2012年01月

2012年01月31日

職業技術を身につけて

1月31日

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今日で1月も終わり。この1ヶ月は帰国中に溜まった雑務に終われ、何かと忙しい毎日だった。それでも冬休みや祝祭日に助けられ、ある程度の雑務をこなす事も出来、忙しいながらも充実した1ヶ月を過ごす事が出来た。特に難しいと思っていた山の上の村での往診に4回も行けた事は、自分自身、とても満足している。その他、新年度の新入生受け入れのため、学校から4キロほど離れた山の上の村で実態調査と教育普及活動を実施できた事も大変満足している。どんな結果になるか未だ分からないが、自分なりに頑張った成果は得られるのではないかと密かに期待している。

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4月に卒業を迎える5年生のクラスは、卒業後の進路の事で俄かに気忙しくなっているようだ。きっと、あれこれ悩む毎日なのだろうが、最後には必ず適切な決断が出来ると確信している。一人ひとりが希望をしっかり叶えられる様、学校として全面的に応援できればと思っている。

5年生の中には既に職業訓練を受けている児童が数名いるが、彼らは卒業後、進学せず職業技術を身に付ける事で、将来の自立を目指したいと考えているようだ。

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5年生のシーマ(14)と従兄弟のミン・バードル(ラジュ)(14)の2人は現在、早朝と放課後、ヤッギャ校長の自宅で行われている「トルコ石を使った装飾品つくり」の職業訓練を受けている。既にミンバードルは石切りの技術を習得し、今は一番難しいといわれている研磨技術の習得に取り組んでいる。ミンバードルは人一倍、手先が器用なので、将来はきっと腕の良い職人になるのではないだろうか。シーマはトルコ石を装着する技術を身につけ、現在はミンバードルと同じく、研磨技術の習得に熱心に取り組んでいる。シーマは職業技術を学び、将来は母親を助けたいと考えているようだ。更には、「いつか自分の力で中学校へ進学したい」と、夢を語っている。

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もちろんこの先、2人の気持ちに変化があるかもしれないが、今、学んでいる事は必ず将来に渡り役立つはずだ。何事も無駄はない。ぜひ悔いの残らないよう、自分がやりたい事を精いっぱい頑張ってほしいと思う。

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さて、Where is Alice?の宮城春菜さんのご協力をいただき1月18日から今日まで、伊勢丹・新宿本店で開催されていたイベント「生花で楽しむロマンティクボヘミアンズ」が今日で無事、終了した。当初は販売数が思ったように伸びず、苦戦を強いられていたのだが、最終日の1日前、大量に購入してくださる方がいて、見事、イベント期間中に完売することが出来た。ご協力頂いた皆さんに心から感謝の気持ちでいっぱいだ。早速、職業訓練所の皆に報告しようと思う。きっと大きな励みになるはずだ。



お知らせ


YOUプロジェクト@新宿・BEER&CAFE ベルク

2012年2月1日(水)〜29日(水)
BEER&CAFE ベルク新宿区新宿3−38−1
ルミネエスト B1
(新宿駅東口改札口より15秒)
7:00〜23:00


谷口卓也ソロライブ「初花月-はつはなづき-」

ヒマラヤ小学校開校5周年フォーラムで第一期卒業生のラクシミと共演して頂いた太鼓奏者、谷口卓也さんのソロライブが渋谷PLUGで開催されます。谷口さんは現在、ドイツを拠点に活動中。一時帰国の貴重なライブです。どうぞお運びください。

2012年2月14日(火)
場所・渋谷PLUG
開演・19時30分
出演・谷口卓也(太鼓)ゲスト・小山豊(津軽三味線)、Waccha(ボイスパーカッション)
料金・前売り 2500円、当日 2800円

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2012年01月30日

眼差し

1月30日

数人の先生に授業中の子ども達の表情を写した写真をプレゼントした。
突然、子どもの写真を渡されても何の事かさっぱり分らないかもしれないが、先生達には、”子どもは常に先生の事を見ているんだ”、という事に気づいて欲しいと思っている。

普段の授業ではなかなか一人ひとりの眼差しを意識することはないと思うが、子ども達が先生に注ぐ眼差しは、憧れであったり、尊敬であったり、信頼であったり、時には何かに気付いてほしいというサインだったりと、本当に多種様々だ。そうした子ども達一人ひとりの気持ちにしっかり応える事こそ、教師の最も大切な役目ではないだろうか。だからこそ先生には自分自身をどんどん高めて欲しいと思っている。一枚の写真がその切欠になるなら、これほど嬉しい事はない。

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そんな訳で最近、授業中の子ども達の眼差しを写真に収めているのだが、子ども達に気付かれないよう、こっそり、すばやく撮るという作業は事のほか難しい。気をつけないと、こんな感じになってしまうのだ。やれやれ。

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そういえば、何時の間にピースサインが上手になっている・・・・





お知らせ

生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

Where is Alice?の宮城春菜さんのご協力をいただき、1月18日から31日までの日程で伊勢丹新宿本店5階で開催される「生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ」において、ヒマラヤ小学校の卒業生らが将来の自立を目指して職業訓練所で制作したフェルトが販売されます。ぜひ、ご協力を宜しくお願いいたします。

