2011年12月

2011年12月31日

大晦にあたり

12月31日

今年も大晦日を迎えた。大晦にあたり、1つ1つの煩悩をしっかり取り除き、清らかな心で歳神様をお迎えしたいと思う。

今年はスポンサーシップ制度の改正をはじめ、良くも悪くも”変化”の1年だった。歴史の中にすっぽり包まれ、急速な勢いで変わり続けるネパール社会に戸惑う事も沢山有ったが、その都度、支援者をはじめ友人や知人、周りの人達に助けられ、何とか激動の1年を無事終えることが出来た。本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

来年は山のようにある”やりたい事”に優先順位を付け、一つずつ着実に具現化させていきたいと思っている。来年は年男でもある。年男の勢いに乗って、ぜひとも大きな飛躍の年となるよう、慌てず、休まず、諦めず、タン・マン・ダンをもって精いっぱい頑張りたい!!

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これで今年1年の納めとなります。
来たる年が皆様にとって幸多き年となりますよう心より祈念いたします。どうぞ良い年をお迎えください。


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2011年12月30日

ブログ、ブログ、ブログ

12月30日

今年1年を振り返ると、当然の事ながら出来た事と、出来なかった事がある。出来なかった事を挙げれば本当にきりがないが、今、こうして書いているブログも出来なかった事の一つだ。最近になってようやく更新頻度が少しだけ増えたものの、1年を通してみると殆ど書いていないに等しいような状況で、一時は「もう止めたの?」という声まで聞かれたくらいだから、反省の弁も思いつかない。

僕の行っている活動や、それに対する考えや思い、更には活動に関わる人――子ども達も含めーーの頑張りを知って貰おうと、このブログを始めたのが2005年の2月だから、足掛け6年になる。これまでブログを通して大勢の素晴らしい方と知り合い、また思いがけず大きな機会を頂く事も沢山あった。それ以外にも、問題に直面した時など読者の方から温かい励ましの言葉や貴重なアドバイスを頂き、何とか乗り越えられた事が何度もあった。それだけブログは僕の活動になくてはならない物だ。だからこそ、駄文であっても続けることが大事だと思う。

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さぁ来年こそは、年末に1年を振り返る時、“ブログは満足できた!”、と言える様、ブログの更新を頑張りたいと思う。活動の喜びも、苦しみも大勢の方と共有できるよう、ささやかながらも発信し続けたい。どうか今後とも、このささやかなブログへの応援をお願いします。


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2011年12月29日

チョコレート

12月29日

ヒマラヤ小学校は冬休みに入った。子ども達はそれぞれどのような冬休みを過ごすのだろうか。母親の農作業を手伝う子、大好きなママ(母方の叔父)を訪ねる子、もしかしたら期末試験での悔しさをバネに、勉強に勤しむ子もいるかもしれない。いずれにしても体調を崩すことなく、みな元気に充実した冬休みを過ごして欲しいと思う。

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11月に行った座談会に参加した皆さんから、頑張っている子ども達に何かあげてほしい、と温かいお心遣いを頂戴した。いろいろ考えた末、やはり子ども達が大好きな日本のチョコレートを配ることに決めた。

チョコレートは冬休み明けに行われる期末試験の成績発表の日に配る予定だが、成績が良かった子にはご褒美として、心ならずも成績の良くなかった子には、次の試験を頑張るための脳の栄養源・やる気の起爆剤として、一人ひとりに声を掛けながら配りたいと思う。

「男子三日会わざれば刮目して見よ」冬休み明けの子ども達との再会が今からとても楽しみだ。


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2011年12月28日

えひめ・ネパールフレンドシップ会報

12月28日

昨年11月に僕のふるさと愛媛で設立されたヒマラヤ小学校の後援組織、「えひめ・ネパールフレンドシップ」の会報第3号が完成した。メンバーの皆さんが知恵を出し合い、手作りで制作している素敵な会報だ。今回もこれまで以上にパワーアップした力作が出来上がった。

会報には、毎回1ページ半くらい僕の拙稿を載せていただいているのだが、今回は何時もより力が入りすぎてしまい、予定を遥かに越える長い文章になってしまった。結局、半分に区切り、残りは次号で掲載して頂くことになった。ちなみに今回のお題は「学校の自立」。力が入り過ぎてしまうのも無理はないか。

