネパールらしい。

飲酒運転、警官の鼻で検知=ネパール

20120722at39p
【カトマンズAFP=時事】ネパールの首都カトマンズで飲酒運転の取り締まりが強化されている。ただ、酒気検知器は不足し、血液検査も無理。警官は運転者を止めては、酒の臭いを嗅いで調べている。
 取り締まられたばかりのラム・タパ氏(27)は「家まですぐそこの所で止められた」と警官の鼻に頼るやり方に不満顔だ。「少し飲んでいただけだ。他の国だったら大丈夫なはずだ」と酒気帯びは認めている。免許を没収され、罰金1000ルピー(約1000円)を支払わなければならないが、乗っていたオートバイでそのまま帰宅することは許された。



hsf at 00:00|Permalink

2012年07月25日

おやすみ

7月25日

「た、たいちょう、もう無理です。自分は眠いのであります」。
集団下校の途中、幼稚園クラスの園児が眠ってしまった。

「目を閉じちゃ駄目だ。しっかりしろ」。そんな事をいったかどうか、5年生が必死に起こそうとするが、園児の眠りはかなり深い。結局、万策尽き、5年生が園児を抱えて帰宅することになった。

歩きながら眠りにつけたのは、きっとやさしい5年生に囲まれ安心したからだろう。やさしい上級生に恵まれて良かったね。良い夢を見るんだよ。

resize2336



hsf at 00:00|Permalink

2012年07月24日

スラワンサンガティ

7月23日

先日、16日はビクラム暦(ネパールで使われる暦)の第4月にあたるスラワン月の第1日だった。この日はヒンドゥ教の女性たちが緑と黄色のチュラ(腕輪)を付け、シヴァ神を祀る寺院を参拝して夫の健康と幸せを祈る「スラワンサンガティ」の日だ。スラワン月の間、女性たちは毎週月曜日に断食をする他、1ヶ月間は肉や卵、大蒜などを断つ。これだけ夫を想う操の固い妻を持った世のネパール人男性はたいそう幸せで、妻を大事にするに違いないと思うかもしれないが、実際のところ、そうでもないようだ。

先日、ヒマラヤ小学校で学ぶ3人兄妹の母親が蒸発した。3人の児童に「何があったの?」と尋ねると、幼稚園年中クラスで学ぶ一番下の弟が「お父さんが沢山お酒を飲んだから」と答えた。どうも父親が大酒を飲み、母親に暴力を振るったことが原因のようだ。この母親、実は以前にも夫の暴力に耐え切れず、子ども達に僅か15ルピーのお金を残して蒸発した事があった。その時は確か2週間ほどして戻ってきたのだが、――実家への出戻りが許されないため――蒸発しても行き先がなく、結局、元の鞘に収まる他なかった、というのが現実だろう。この辺りからも男性優位社会を垣間見る事ができる。

さて今後、どのような事態になるのか全く予想もつかないが、幼い子ども達のためにも母親には何とか気持ちを落ち着かせて、戻って来てほしいと思う。母親不在の影響を受けるのは全て子ども達なのだから。

resize2325
「スラワンサンガティ」の日にシヴァ寺院を参拝する女性たち


resize2326
男性陣・・・・・・

hsf at 00:00|Permalink

2012年07月23日

田植え

7月23日

resize2329

遅れていた田植えがようやく終わり、学校周辺の棚田も美しく色づいた。今年は6月に殆ど雨が降らなかったため例年よりも田植えが遅れ、あちこちで村人の不安の声が聞こえていたので、無事田植えが終わり、みんな安堵の胸をなでおろしたに違いない。よかった、よかった。

この時期、日雇いで田植えをする親の手伝いでヒマラヤ小学校の子ども達も忙しい。先週は出席率が半分以下の日が何度もあった。農作業を手伝えば大きな子どもは大人並に賃金が貰える他、小さな子どもでも手伝えば昼ご飯を食べる事が出来るため、親が学校よりも農作業を優先するのも現状では仕方のない事かもしれない。以前は田植えなどの農繁期には学校を休みにして対応していたのだが、学校が休みになると田植えが終わった後も他の仕事をして、そのまま退学してしまうケースが続いたため、何時でも子ども達が戻ってこられるよう学校を開校することになった。

田植えが終わったら、これから草取りが忙しい時期になる。小さな不安は尽きないが、今年こそは一人も退学者を出さぬよう、先生たちと一丸となって対応したい。

resize2331
田植えを終え、家路を急ぐ児童

hsf at 00:00|Permalink

2012年07月22日

壁画制作が終了!