■1月18日(水)〜31日(火)
■新宿店本館5階=ザ・ステージ#5


谷口卓也ソロライブ「初花月-はつはなづき-」

ヒマラヤ小学校開校5周年フォーラムで第一期卒業生のラクシミと共演して頂いた太鼓奏者、谷口卓也さんのソロライブが渋谷PLUGで開催されます。谷口さんは現在、ドイツを拠点に活動中。一時帰国の貴重なライブです。どうぞお運びください。

2012年2月14日(火)
場所・渋谷PLUG
開演・19時30分
出演・谷口卓也(太鼓)ゲスト・小山豊(津軽三味線)、Waccha(ボイスパーカッション)
料金・前売り 2500円、当日 2800円

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2012年01月29日

成長著しい子ども達。

1月29日

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子ども達の成長には日々、驚かされることが多い。背が高くなる等、身体的な成長はもちろん、さまざまな能力の向上が著しい子ども達。今さっきまで出来なかったことが、もう出来るようになった、なんて事は日常茶飯事だ。

幼稚園年長クラスのアシュミタが「縄跳びが飛べるようになったよ」、と言って来たので、「では、ぜひともひと跳びお願いします」、とアシュミタの華麗な縄さばきを見せて貰うことにした。

しかし、、、、、跳んでいる事には間違いないが、蟹股で、まるでカエルが飛んでいるかのような変わった跳び方だった。本人は真剣なので笑ってはいけないと思いつつ、本人が真剣であればあるほど可笑しくて笑ってしまった。

それから1週間後、昼休みに縄跳びで遊んでいるアシュミタを見てみると、なんと足がちゃんと伸びでいた。あの蟹股の蛙飛びが懐かしいと思う反面、1週間あまりできちんと跳べるようになったアシュミタの成長に驚き、また嬉しく思った。「蟹股とび?あんた、いつの事?」アシュミタの心の声が聞こえてくるようだ。子ども達の向上は無限也!!

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生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

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■1月18日(水)〜31日(火)
■新宿店本館5階=ザ・ステージ#5


谷口卓也ソロライブ「初花月-はつはなづき-」

ヒマラヤ小学校開校5周年フォーラムで第一期卒業生のラクシミと共演して頂いた太鼓奏者、谷口卓也さんのソロライブが渋谷PLUGで開催されます。谷口さんは現在、ドイツを拠点に活動中。一時帰国の貴重なライブです。どうぞお運びください。

2012年2月14日(火)
場所・渋谷PLUG
開演・19時30分
出演・谷口卓也(太鼓)ゲスト・小山豊(津軽三味線)、Waccha(ボイスパーカッション)
料金・前売り 2500円、当日 2800円

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2012年01月28日

カトマンズよ何処へ行く。

1月28日

今週の水曜日、ガソリンの値上げに反対する学生グループの呼びかけでカトマンズはストライキとなった。今回のストは、ガソリンの値上げが直接的な原因だが、同時に社会的な閉塞感の高まりも理由のひとつではないかと思う。インフレによる物価高騰が止まらず生活の窮状を訴える人はかなり多い。学生でなくても多くの人は閉塞感を持っているはずだ。この狂気的な経済は何時、どのような形で終焉を迎えるのだろうか。そしてカトマンズは一体、何処へ向かっているのだろうか。

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出稼ぎ労働者の外国送金によって集まったお金が土地投機に流れ、数年前からカトマンズを中心に高層マンションの建設ラッシュが続いている。雨後の筍のように乱立したマンション群が狂気的なバブル経済を象徴しているかのようだ。それでも最近になって空き家を示す「TO-LET」の看板や張り紙を目にする機会がかなり増えた。もしかしたら、これらは経済破綻のオーヴァーチュアかもしれない。その辺りを踏まえ、今後の社会の変化を注意深く見ていく必要がありそうだ。

それにしても突如として現れた高層マンションや巨大ビル群を、麓の農家の人達はどのような気持ちで見ているのだろうか。空が狭くなる一方のカトマンズを嘆いているのだろうか、それとも我関せずの他人事として見ているのだろうか。。。。

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生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

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■1月18日(水)〜31日(火)
■新宿店本館5階=ザ・ステージ#5


谷口卓也ソロライブ「初花月-はつはなづき-」

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2012年2月14日(火)
場所・渋谷PLUG
開演・19時30分
出演・谷口卓也(太鼓)ゲスト・小山豊(津軽三味線)、Waccha(ボイスパーカッション)
料金・前売り 2500円、当日 2800円

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2012年01月27日

アガヨ〜アガヨ〜

1月27日

「ふぅ、アガヨ〜アガヨ〜(満腹、満腹)」

そんな会話を交わしているのは幼稚園年長クラスの仲良し3人組。昨日、開催した栄養改善プログラム直後、大きく膨れたお腹をさすりながら、今にもとろけそうな至福に満ちた表情を浮かべ、「アガヨ〜、アガヨ〜」と繰り返していた。これに爪楊枝でも咥えていたら、完璧だったと思うのは僕だけだろうか?