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前号の第2号からは、もっとネパールについて知って貰おうと、コラムも書くことになった。前回は「ネパールの温泉」というテーマでコラムもどきを書いたが、お陰さまで数名の方――それでも予想よりも多いーーから、面白かった、という嬉しい声を頂いた。そんな訳で、今回も何か面白いテーマでネパールに関するコラムを纏めようと意気込んでいたのだが、上記の通りスペースが足りず、残念ながらコラムの掲載は見送る事になってしまった。次号では必ずコラムを復活させたいと思う。乞うご期待。

えひめ・ネパールフレンドシップでは活動にご協力頂く会員を(全国から)募集しています。
会費:3000円 学生会員1000円
お申し込みはヒマラヤ小学校HPから

790-0842
愛媛県松山市道後湯の町4-12 ロイヤル道後106
筺089-931-0054 (吉岡) 090-2827-2546
東京連絡先:090-4662-6303(おかど)
メール:nepal-friendship@freeml.com

ネパールの温泉

(えひめ・ネパールフレンドシップ 会報第2号より)

日本の友人や知人にネパールの事を話すと、「ところでネパールに温泉はあるの?」と、訊かれることが多い。以前は事細かく説明をしていたのだが、最近では「一応、あります」と、答えるようにしている。

一応、と答えるのには実は訳があって、ネパールでは熱い水の事をタトパニといい、お湯が沸いている場所があるにはあるのだが(大体、そういった場所にはタトパニという地名がついていて、アンナプルナ山へ向かう道中や中国(チベット)との国境にあるタトパニは有名)、一部を除いて風呂場があるわけでもなく、元々、ネパールには風呂に浸かる習慣もないため、日本のような温泉を期待されると困るからだ。

火山のないネパールになぜお湯が湧き出るのか?というと、その昔、インド大陸が北進してユーラシア大陸と衝突し、ヒマラヤ山脈がインド大陸の上にのし上がっていく境目に「衝上断層」とよばれる断層があり、この断層の地下の深いところで温められた地下水が湧き出ているという仕掛けらしい。地図上でタトパニという地名を結んでいくと、ひとつの線上に並ぶのは、線下に衝上断層があるためだ。

数年前、西ネパールの僻地を訪ねた時、村人から河原でお湯が沸き出ている事を聞き、早速、石で堰を作り、腰を浸すぐらいの即席の風呂を作って入ったことがあったが、残念ながらお湯がぬるく、それほど快適ではなかった。その後、そばを通りかかった村人から水蛭(肛門などの粘膜から体内に入り血を吸う蛭)の話を聞いて、慌てて風呂から飛び出したのが懐かし思い出だ。やはりネパールの温泉は、「一応、あります」というのが正しいようだ。

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2011年12月27日

理念と信念を伝える

12月27日

今日で帰国中の予定(ヒマラヤ小学校2011 秋のイベント)を全て終えることが出来た。ご協力頂いた皆さんに感謝申し上げたい。帰国中は大盛況となった絵画展や写真展以外にも、各地でヒマラヤ小学校についてお話しをする機会に恵まれ、とても充実した時間を過ごす事が出来た。何と言っても、まず学校の存在を知ってもらう事から全てが始まると思うので、こうした機会をいただけた事は本当にありがたく、ぜひ、これからも継続的に続けて行きたいと思う。より多くの人に学校の存在を知ってもらえれば、その中から一人ふたりと関心を寄せてくれる人が出来、さらに活動への理解が深まっていく中で、より多くの事を共有し、一緒に活動することも出来るようになると思う。

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数年前の話になるが、大きな支援を頂いていた方から、何時まで経っても学校の規模が拡大しない事についてお叱りを受けた事があり、結局、その支援を辞退した事があった。その支援者の方は、支援者数や支援金額、児童数が増える事など、学校の規模が拡大することを支援の目的、あるいは活動の成果とお考えだったようだ。もちろん、それはそれで決して間違っている訳ではないと思うのだが、僕たちはささやかであっても、子ども達一人ひとりが将来、貧しさに負けない逞しい精神力を持ち、自らの足で歩いていけるようになる事を理念・信念とし、一人ひとりにしっかり目が行き届く教育をしたいと考えている。だからこそ、小さな学校でありつづける事に拘りたいのだ。

支援者に自分たちの信念や理念をしっかり伝えないまま支援だけを頂き、安逸を貪っていたことが、この問題の全てだと思う。当時、大きな支援を辞退する事はとても勇気のいる決断だったが、仮に目先の支援欲しさに流されていたとしても、遅かれ早かれ何らかの問題に直面していただろう。辞退した事で学校運営は苦しくなったが、僕達にとっては本当に貴重な学びの機会となった。