7月22日

resize2319

今月8日から行われていた世界各国の若者による2階教室の壁画制作が終了した。世界の国旗やアルファベットなどが鮮やかに描かれ、教室を楽しく彩っている。ところどころペンキが垂れているところからも手作りの温かさが伝わって来て、僕はとても気に入っている。毎日、ペンキに塗れながら一生懸命、壁画の制作に取り組んでくれた若者には感謝の気持ちでいっぱいだ。ヒマラヤ小学校で過ごした時間が、若者にとって少しでも有意義であったなら望外の喜びに思う。

resize2307


resize2306





hsf at 00:00|Permalink

2012年07月21日

肖像画

7月21日

先日からヒマラヤ小学校の2階教室で世界各国から集った若者による壁画の製作が行われているが、実はその第一段として6月にも外国人ボランティアが来校し、3階のフォーレストルームと外壁に素晴らしい壁画を描いてくれた。そんなわけで・・・・・

resize2310
これが学校の外壁に描かれた肖像画。何となく見覚えが・・・

resize2312
ん〜?誰だ?

resize2313
ま、まさか・・・・・あなたは・・・・・

resize2311
「俺、ヒマールです」。

hsf at 00:00|Permalink

2012年07月20日

大役を任されて

7月20日

resize2309

「お兄さん、お姉さん、私たちのために・・・・・・」。

緊張した面持ちで紙に書かれた文章を読み返しているのは、ヒマラヤ小学校の天才ポエット、スワスティカ。外国人ボランティアの送別会で児童代表挨拶の大役を任され、朝から緊張しっぱなし。鼻息は荒く、手のひらに書かれたあんちょこも汗で滲んでしまう程だ。「失敗したらどうしよう。いや、大丈夫。でも・・・・」。スワスティカの心の声が鮮明に聞こえてきた。こうして子ども達は順繰りに大役を任され、それを達成しながら成長していくのだろう。何事も一生懸命だからこそ、成長があるのだと思う。

さて肝心の本番だが、多少早口だったもののスワスティカは気持ちのこもった立派な挨拶を披露する事が出来た。外国人ボランティアにもスワスティカの気持ちが十分伝わったようで、挨拶の後は万雷の拍手が会場に鳴り響いた。スワスティカ、よくがんばった。次も頼むぞ!



hsf at 00:00|Permalink

2012年07月19日

デンタルキャンプ

7月19日

渡辺先生によるデンタルキャンプが7月15、16日の2日間に渡り行われ、子ども達が歯科治療を受けた。渡辺先生のデンタルキャンプは開校時から毎年2度ずつ継続的に行われている恒例行事。様々なアイデアを駆使して、教室があっという間に治療室に変わってしまう、正に魔法の歯科医院だ。

歯科治療は一度で終わらせることが難しいため、各地行われるデンタルキャンプ等でも、やむを得ず抜歯で終わらせてしまうことが多いそうだ。渡辺先生はできるだけ抜歯を避け適切な治療をしたいとの考えから、ヒマラヤ小学校を拠点として毎年、治療活動を続けてくださっている。本当に「感謝」以外に言葉は見つからない。

resize2293
今回の治療活動では先生達と共にヒマラヤ小学校一の舞姫、メヌカが助手?を務めた。役割を与えられ嬉しそうに手伝うメヌカ。

hsf at 00:00|Permalink

2012年07月18日

ドーンじゃんけんぽん

7月18日

先週木曜日から今日までの約1週間、日本人支援者(2名)がヒマラヤ小学校を訪問した。今回、訪問した支援者は教育関係者ということで、日本の学校で人気のある「遊び」を使った交流が行われ、子ども達だけでなく学校にとっても有意義な学びの時間となった。

教えていただいた「遊び」の中で特に盛り上がったのは、「ドーンじゃんけん」というグループに分かれジャンケンで陣地を競う遊び。子ども達はみんな汗だくになりながら敵陣を目指して奮闘した。学校に平均台がないため、レンガに板を置いただけの簡易的な平均台を使ったのだが、もう少し高さを上げれば更に盛り上がる事は必至だろう。

それにしても、こんなにシンプルな遊びひとつで、人間成長に必要な事がたくさん学べるのだから、知識を身につける座学と同じくらい――もしかするとそれ以上に――「遊び」は大切だとつくづく思う。ちなみにこの日のMVPはヤンチャ坊主のアニス(アニール)。審判を務めたり独自のルールを作るなど、大いに実力を発揮した。(アニスについてはこちらこちらをお目通し下さい。)

resize2289
「どーんじゃんけん」で盛り上がる子ども達

resize2285
平均台がないため急遽、レンガの上に板を置いて平均台もどきを作った。

resize2287
MVPはアニス(左)に決定。破顔一笑。

resize2288
勝利の喜び



hsf at 10:44|Permalink

2012年07月17日

大きな靴が

7月17日

ヒマラヤ小学校の1階4教室全てにカーペットが敷き込まれ、教室内に入る時は靴を脱ぐ事になった。一昨日、教室の中で子ども達の様子を見た後、外に出てみると、あれ、靴がない。首を傾げながら、あちこち探していると・・・・・・・・・・奥の階段から大きな靴が歩いてきた。

resize2291



お知らせ


ワールドミュージックへの誘い!