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僕はお腹いっぱい食べた後の子ども達の表情が好きだ。子ども達の幸せな笑顔を見ていると、いつの間にか小さな事にへこたれて後ろ向きになっている自分に気付かされ、”ナニクソ”という気持ちが沸いて来る。考えてみると、子ども達には何時も助けてもらってばかりだ。

今年は栄養改善プログラム後の子ども達の豊な表情をたくさん写真に収めてみようと考えている。いつかそんな写真ばかりを集めた写真展が出来たら、、、、、子ども達のお腹と同じくらい、僕の夢も大きく膨らんでいる。「アガヨ〜、アガヨ〜」


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出演・谷口卓也(太鼓)ゲスト・小山豊(津軽三味線)、Waccha(ボイスパーカッション)
料金・前売り 2500円、当日 2800円

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2012年01月26日

「俺が守ります」

1月26日

先日のブログで、ダサイン休み以降しばらく学校へ来ていなかった児童達が――故郷の村から戻り――先週くらいから少しずつ学校へ登校するようになった事をお伝えしたばかりだが、一日曜日にはヒマラヤ小学校一番の目立ちたがり屋(ダンスと歌が上手で空手が強い)で、人気者の天才サチンがようやく学校へ姿を現し、安堵の胸を撫で下ろした。

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サチンはダサイン休みの後、2学期・期末試験だけは受けたそうだが、その後は全く登校する様子もなく、冬休みが明けても同じ状態だったので、ちょうど今週末にはサチンの家を訪ねてみようと考えていたところだった。

昼休みにサチンを呼び出して、こっそり学校へ来なかった理由を尋ねてみると、「村に凄い泥棒が出たから、お母さんを守るためにずっと家にいた」と珍答が返ってきた。なんともサチンらしい答えだ。サチンに「じゃ学校は誰が守るんだ?」、と問いかけると、サチンはポケットに手を突っ込み、そのまま俯いて考えた始めた。

暫くするとサチンは顔を上げ、大きく息を吐いた後、「俺が守ります」と真顔で答えた。いかにも自分しかいないだろ、という自信に溢れた答え。形に拘るところもサチンらしい。何をしても様になるところ等、やっぱりサチンはヒマラヤ小学校のヒーローに相応しい。頼んだぞサチン!!

サチンが戻ってきた事で何となく胸のつっかえが取れたような感じだ。しかし今なお登校していない児童は20名を越えている。経済状況を考えると何となく不安が心をよぎるが、期末試験までに全員が登校することを願い、最後まで諦めずに待ってみたい。

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料金・前売り 2500円、当日 2800円

ご予約は「めぐり」のおかどさんへ。


台東区上野1-20-11 鈴乃屋本店2階 上野松坂屋向かい
Ph:03-3834-5154
megurisan@gray.plala.or.jp




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2012年01月25日

幼稚園クラスの進級試験撤廃!

1月25日

毎週、金曜日に行われる教職員会議では実に様々な話が話題に上る。以前に比べてかなり活発な意見が交わされるようになったのは、きっと先生達の意識変化の表れだろう。もちろん、まだまだ学校に改善の余地がいくらでもある、という事の表れでもあるが。。。

先週の職員会議では子ども達の事以外に、先生達自身の登校時間や欠席時の連絡方法について話し合われた。日本では当たり前と思われる事が、処変わったネパールでは決して当たり前でない事が結構多い。この違いを理解することこそが国際協力の基本だと思うが、実際にはなかなか難しい。国民性と片付けてしまえば簡単なのだが、、、この件については別の機会に紹介したいと思う。

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金曜日の会議では、幼稚園クラス(年少、年中、年長)の進級試験に関する話し合いが行われ、来年度から進級試験を撤廃する方向で決まった。僕自身、以前から幼稚園クラスの進級試験には反対の立場だったので、今回、撤廃の方向で話が纏まったことは本当に良かったと思っている。この事は将来的な青写真でもあるヒマラヤ小学校の職業訓練校化の布石にもなるはずだ。まだ道は長いが一歩ずつ着実に進めていけたらと思う。





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2012年01月24日

嗚呼、ロッドゥ

1月24日

「ロッドゥを作ったからおいで。」
以前、下宿していた家のオバさんから元気のよい電話がかかってきた。ロッドゥとは、ポン菓子(ポップライス)にチャク(ゴマと黒蜜)を混ぜたネワール族のお菓子のこと。僕にはこのロッドゥに沢山の思い出がある。

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ネパールで暮らし始めた頃、ネパール料理を全く食べられず、常時・欠食児だった僕を見かねて、下宿先のオバサンが「何か食べないといけないよ」と作ってくれたのが、このロッドゥだった。ロッドゥを食べた瞬間、口の中に広がった甘くて懐かしい味、、、、今もあの時の感動を鮮明に覚えている。当時、一気に食べてはもったいないと、貰ったでロッドゥを部屋で少しずつ砕いて食べた事が今では懐かしい思い出だ。当時の僕は結構、繊細だったのかもしれない。

今日はオバサンが作ってくれたロッドゥを食べながら、懐かしい思い出話に花が咲いた。今も全く変わらないロッドゥの甘い味を、なんだかとても有りがたく思った。

帰り際、オバサンから「肉がついた様だから、ちゃんと食べてるのね。」と笑われたが、僕は本当に人に恵まれたのだなぁと、つくづく思う今日この頃だ。


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2012年01月23日

奇妙な絵

1月23日

5年生の教室のベンチを動かしてみると、床に奇妙な絵が描かれているのを発見した。帽子を被った横向きの男、そして鳥のくちばしの様な手。こんな絵を描くのはきっとビシュヌに違いない、と思った瞬間、誰かが「ビシュヌが描いたんだよ。上手でしょ。」と言って来た。やっぱりビシュヌだったか、流石上手い。