ありがたい事に、最近ではこちらが思っている以上に学校の理念や信念を理解してくださる方が増え、お金や物に限らず、さまざまな形で学校を応援、協力して下さっている。学校運営は厳しい現状を抱えているが、以前に比べ、活動がとても充実してきた事を実感できるようになった。これも理解ある支援者に恵まれた結果だと思う。あらためて感謝の気持ちでいっぱいだ。





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2011年12月26日

ヒマラヤ小学校通信を更新

12月26日

ようやく遅れていたヒマラヤ小学校通信10月のニュースを更新することが出来た。更新が遅れたのは雑事に取り紛れた自分自身の不忠勤によるものだ。兎に角、猛省したい。一向に更新されない通信に業を煮やされた方も多いと思うが、今後は出来るだけ定期的に更新できるよう努めるので、末永くお付き合いいただければと思う。11月のニュースは年内か年明けの早い時期に更新予定。12月のニュースは・・・・・頑張りたい。

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2011年12月25日

寒い1月

12月25日

ヒマラヤ小学校は現在、期末試験の真最中。皆、それぞれ日ごろ努力の成果を発揮して頑張っている事と思う。試験の後、27日からは冬季休暇に入り、1月10日まで学校は休みとなる。

1月のカトマンズ盆地は朝晩の冷え込みがかなり厳しくなる。日中も日向にいればそこそこ暖かいのだが、日陰に入るとかなり寒い。特に室内は外よりも遥かに寒く、就寝時、ダウンジャケットなど防寒着を着たまま寝ているのは、きっと僕だけではないはずだ。

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1月のきびしい寒さは高血圧などを悪化させ、老衰死をふくめて老人の死亡が多い。特に僕が往診を行なっている山の上の村々では、寒さがピークを迎える1月頃、脳卒中(脳出血、脳梗塞)や心臓病(心筋梗塞、狭心症)で命を落とす患者がかなり多い。

山の上の村で往診を始めたばかりの頃、お年寄りに「寝るときは毛布をかけて温かくして」、と声をかけていたが、お年寄りから返ってくる返事は一様に「ブランケット チャイナ〜」(毛布なんてないよ)だった。毛布くらい買えばいいのに、と思っていたが、暫くして貧しい山の上の村の人にとって毛布が極めて高級品である事を知った時、自分のとった言動がとても恥ずかしく、自責の念にさいなまされた事があった。

最近では安価な中国製の毛布が出回るようになったが、未だ隅々まで行き届いていないのが現状だ。いつか職業訓練が軌道に乗り、学校運営をまかなえるくらいの力がついたら、山の上の村のお年寄りに毛布をプレゼントしたいと考えている。ささやかな夢だが、いつか必ず実現させたい。



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2011年12月24日

1枚のカレンダー

12月24日

僕がマザーアースを知ったのは、秋のイベントでチャリティ販売した1枚のカレンダーが切欠だった。

11月13日に開催した「えひめ・ネパールフレンドシップ」の総会チャリティ販売したカレンダーをある支援者の方が購入して下さり、その支援者の方がマザーアースの店長、小川さんへカレンダーをプレゼントされた。その後、小川さんがマザーアースの店内にカレンダーを飾ったところ、店を訪れたお客さんからカレンダー購入希望の声が掛り、「えひめ・ネパールフレンドシップ」へお問い合わせを頂いた事がご縁となった。子ども達が一生懸命作った1枚のカレンダーが、僕とマザーアースを繋いでくれたのだ。

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それにしても、販売目的ではなく、店に飾っていただけのカレンダーが、マザーアースのお客さんの目に留まった事も本当に嬉しい話だ。チャリティとはいえ、やはり皆さんに喜んでいただける物を作れるようになる事が、自立への力となる。カレンダー作りに参加した卒業生や保護者に必ずこの事を伝えたい。きっと勇気付けられるはずだ。



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2011年12月23日

マザーアースのイベントに参加

12月23日

急遽、松山に戻り、フェアトレード・コミュニティトレードとエコの店「マザーアース」で行われたイベントに参加した。今回のイベントはマザーアース内にオーガニックカフェ「グリーン」が開店する事を記念して行われたもので、海外青年協力隊やスカウトの派遣事業などを通して世界各地で活動した人達が、体験談やダンス等を交えながら現地の様子を報告した。僕も皆さんに交じり、ヒマラヤ小学校について1時間ほど話をさせて頂いた。