チベット出身の歌手ソナム・ギャルモさんのライブです。ぜひお誘いあわせの上、お運びください。

日時:2012/7/27(Fri) 1) 18:30〜19:30 2) 19:45〜20:45

場所:ライブハウス428  シブヤ楽器店

料金:2000円(1ドリンク付き)

詳しくは下のパンフレットをご覧ください。

2012-7-27パンフ







hsf at 07:46|Permalink

2012年07月16日

卒業生

7月16日

一昨日の空手大会では子ども達が収めた成績と同じくらい嬉しいことがあった。今回の空手大会は初めてヒマラヤ小学校が会場に選ばれたのだが、なんと大会を知った大勢の卒業生が運営を手伝いに来てくれたのだ。中にはすっかり小さくなったヒマラヤ小学校の制服を普段着として愛用している卒業生の姿も・・・・・。懐かしい顔ぶれが集まり、さながら同窓会のようだった。

今回、特に学校から呼びかけたわけではなく、誰からとなく卒業生が運営の手伝いに集まってきた事が余計嬉しかった。もしかしたら卒業生たちは学校へ集まるきっかけを必要としているのかもしれない。そう考えると、なんとか早期に同窓会の設立を目指さなくてはと思う。卒業生の力を結集すれば、必ず学校自立の礎になるはずだ。

resize2269
歴代一位のヤンチャ小僧だったクマールは、すっかり礼儀正しく逞しい青年になっていた。

resize2270
空手でネパール1になったプロビン(第2期卒業生)とクマール。Tシャツの文字が気になるところ。

hsf at 00:00|Permalink

2012年07月15日

栄光の歴史を刻む

7月15日

resize2284

ラリットプール郡内5校の選抜選手で競う「和道会空手・郡内学校対抗選抜大会」が14日、ヒマラヤ小学校で開催され、ヒマラヤ小学校空手部の子ども達(卒業生を含む)が全4階級(組手)で1位になった他、2位入賞が1人、3位入賞も4人という文句なしの素晴らしい成績で、ヒマラヤ小学校空手部の栄光の歴史を刻んだ。子ども達の大健闘を心から称えたい。

今年度から学校として空手に力を入れる事になり、現在、空手部員は30人を超えるなど俄かに活気付いていることを実感していたのだが、郡レベルの小さな大会とはいえ、これほどの成績を収めるとは夢にも思っていなかった。もちろん今回はヒマラヤ小学校を会場に開催されたホーム大会という事で、友達や卒業生、保護者から大声援を受けた事も好成績に繋がったと思うが、それでも顧問のビジャヤ先生の熱心な指導の下、一人ひとりの子ども達が一生懸命稽古を積み重ねる中で、着実に実力をつけてきたのだと思う。本当にみんな良く頑張った。おめでとう!!

resize2267
今大会で1位に輝いたのはプシュパ(4年生 女子25KG級) 、シーマ(第4期(2011年度)卒業生 女子50Kg級)、サジャン(5年生 男子50Kg級)、サチン(4年生 男子40Kg級)の4人。

resize2266
第4期卒業生のシーマ

resize2275
以前に比べ精神的に強くなった。これまでは決勝戦でリードしながら後半守りに入ってしまい逆転負けする事が何度もあったが、今回は最後まで攻め続けて見事、優勝した。

resize2272
泣き虫サジャンはいつの間にか逞しい男に成長。体の大きな年長者を相手に物怖じせず戦った。勝利の後はうれし泣き。

resize2277
圧倒的な強さを見せたサチン。ポイントが決まった後の雄叫び声が素晴らしい。勝ち方にこだわる辺りは流石だ。

resize2278
4年生のプシュパ

resize2279
心優しいプシュパがこれだけ闘志を燃やせるようになった事は正直、驚いた。何事にも意欲的な姿勢が実力に繋がったようだ。

resize2281
勝ったでぇー!