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ビシュヌはヒマラヤ小学校で――今年度――最年長の18歳。現在は木工の職業訓練を受けながら学校で学んでいる児童だ。ビシュヌは絵を描くことが大好きで、日本国内で開催されるヒマラヤ小学校絵画展には必ず出展していて、ビシュヌの描く絵は支援者の間でも人気が高い。ポストカードにもなっている「村の救急車」は、ビシュヌの優しさが伝わってくる名作だ。

ビシュヌが描いたこの奇妙な絵。きっと何か特別な意味があるに違いないと思い、ビシュヌに絵の意味を尋ねると、「ケーポニチャイナ(なんにもないよ)」、と期待外れの答えが返ってきた。いや、いや、実は深い意味があるに違いない。いつかビシュヌから絵の真意を聞きだしてやろう。
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2012年01月22日

本好き、スジャンと二ジャン

1月22日

冬休み前に注文していた絵本がようやく届き、金曜日からフォーレストルームの図書コーナーに並んだ。早速、各クラスで読み聞かせや自由読書を行い、新しい絵本を紹介することになった。

幼稚園年少クラスで、――3ヶ月前に無事、長女を出産した――産休上がりのアヌシャ先生が絵本の読み聞かせを行い、その後、10分ほど子ども達に自由に絵本を読ませたところ、スジャン、二ジャンの兄弟がすっかり絵本を気に入ってしまい、手放さなくなってしまった。アヌシャ先生がスジャン、二ジャンから絵本を取り上げようとすると、ウ〜ッと、今にも噛みつきそうな声を出して威嚇する始末。アヌシャ先生もお手上げ、といった状態だったが、せっかくなのでスジャン、二ジャンに好きなだけ絵本を読ませる事にした。

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普段はクラスで最もヤンチャで落ち着きのないスジャンと二ジャンの2人だが、絵本を読んでいる間は不思議なほど静かで落ち着き払っている。かなり集中しているようだ。普段なら横で勉強をしている女子の邪魔をして泣かせる事も多いのに、そんな事も全くなかった。そういえば冬休み前に絵本の読み聞かせの授業をした時も、この2人、身を乗り出して聞いていた事があったが、実は根っからの本好きなのかもしれない。

子ども達の中には勉強が好きな子、運動が好きな子、踊りが好きな子、歌が好きな子などいろんな子がいるが、“本が好きな子”というのは、いつか大化けしそうな気がして個人的には他の子ども達よりも注目している。スジャンと二ジャン兄弟もこれから目が離せない存在になるかもしれない。

それにしてもこの2人、将来は一体、どんな大人になっているのだろうか?20年後の2人を勝手に想像してみると。。。。。。。。そうか、そうなっていたらいいな。

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2012年01月21日

4月から1年生へジャンプ

1月21日

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幼稚園年長クラスの子ども達も4月からは1年生になる。1年生になるというだけで大きな感慨を覚えるのは、僕が日本人だからだろうか。これから5年間、なんとか卒業まで順調に学校生活を続けてくれたら、と願わずにはいられない。

さて幼稚園年長クラスでは現在、ジャンプ遊びが流行っているようだ。休み時間になると縄跳びを3本並べて、それを踏まないよう順番に飛んでいる。どういうルールになっているのかいまいちよく分らないが、判定自体は自分に甘く、他人にはかなり厳しいようだ。僕も飛ばせて貰ったが、ちゃんと飛んだはずなのにアウトという判定だった。

4月からは1年生、きっと毎日飛んだ分だけ大きな成長を見せてくれるに違いない。頑張れ、年長クラスの園児達!

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2012年01月20日

ハイキング〜修学旅行

1月20日

祭日による連休が明け、昨日からヒマラヤ小学校が再開した。ダサインの後、暫く学校へ来ていなかった児童達が故郷の村から戻ってきたようで、ぽつりぽつり顔を出し始めた。

先日、休みを利用して、4人の先生と2人の外国人ボランティアと共に、4、5年生(20人)を連れてカトマンズ盆地の端にあるフマネダラまでハイキングに出かけた。実は今回のハイキングは修学旅行のプレイベントという位置づけで行われたものだ。

これまで「めぐりの会」のご支援を頂き、2009年(第一期生)、2010年(第2期生)と2年連続で修学旅行を実施することが出来、それぞれ卒業生にとって忘れられない思い出の絆となっているのだが、残念ながら昨年はご支援を頂きながらも、保護者の同意を得ることが出来ず、結局、修学旅行は中止となってしまった。子ども達が楽しみにしていた行事だけに、僕たちの準備不足が原因で中止になってしまった事を本当に申しわけなく思っている。今年は何とか卒業を迎える5年生全員を連れて修学旅行へ行けるようにしたいと思い、皆で考えた結果、まずプレイベントを開催して保護者の理解を得ることになったのだ。

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フマネダラとその周辺の村々は、僕自身、往診に出かけているので馴染みの場所でもある。いつもは麓の村までバイクで行き、そこから2時間ほど歩いて山の頂上にあるフマネダラを目指すのだが、今回は学校を起点に往復ということで、一旦、学校から川まで下り、そこから登り、また川まで下り、また登って、を繰り返す、かなりきついコースだった。