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今日はバングラデッシュ、コスタリカ、グアテマラ、アフリカの国(国名を忘れてしまいました。)など、普段なかなか聞くことが出来ない貴重なお話しの数々に、時が過ぎるのをすっかり忘れてしまった。特に青年海外協力隊隊員としてグアテマラで体育教員をされた方の苦労話(現地の人達の自主性や主体性を期待して待っていたが、いつまで経っても動かず、結局、自分が引っ張る形で活動を進めた)には、自分の活動との共通点や共感する点が多く、大きな学びの収穫となった。国は違えど、難点は同じなのだ。

それにしても、こうして外国での支援活動に関わる人や関心を持つ人が集える場所が故郷・松山に出来たことが何よりも嬉しい。ぜひ、ぜひ情報や意見を交換したり、喜びや苦労を共有できる場、更には若い人達が外国に目を向けるきっかけ作りの場として大きく発展して欲しいと願っている。皆で一緒になって、マザーアースを熱烈に盛り上げていけたらと思う。若者よ、マザーアースへ来たれ〜!

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2011年12月22日

明日、23日マザーアースでお話をします。

突然ですが明日(23日)、松山のマザーアースで開催されるイベントで、ヒマラヤ小学校についてお話をします。ぜひお運びください。午後3時半頃からです。

会場:マザーアース
住所:愛媛県松山市二番町3-7-14
会費1000円

遅れていましたヒマラヤ小学校通信10月のニュースを更新しました。お目通しいただきましたら幸いです。

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2011年12月19日

納得

12月19日

今年7月に続いて職業訓練所の品物が、伊勢丹・新宿本店で開催される「生花で楽しむ“ロマンティックボヘミアンズ”(1/18(水)~1/31(火))で販売される事になり、今日はその品物がネパールから届いた。

先日、ロマンティックボヘミアンズへの参加が決まった後、電話でイベントのコンセプトなどをネパール側に伝え、全て現地に任せる形で準備をすすめてきたのだが、果たしてこちらの考えがしっかり伝わっているのか、という一抹の不安があり、なんとなく落ち着かない毎日だった。

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今日、ネパールから届いた箱を開けてみて、不思議とこれまでの不安は払拭され、納得することが出来た。決して満足するという意味での納得はなく、現状を知ることが出来たという意味で納得する事が出来たのだ。

現地に任せて出来ることと、出来ない事をしっかり理解したり、こちらの伝え方によって現地がどのように解釈するのか分れば、これまでよりも上手に活動を進めることが出来るはずだ。現地に行かなければ出来ない、ではなく、現地に行かなくても出来る体制作りを着実に進めていく事がこれからもっともっと大切になってくるだろう。


生花で楽しむ“ロマンティックボヘミアンズ

1月18日(水)〜31日(火)
伊勢丹・新宿本店5階=ザ・ステージ#5 Where is Alice?




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2011年12月18日

向原小学校展覧会

12月18日

目黒区立向原小学校を訪れ、展覧会「全校の思いが1つに!!世界に1つの作品展」を観覧した。今年も向原小学校の「ちびっ子ゲイジュツカ達」の素晴らしい作品と共に、ヒマラヤ小学校の子ども達の絵を展示していただき、絵を通した素晴らしい交流が実現した。

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向原小学校の展覧会に参加させていただいたのは今回が2度目。前回の展覧会では向原小学校の子ども達の素晴らしい作品の数々に圧倒され、驚いた事を鮮明に覚えている。そんな訳で今回の展覧会もとても楽しみにいていたのだが、今年もこちらの期待を遥かに上回る秀逸な作品ばかりで、前回同様、完全に打ちのめされた。

会場では子ども達が学芸員役を務め、作品一つひとつを丁寧に説明してくれる気配りがあった事も嬉しい。人に物事を説明するのは大人だって難しいのに、向原小学校の子ども達が全く臆することなく上手に説明できるのは、きっと作品に対する自信の表れだろう。本当に立派だ。