hsf at 09:25|Permalink

2012年07月14日

認めてほしい思いとチョコレート

7月14日

ヒマラヤ小学校を訪問中の支援者を歓迎しようと、子ども達が歓迎会を開催した。今回の歓迎会は新5年生が企画したもの。新学期が始まって2度目の歓迎会だったが、前回よりも下級生に配慮した点が見られ、子ども達の成長を垣間見た思いがした。

resize2264

歓迎会の司会・進行は一昨年までマンガル校長が行っていたのだが、将来的に歓迎会は司会進行役も含め、全て子ども達主導でやらせてみようとの考えがあり、その先達として、現在は先生達が持ち回りで司会進行役を務めている。昨日の歓迎会ではギャニ先生が初めて司会・進行役を務めたが、多少のぎこちなさはあったものの精いっぱい頑張っていた。先生達のこうした努力は、きっと子ども達にも伝わるのではないだろうか。バトンタッチ出来る日もそう遠くないかもしれない。

さて昨日の歓迎会だが、子ども達はみんなつぶらな瞳を輝かせながら、歌って、踊って、さらには詩を読んで、と意気軒高。何時もながら子ども達の”見てほしい、認めてほしい、褒めてほしい”という必死の気持ちがひしひしと伝わってきた。もちろんご褒美のチョコレートも子ども達の気持ちを果てしなく高揚させたことは言うまでもない。

resize2265
チョコレート イエーィ!


お知らせ


ワールドミュージックへの誘い!

チベット出身の歌手ソナム・ギャルモさんのライブです。ぜひお誘いあわせの上、お運びください。

日時:2012/7/27(Fri) 1) 18:30〜19:30 2) 19:45〜20:45

場所:ライブハウス428  シブヤ楽器店

料金:2000円(1ドリンク付き)

詳しくは下のパンフレットをご覧ください。

2012-7-27パンフ







hsf at 10:44|Permalink

2012年07月13日

お互いの顔が見える支援

7月13日

resize2263

現在、ヒマラヤ小学校には子ども達を指導する7人の外国人ボランティアの他、世界各地から13人の若者が、2階と3階の教室や外壁に壁画を描くため来校中だ。昨年11月に行われた1階教室の壁画制作に続き、今回が2度目の活動となる。若者がペンキや汗に塗れながら一生懸命、作業に取り組む姿は大きな感動を覚える。

ヒマラヤ小学校はこうして大勢の人たちの善意に支えられながら、少しずつ整備されてきた学校だ。開校当時平屋だった校舎は3階建てになり、階段が出来、井戸が出来、果樹園が出来・・・・・という具合に学校も子ども達や世界中の若者と一緒に成長しているのだ。

大きな支援ではなく、一人一人ひとりの善意に支えられた事で、少しずつだが「お互いの顔が見える支援」が実現している事を実感する毎日だ。


お知らせ


ワールドミュージックへの誘い!

チベット出身の歌手ソナム・ギャルモさんのライブです。ぜひお誘いあわせの上、お運びください。

日時:2012/7/27(Fri) 1) 18:30〜19:30 2) 19:45〜20:45

場所:ライブハウス428  シブヤ楽器店

料金:2000円(1ドリンク付き)

詳しくは下のパンフレットをご覧ください。

2012-7-27パンフ







hsf at 10:05|Permalink

2012年07月12日

きっかけ作り

7月12日

当ブログには「拍手」という任意の評価ボタンがついている。拍手の数が増えるとどうなるのか、運営している自分自身もよく知らないのだが、――拙稿とはいえ――書く身としては目を通してくれる人が増える事は励みになる。

昨日、知人から「7月7日の記事(「やっぱり食べます」)に何時もよりたくさん拍手が入っているよ」と連絡があった。記事というよりも先生から伝え聞いた事をそのまま載せただけなのだが、きっと小学生の健気な心が共感を呼んだのだろう。

食べ物の「好き嫌い」や「食べる食べない」といった選択は、豊かな社会に身をおいているからこそ出来ることだと思う。今日の食事に事欠くような状況では、好きでも嫌いでも兎に角、生きるためにに食べなければいけないのだ。

誰だって「選択の自由」がある豊かな生活の方が良いと思うに決まっている。僕だってそうだ。でも、やはり僕たちのような生まれた時から社会の豊かさを享受し、貧しさを知らない世代は、真剣に立ち止まる必要があると思う。自分自身の活動の中で、何か切欠づくりが出来ないだろうか。考えてみたい。

resize2286


お知らせ


ワールドミュージックへの誘い!

チベット出身の歌手ソナム・ギャルモさんのライブです。ぜひお誘いあわせの上、お運びください。

日時:2012/7/27(Fri) 1) 18:30〜19:30 2) 19:45〜20:45

場所:ライブハウス428  シブヤ楽器店

料金:2000円(1ドリンク付き)

詳しくは下のパンフレットをご覧ください。

2012-7-27パンフ









hsf at 09:50|Permalink