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さらに何時もなら自分のペースで休みながら歩く道のりを、元気な子ども達のペースに合わる必要があったため、頂上に着く頃にはすっかりフラフラになってしまった。それでも頂上付近でカトマンズ盆地や目下にあるチャンピの寺院群を見下ろしながら、皆で一緒に食べた昼食は格別の美味しさだった。子ども達も美味しい昼食に大喜び。食事の後、歌や踊りを披露する余力を持っている事には驚く以外なかった。

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復路は更に遠回りをしたため、――詳細については思い出すのも辛いので書かないことにします――学校に着く頃にはほぼノックアウト状態。バイクのエンジンを掛けるのもやっとの思いだった。子ども達も流石にぐったりしていたが、それでも最後の長い坂道を皆で歌を歌いながら登ったから凄い。

別れ際、5年生の児童に「また行こうな」と話しかけると、「私たちは後3ヶ月しかないもん。」と、少し悲しい顔を見せた。「心配する必要はない。君たちを必ず修学旅行へ連れて行くから!」その時、そんな事を思う余裕があったかどうかは怪しいが、必ず修学旅行を実現させたい、という思いを新たにした事は間違いない。いざ。


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自由と平和を願うチベットの夕べ@めぐり

2012年1月21日土曜日
16時30分 開場
17時〜   映画「ヒマラヤを越える子どもたち」20分
17時30分〜ソナム・ギャルモの歌 タブラ;アブドゥル・ラーマン 40分
16時15分〜チベット料理の会(料理指導;リンジン・ギャリ)

会場  めぐり
参加費 3,500円(映画・歌・食事。バター茶以外の飲み物は別です)

ヒマラヤの青い空の下、透明な声と心で歌うチベット民謡は聴く人の心に響きます。今回は厳寒のヒマラヤ山脈を越え、チベット亡命政府のあるインド/ダラムサラへと向う子供たちの姿を追った「ヒマラヤを越える子供たち」という短編ドキュメントを上映いたします。チベットの唄姫ソナム・ギャルモの歌と共に、手作りのチベット料理もお楽しみいただけたらと思います。 背景の壁にはチベットの子供たちが描いた素朴な絵の展示もいたします。チベットの仲間たちと共に、小さなチベットワールドへのお越しをお待ちしております。

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2012年01月19日

ジェニシャの涙

1月19日

15日(日)はビクラム暦の第10月にあたるマーグ月の初日、『マーグサンクランティ』と呼ばれるお祭りの日だった。『マーグサンクランティ』はちょうど日本の『立春』にあたる日で、カトマンズ盆地に暮らすネワール族はギイ(バター油)、チャク(ゴマと黒蜜で作った飴玉)、タルール(山芋)を食べたり、体に油を塗って日光浴をしたりして、冬が明けた事を祝う。これからカトマンズ盆地は一気にバサンタ(春)へと向かう。

例年、マーグサンクランティの日は里親教育基金の第一期生、ジェニシャとジーナ姉妹の家でギィとチャクをご馳走になっている。今年も姉妹から「ギィ、チャクをどうぞ」、と嬉しい連絡を貰ったので、迷わず姉妹の家を訪ねる事にした。

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ジェニシャ、ジーナ姉妹については、このブログの中でも何度か紹介しているので、ご存知の方もいると思うが、2人は「里親教育基金」から就学支援を行った第一期生で、その後、姉妹が「自分たちも何かしたい」と、近所の子ども達を集めて字の読み書きを教えてくれた事が、その後の寺子屋、そしてヒマラヤ小学校の建設に繋がった事は周知の通りだ。支援を始めた頃、9歳だったジェニシャは22歳になり、今は小学校の教師として頑張っている。妹のジーナは20歳になり、現在はコンピューターを学びながら、――2ヶ月程前から――パタン市内のデパートで働いているそうだ。

家を訪ねると、姉妹が何時も通りの明るい笑顔で迎えてくれた。早速、ギィ・チャクをご馳走になったが、普段なら――甘党の僕でも――とても食べられないような甘すぎるギィ・チャクも、お祭りとあってか、この日ばかりは不思議と食が進んだ。この時期、やはり自然と身体が甘いものを欲しているのかもしれない。

ギィ・チャクを食べながら母親も交えて世間話をしていると、物価高騰の事が話題に上がった。母親はダサインの後に体調を崩し、収入源であった地酒のロキシー作りを止めているため、以前にもまして窮状を抱えているようだ。「何でもいいから仕事を見つけて欲しい」と、母親が必死に哀願してきたが、もちろん僕にそんな当てなどなく、ただ黙って頷く事しか出来なかった。

すると突然、傍にいたジェニシャが涙を零し始めた。なんでも母親に苦労ばかり掛けるのが辛く、この先、どうなってしまうのか不安なのだという。むせび泣くジェニシャに掛ける言葉が見つからなかった。

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追い討ちをかけるように、昨日からガソリン、灯油、ガス等の生活必需品が再び値上がりした。この狂気的な経済は一体、何処へ向かっていくのだろうか。。。。。。。貧困は弱い立場の人々に容赦なく襲い掛かり、明日への希望を根こそぎ奪い去る、、、、世の中で一番、恐ろしいものはきっと貧しさに違いない。大きなため息をつきながら、ふと、そんな事を思った。