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ヒマラヤ小学校のコーナーもなかなかの人気で、沢山の人が熱心に絵を見てくれた。特に子ども達や若い保護者が熱心に、絵と共に貼られたヒマラヤ小学校の子ども達のプロフィールを見入る姿が印象深かった。会場にいた5,6年生と思われる女の子たちが、「えぇ〜5年生なのに17歳だよ。なんでだろう?」と不思議そうに話し合っていたが、こうして子ども達に小さな関心を持って貰う事から、全てが始まるのだと思う。ぜひ、次回の展覧会にも参加できればと思う。


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2011年12月17日

銀座ロータアクトクラブと打ち合わせ

12月17日

今年の最も思い出深い活動の1つに、1月に行われた銀座ロータアクトクラブの若者による井戸掘りプロジェクトがある銀座ロータアクトクラブの皆さんは、ヒマラヤ小学校の子ども達が職業訓練所で作った製品を日本国内でチャリティ販売し、その売り上げを元に、ヒマラヤ小学校で自立支援活動の一環として整備を進めている果樹園に井戸を建設、しかも実際に学校を訪れ、子ども達と一緒に井戸を建設するという、まさに僕たちが目指す“顔が見える支援”のお手本ともいうべき、素晴らしい活動をしてくれた。

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今日は銀座ロータアクトクラブのメンバーの皆さんと、来年の活動について打ち合わせを行った。特に今後、ヒマラヤ小学校として力を入れていく予定のカレープロジェクトについてとても有意義な意見交換が出来、これからの展開が本当に楽しみになってきた。若い皆さんの斬新なアイデアと行動力を生かして、ぜひともカレープロジェクトを大成功に導きたい!


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2011年12月16日

とらトピアのクリスマスコンサート

12月16日

「とらトピア」で開催された恒例のクリスマスコンサートで、ヒマラヤ小学校について話をした。現在、とらトピアではヒマラヤ小学校絵画展が大好評開催中。子ども達の美しい絵に囲まれながら、会場の皆さんと一緒に楽しい一時を過ごす事が出来た。

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とらトピアの皆さんと交流が始まって既に3年余りが経過した。これまでとらトピアで写真展や絵画展が定期的に開催されている他、毎年、とらトピアのスタッフや手芸クラブの皆さんが協力して作った手芸品(魚釣りゲーム英語の布カルタピッチングコントロールゲームなど)をご寄贈いただくなど、お互いの顔が見える地道な交流活動が続いている。

今日の報告会では、これまでとらトピアの皆さんからご寄贈いただいた手芸品(オモチャ)がヒマラヤ小学校でどのように使われているか等、写真を添えて報告したのだが、講演が終わった後、会場にいた年配の方が、「自分の作った物が遠い国でこんなにも大切に使われていて本当に嬉しい。ありがとう」と、目を潤ませながら感謝の気持ちを伝えて来た。お礼を言うべきはこちらの方なのに。。。。

館長さんのお話では、手芸部の皆さんは自分達が作った物が遠くネパールの子ども達に喜ばれることが、活動の大きな張り合いになっているそうだ。直接、会うことは難しくても、お互いの気持ちを通わせることは可能なのだ。そんな思いを新たにした瞬間だった。

さて今日もとらトピアのスタッフと手芸クラブの皆さん手作りの品をご寄贈いただいた。今回はなんと桃太郎のパネルシアターだった。ヒマラヤ小学校の子ども達の反応が今からとても楽しみだ。これからも地道な交流活動を続けていけたらと思う。

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2011年12月14日

ため息

12月14日

12月に入っても学校へ来ていない子が大勢いる、とヤッギャ校長から電話で報告を受けた。例年、ダサイン祭り(10月中頃に2週間に渡り開催されるネパール最大の祭り)期間中に故郷の村へ戻り、暫くーーといっても1ヶ月くらいーー学校へ来ない児童は結構多いので、11月中はあまり気にしていなかったのだが、12月に入っても全く戻ってくる気配がないとの事で、ヤッギャ校長も気になっているようだ。

ダサイン祭り前に行った家庭訪問の折、物価高騰による窮状を嘆く保護者が多く、「もう村に帰るしかない」と、ため息交じりに話していた事が気になる。もしかすると、今回ばかりは、このまま戻ってこない子も多いかもしれない。。。。。。

貧しさの影響を受けるのは、常に弱い立場の子ども達なのだ。。。。。電話を切ると、ふと、ため息が漏れた。

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2011年12月13日

世界手洗いの日

12月13日
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10月15日が「世界手洗いの日」として定められた事をご存知の方も多いと思う。今年の「世界手洗いの日」のプログラムでは、ダンスを取り入れた手洗いや石鹸づくりが企画され、ヒマラヤ小学校でも子ども達が楽しみながら手洗いの大切さについて学んだ。