お知らせ

生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

Where is Alice?の宮城春菜さんのご協力をいただき、1月18日から31日までの日程で伊勢丹新宿本店5階で開催される「生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ」において、ヒマラヤ小学校の卒業生らが将来の自立を目指して職業訓練所で制作したフェルトが販売されます。ぜひ、ご協力を宜しくお願いいたします。

■1月18日(水)〜31日(火)
■新宿店本館5階=ザ・ステージ#5

自由と平和を願うチベットの夕べ@めぐり

2012年1月21日土曜日
16時30分 開場
17時〜   映画「ヒマラヤを越える子どもたち」20分
17時30分〜ソナム・ギャルモの歌 タブラ;アブドゥル・ラーマン 40分
16時15分〜チベット料理の会(料理指導;リンジン・ギャリ)

会場  めぐり
参加費 3,500円(映画・歌・食事。バター茶以外の飲み物は別です)

ヒマラヤの青い空の下、透明な声と心で歌うチベット民謡は聴く人の心に響きます。今回は厳寒のヒマラヤ山脈を越え、チベット亡命政府のあるインド/ダラムサラへと向う子供たちの姿を追った「ヒマラヤを越える子供たち」という短編ドキュメントを上映いたします。チベットの唄姫ソナム・ギャルモの歌と共に、手作りのチベット料理もお楽しみいただけたらと思います。 背景の壁にはチベットの子供たちが描いた素朴な絵の展示もいたします。チベットの仲間たちと共に、小さなチベットワールドへのお越しをお待ちしております。

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2012年01月18日

生花で楽しむ”ロマンティクボヘミアンズ”、KICK OFF

1月18日

今日からいよいよ伊勢丹・新宿本店のイベント「生花で楽しむ”ロマンティクボヘミアンズ」が始まった。昨年の夏に、同じくWhere is Alice?の宮城春菜さんのご協力を頂き、参加させて貰った“A style of BOHEMIANSに続いて、今回が2度目の伊勢丹イベント参加だ。今回も宮城春菜さんのご協力をはじめ、タグ付けや製品の手直し等、大勢のヒマラヤ小学校支援者の方の温かいご協力を頂いた。どれだけ考えても「感謝」という言葉しか見つからないが、皆さんのお気持ちをしっかり受け止めたい。

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写真:宮城春菜さん提供

前回の“A style of BOHEMIANSでは、それまでのチャリティ販売から一歩飛び出し、はじめて学校を全く知らない人達の目や手に商品が触れるという貴重な体験をした。期待と不安が交差する中で始まったイベントだったが――支援者の皆さんのご協力もあって――予想を上回る品物が売れ、大きな喜びと感動が胸の中を駆け巡った。

今回は果たしてどんな結果になるのか、全く予想も付かないが、謙虚に学ぶ姿勢を決して忘れることなく、挑戦者として一つでも多くの事を学べたらと思う。会期は1月31日まで。

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写真:宮城春菜さん提供


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生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

Where is Alice?の宮城春菜さんのご協力をいただき、1月18日から31日までの日程で伊勢丹新宿本店5階で開催される「生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ」において、ヒマラヤ小学校の卒業生らが将来の自立を目指して職業訓練所で制作したフェルトが販売されます。ぜひ、ご協力を宜しくお願いいたします。

■1月18日(水)〜31日(火)
■新宿店本館5階=ザ・ステージ#5

自由と平和を願うチベットの夕べ@めぐり

2012年1月21日土曜日
16時30分 開場
17時〜   映画「ヒマラヤを越える子どもたち」20分
17時30分〜ソナム・ギャルモの歌 タブラ;アブドゥル・ラーマン 40分
16時15分〜チベット料理の会(料理指導;リンジン・ギャリ)

会場  めぐり
参加費 3,500円(映画・歌・食事。バター茶以外の飲み物は別です)

ヒマラヤの青い空の下、透明な声と心で歌うチベット民謡は聴く人の心に響きます。今回は厳寒のヒマラヤ山脈を越え、チベット亡命政府のあるインド/ダラムサラへと向う子供たちの姿を追った「ヒマラヤを越える子供たち」という短編ドキュメントを上映いたします。チベットの唄姫ソナム・ギャルモの歌と共に、手作りのチベット料理もお楽しみいただけたらと思います。 背景の壁にはチベットの子供たちが描いた素朴な絵の展示もいたします。チベットの仲間たちと共に、小さなチベットワールドへのお越しをお待ちしております。

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2012年01月17日

リキシャよ、永遠なれ!

1月17日

カトマンズ盆地ではガソリン不足が続いている。供給は少しずつ改善している様だが、まだ簡単に手に入るような状況ではない。僕のように普段、バイクを使って移動している者にとってはそれなりに問題で、ガソリンがなければバイクだって無用の長物だ。

以前はガソリン不足になると、あの手この手を使ってガソリン入手に奔走していたのだが、今回は不思議とそういう気持ちが起こらず、「なければ歩けばいいや」と思い、学校や往診先までは、歩いたりバスを使ったりして、何時もよりのんびり動いている。

先日、歩いて往診先へ向う途中、町角のリキシャ(人力車)の運転手と目が合ったので、久しぶりにリキシャに乗って見ることにした。停電で薄暗くなった迷路のような街を、風を切るように爽快に走るリキシャ。思っていたよりも快適で驚いた。もう少し見直されてもいいと思うのだが、近代化と共に急速に存在意義が失われていく事は否めないだろう。いつかリキシャが街から姿を消す日が来るかもしれない。リキシャの運転手の屈託のない笑顔を見ながら、ネパールの未来に小さな不安を覚えた。

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生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

Where is Alice?の宮城春菜さんのご協力をいただき、1月18日から31日までの日程で伊勢丹新宿本店5階で開催される「生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ」において、ヒマラヤ小学校の卒業生らが将来の自立を目指して職業訓練所で制作したフェルトが販売されます。ぜひ、ご協力を宜しくお願いいたします。

■1月18日(水)〜31日(火)
■新宿店本館5階=ザ・ステージ#5


自由と平和を願うチベットの夕べ@めぐり

2012年1月21日土曜日
16時30分 開場
17時〜   映画「ヒマラヤを越える子どもたち」20分
17時30分〜ソナム・ギャルモの歌 タブラ;アブドゥル・ラーマン 40分
16時15分〜チベット料理の会(料理指導;リンジン・ギャリ)

会場  めぐり
参加費 3,500円(映画・歌・食事。バター茶以外の飲み物は別です)

ヒマラヤの青い空の下、透明な声と心で歌うチベット民謡は聴く人の心に響きます。今回は厳寒のヒマラヤ山脈を越え、チベット亡命政府のあるインド/ダラムサラへと向う子供たちの姿を追った「ヒマラヤを越える子供たち」という短編ドキュメントを上映いたします。チベットの唄姫ソナム・ギャルモの歌と共に、手作りのチベット料理もお楽しみいただけたらと思います。 背景の壁にはチベットの子供たちが描いた素朴な絵の展示もいたします。チベットの仲間たちと共に、小さなチベットワールドへのお越しをお待ちしております。

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2012年01月16日

ヒマールのチウラ拾い

1月16日

先日の昼休みの事。幼稚園年少クラスで学ぶヒマールがフォーレストルームへやって来て、昼飯のチウラをビニール袋から取り出してムシャムシャ食べ始めた。美味しそうに食べるのはいいが、食べながらチウラをポロポロ零し、あっという間にヒマールの周りはチウラだらけになった。

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チウラを食べ終わったヒマールに、「片付けよっか?」と声を掛けたところ、意外や意外、ダンスの練習に打ち込む上級生たちを尻目に、黙々と零したチウラを拾い始めたヒマール。あまりにも熱心な姿に感心したが、そういえばヒマールの姉はフォーレストルームの清掃委員だ。もしかしたら姉の影響が少なからずあるのかもしれない。

チウラを拾い始めて10分余り、絵本の上に拾ったチウラを載せ自慢げに見せてくれたのだが、零した量に比べてかなり少ないような。。。。でも、ヒマールなりに精いっぱい頑張ったから良し、としよう。

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生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

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■1月18日(水)〜31日(火)
■新宿店本館5階=ザ・ステージ#5





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2012年01月15日

プラスα

1月15日

先週の木曜日、ヒマラヤ小学校で支援者の方と友人の皆さんによる交流活動が行われ、子ども達が充実した時間を過ごしたことをブログの中でお伝えしたが、子ども達は翌日も興奮冷めやらぬ様子で、「お兄さん、お姉さんは何時来てくれるの?」と、何度も問いかけてきた。やはり交流は子ども達の夢を育てるんだなぁと、強く実感する。

「交流」というと、子ども達に何かを教える必要がある、と思われている方も多いようだが、実は昼休みなど授業以外の自由な時間にこそ交流の真髄があるのだと思う。教える側、教わる側という垣根がなくなり、特別な意識を持たずに行われる交流は、ストレートにお互いに気持ちが伝わり、感じるものがあるのだろう。

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木曜日の交流では歓迎会の後の昼休みに、子ども達が誰からともなく自然にゲストの皆さんの周りに集まり、他愛のない冗談が交わされていた。ある児童がゲストの方のカメラに興味を示したところ、実際にカメラを使わせて貰う機会を得て、とても嬉しそうにシャッターを切っていたが、こうしたプラスαの貴重な体験が出来る事も、交流ならではの醍醐味だと思う。そういえばカメラはSONYのαだったような。。。今年も交流に力を注ぎたい。


生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

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■新宿店本館5階=ザ・ステージ#5



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2012年01月14日

冬の光景

1月14日

カトマンズ盆地ではガソリンやガスなど生活物資の不足に加え、停電時間の延長など暗い話題が多い。停電で薄暗くなった道にガソリンや灯油、ガスを求める長蛇の列。すっかり冬場のお馴染みの光景だが、日本から戻ってくるとこうした生活環境の差に戸惑うこともまだまだ多い。日本で起きたら恐らくパニックになるような状況でも誰一人として慌てないのは、やはり国民性だろうか。

ヒマラヤ小学校の冬場のお馴染みの光景といえば、なんといっても青空教室だ。屋外より教室の方が寒いため、日中、陽が差すと殆どのクラスでは校庭や屋上で青空教室が行われるが、なんとも牧歌的なこの光景が僕はとても好きだ。

草をむしったり、虫を見つけて遊んだりして――時々、叱られながら――受ける授業は子ども達にとっても楽しい時間に違いない。教室で勉強している時よりも、子ども達の表情が溌剌として見えるのは僕だけないはずだ。