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ヒマラヤ小学校では開校以来、子ども達の手洗いの励行をはじめシラミ退治や洗濯指導、また日本人看護師や現地の医療関係者による保健・衛生指導が頻繁に行われ、学校をあげて保健・衛生の向上に取り組んでいる。今年、制服を2種類に増やしたことも、保健・衛生をより徹底させる事を目的としている事は既にお伝えしたとおりだ。学校に入学したからには文字の読み書きと同じように、必ず保健・衛生を身につけさせたい、というのが僕たちの必死の願いでもある。

5re手で食べる習慣があるネパールでは、自らの命を守るためにも手洗いの励行が不可欠だ。これまでも僕自身が往診に訪れた僻地で、手さえ綺麗していれば、と唇を噛んだことが何度もあった。手を綺麗にする、という基本さえ身につければ多くの感染症を防ぐことが出来、感染症による子ども達の死を防ぐことだって可能なはずだ。

「世界手洗いの日」が決して一過性のプログラムに終わることなく、ネパールをはじめ世界中に定着する事を願っている。


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2011年12月12日

今年の活動

12月12日

毎年、この時期になると、「今年の活動ベスト10」を選んで発表したいなぁ、と思うのだが、結局、未だに実現しないままだ。先日、今年こそは、と自分自身を奮い立たせ1年の活動を振り返ってみたのだが、残念ながらどうしてもトップ10に絞る事が出来なかった。一つひとつの活動はどれも重要なものばかりなので、どうしても甲乙つけられないのだ。

それでも最重要な活動を2〜3上げるとすれば、開校以来、初めて行った制服代の一部徴収と3階のフォーレストルームの開設を選びたい。制服代の徴収はご存知のとおり、将来の学校の有償化を見据えた大事な取り組みで、保護者にも運営に一定の責任を持って貰うために実施したものだ。制服代の1割にも遥かに満たない50円程度の徴収だったが、実施にあたっては反発や、えも言われぬような中傷も飛び出し、改めて徴収の難しさを痛感した。それでも待つこと1ヶ月あまり、結局、全校児童が制服代を収めた事は将来の自立に向けた大きな一歩と言えるのではないだろうか。

制服代の徴収にあたり、当然、全校児童が制服代を収めてから制服を配るのだろう、と考えていたのだが、ヤッギャ校長の考えから「制服代を収めた順に」という、やや強制的な方法で実施することになった。1ヶ月間、制服を貰える子と、貰えない子が出てしまい心苦し思いもあったが、結果としてヤッギャ校長の考えは正解だった。支援活動に人間としてのやさしさは絶対必要だが、厳しさも同じくらい必要なのだ。厳しい態度で挑んだヤッギャ校長。こんな時こそ現地の意見に従うべきなのだと、自分自身にとっても大きな学びの機会となった。

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もうひとつ、忘れてはいけない重要な活動のひとつが、フォーレストルームの開設だ。3階校舎が完成して3年あまり、当初、職業訓練のために使われる予定だった2教室分の大きな部屋は、騒音問題等で十分使われないまのの状態が続いていた。2010年はじめに学校運営委員会のメンバー入れ替えが行われ、学校の土地、建物の有効活用の検討が行われ、教員指導に来校した英国人教師の指導の元、開設したのがフォーレストルームだ。フォーレストルームの開設によって教育環境がかなり改善された事はもちろん、学校としての変化を内外に示す上でも大事な役割を果たす結果となった。なにより子ども達がびのびとフォーレストルームで学ぶ姿を見ると、開設できて本当に良かった、という思いがこみ上げてくる。

さて、来年の今頃は一体どんな活動について論じているだろうか。来年も選びきれない程、たくさんの意義ある活動が出来るよう頑張りたい。



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2011年12月11日

タシデレ〜タシデレ〜

12月11日

えひめ・ネパールフレンドシップでお世話になっている方が松山から上京され、美味一服めぐりで昼食をご一緒した。振り返ってみると、松山で過ごした怒涛の1週間から既に1ヶ月近くが過ぎているのだ。宇和町小学校での講演やギャラリー城川訪問、えひめ・ネパールフレンドシップ総会での報告、松山市長、愛媛県知事の表敬訪問などなど、今振り返っても本当に充実した1週間だった。松山での充実した1週間があったからこそ、その後の日程を恙無くこなす事が出来たのだと思う。