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寒さは2月中ごろまで続く。みんな青空教室で温かい陽射しを浴びながら、しっかり勉強に励み、3学期の期末試験に挑んで欲しいと思う。くれぐれも眠くならないように。。。


生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

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■新宿店本館5階=ザ・ステージ#5





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2012年01月13日

大根探し

1月13日

昨日、歓迎会の後、ゲストの皆さんと共に2年生を連れて、学校の上にあるヒマラヤ小学校の果樹(農)園まで散歩に出かけた。農園には現在、菜の花や豆、大根の栽培が行われているのだが、突然、子ども達が栽培している大根を一本ずつ抜き、ゲストの皆さんにプレゼントし始めた。もちろん土がついたまま、中には大根の花がついたものまで、、、、ゲストの皆さんも流石にこんな形で大根をプレゼントされたのは初めての経験だったのではないだろうか。子ども達は本当にピュアだ。

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ゲストの皆さんが「ありがとう」と言って大根を口にする度に、更に大きな大根を求めて農園中を探しまわる子ども達。大きな大根を見つけるたびに「あった、あった」と喜びの声が農園中に響き渡った。

嬉しそうに大根をプレゼントする子ども達の表情からは、”自分たちも何かしたい”、という気持ちがひしひしと伝わってきた。泥んこになりながらゲストの皆さんと一緒に食べたちょっぴり辛い大根。きっと子ども達にとって忘れられない思い出の一時になったに違いない。

思えば去年も収穫した大根を、その場で全て子ども達に食べられてしまうというハプニングがあったこうして美味しいものを食べることで、もっと美味しいものを作りたい、なんてやる気の沸く子が一人でも出ればいいのではないかと、勝手に納得しているのだが、いやはや。

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お知らせ

第35回 新宿区くらしを守る「消費生活展

【日程】 平成24年
•1月13日(金) 午前11時〜午後6時
•1月14日(土) 午前10時〜午後4時   2日間
【会場】 新宿駅西口広場イベントコーナー(新宿駅西口地下1階)

【費用】 入場無料
【主催】 新宿区、新宿区消費生活展実行委員会

この度、NPO法人日本ケナフ開発機構(JKDO)の釜野徳明博士のご協力をいただき、新宿区くらしを守る「消費生活展」において、ヒマラヤ小学校の子ども達が「僕たち、私たちの未来」をテーマにケナフ紙に描いた絵が展示されます。

その他、昨年、新潟県柏崎市で植栽されたケナフを使い、釜野博士の指導の元、薬品を使わず水だけでつくった「エコパルプ(全茎)配合のトイレットペーパー(エコロール)」や、「ケナフの根の紙のうちわ」や「手づくリのノートブック」などが販売され、収益は総て「ネパール子どもケナフトレーニングセンター建設」の基金として役立てられる予定です。ぜひ、お運びください。


生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

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■1月18日(水)〜31日(火)
■新宿店本館5階=ザ・ステージ#5



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2012年01月12日

歓迎会

1月12日

冬休みが終わり、昨日11日からヒマラヤ小学校が始業し――といっても土曜日から再びお祭りで5連休になる――みんな元気な姿を見せてくれた。冬休み中、子ども達はどんな時間を過ごしたのだろうか?これから、じっくり話を聞いて見たいと思う。

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今日は、スポンサーシップの支援者の方と友人、知人の皆さんが学校を訪問し、有意義な交流の時間となった。ささやかな歓迎会を開催したが、歓迎会は子ども達にとって、歌や踊りを見てもらい、褒めてもらい、そして努力を認めてもらえるチャンスとあって、栄養改善プログラム同様、もっとも嬉しい時間のひとつだ。

今日はネパールらしい何ともルーズな時間の中で、子ども達の歌や踊りが次々と披露され、ゲストの皆さんにも楽しんで頂けたようだ。歓迎会の後の子ども達の表情も満足気だった。

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第35回 新宿区くらしを守る「消費生活展

【日程】 平成24年
•1月13日(金) 午前11時〜午後6時
•1月14日(土) 午前10時〜午後4時   2日間
【会場】 新宿駅西口広場イベントコーナー(新宿駅西口地下1階)

【費用】 入場無料
【主催】 新宿区、新宿区消費生活展実行委員会

この度、NPO法人日本ケナフ開発機構(JKDO)の釜野徳明博士のご協力をいただき、新宿区くらしを守る「消費生活展」において、ヒマラヤ小学校の子ども達が「僕たち、私たちの未来」をテーマにケナフ紙に描いた絵が展示されます。

その他、昨年、新潟県柏崎市で植栽されたケナフを使い、釜野博士の指導の元、薬品を使わず水だけでつくった「エコパルプ(全茎)配合のトイレットペーパー(エコロール)」や、「ケナフの根の紙のうちわ」や「手づくリのノートブック」などが販売され、収益は総て「ネパール子どもケナフトレーニングセンター建設」の基金として役立てられる予定です。ぜひ、お運びください。


生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ”

Where is Alice?の宮城春菜さんのご協力をいただき、1月18日から31日までの日程で伊勢丹新宿本店5階で開催される「生花で楽しむ“ロマンティック ボヘミアンズ」において、ヒマラヤ小学校の卒業生らが将来の自立を目指して職業訓練所で制作したフェルトが販売されます。ぜひ、ご協力を宜しくお願いいたします。

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