今日はめぐりの美味しい食事を頂きながら今後の活動について、店主のおかどさんも交えて意義ある話が出来た。これから東京、愛媛、両方が上手く連携を図ることで、より充実した支援活動を展開できるのではないかと思う。それにしても「人は城、人は石垣、人は堀」、全ては人なのだとつくづく思う。人に恵まれ、素晴らしい方々と一緒に活動できることが、とても幸せな事なんだと実感する毎日だ。

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昼過ぎからは恵比寿で行われた、チベット人歌手ソナム・ギャルモさんのライブを聞きに行った。ギャルモさんはインドで生まれ育ったチベット難民の3世。祖母からチベットの歌を教えられて育ったそうだ。澄み渡るような美しい歌声に、時間が過ぎるのを忘れるほど魅了された。特にギャルモさんが最後に歌った「ロッサル」は、チベットに近いシェルパ族やラマ族、それにタマン族でも馴染みの歌で、山の上の村からヒマラヤ小学校へ通う子ども達が登校中、楽しそうに「タシデレ、タシデレ」と歌っているのを耳にする事がある。目を閉じると子ども達の屈託のない笑顔を思い出した。

今日は都会の雑踏でのライブだったが、いつの日か雄大なチベット高原の真ん中で、ソナム・ギャルモさんの美しい歌声を聴いてみたい、そう思ったのボクだけではないはずだ。



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2011年12月10日

「ボクたち、ワタシたちの未来」終了!

12月10日

上野広小路の美味一服めぐりで開催されていたヒマラヤ小学校絵画展「ボクたち、ワタシたちの未来」が9日、惜しまれつつ幕を閉じた。会期中は大勢の方にお運びいただき、子ども達それぞれの成長をお喜びいただいた。また、沢山の温かい励ましも頂き、本当に感謝、感激の毎日だった。皆さんから頂いた声は、しっかり子ども達に伝えたいと思う。

昨日は絵の搬出作業を行いながら、改めて1枚、1枚の絵をじっくり見ていると、子ども達の思いがひしひしと伝わってきて、1ヶ月前の搬入時よりもとっても立派に見えた。どれも名画だ。搬出した絵は暫く保管される予定だが、何時かどこかで再び日の目を見る日が来る事を強く願っている。(ヒマラヤ小学校の絵画展または写真展をご希望の方はぜひご連絡ください。宜しくお願いいたします。)

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会期中は、めぐりの皆様はじめ大勢の方に温かいご協力をいただきました。本当にありがとうございました。

*「ボクたち、ワタシたちの未来」の一部作品は、とらトピアで開催中の絵画展でお楽しみいただけます。ぜひ、子ども達が描いた珠玉の名作をお楽しみください。

とらトピア
〒105-0001 港区虎ノ門1-21-10
TEL:03-3539-2941


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2011年12月09日

更新制度の改正

12月9日

今回のスポンサーシップ制度改正では、更新制度についても改正を行う事になった。これまで支援を始めた月を更新月として定め、更新していただいていたものを、全支援者に毎年12月に次年度分を更新していただく年度極めへと移行する事にした。これによって支援者に更新月を覚えて頂く必要がなくなるので、少しは分りやすくなるのではないだろうか。(実はこれまで支援者からの問い合わせは更新月に関する事が殆どだった)学校としても12月に更新していただいた後、新学期が始まる4月までの3ヶ月間に次年度の予算計画を立てる事が出来るようになり、より効果的な学校運営が可能となる。

実はこれまでにも何度か年度極めに移行しようと検討した事があったのだが、僕自身、一度に大きなお金を任せることに躊躇いがあり、どうしても移行する事ができなかった。国内の制度が十分機能していなかった事や、計画性に乏しく、お金はあればあるだけ使ってしまうネパールの文化、習慣では恐らく対応できないと思ったからだ。

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もちろん今も全く不安がない訳ではないが、ネパール社会の変化によって会計をはじめとした様々な報告や評価が厳格化され、以前のようにナーナーでは済まされなくなった事が年度極めへ移行する大きな切欠となった。(近代化の恩恵があるとすれば、社会制度がきっちりし始めた事かもしれない。)その他、ヤッギャ校長や運営委員会の努力によって、7年連続で学校の更新が認められた事も、追い風となった。やって、やれない事はないはずだ。



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