2011年11月

2011年11月08日

故郷の応援

11月8日

resize2527昨日、支援者を訪ねた後、昼過ぎの飛行機で松山へ帰省。平和通りの銀杏並木も少しずつ色付き始めていて、秋の訪れを実感できた。夕方から「えひめ・ネパールフレンドシップ(ENF)」の理事会の皆さんと、今週13日(日曜日)に松山市民会館で予定されている総会ならびに報告会の打ち合わせを行った。

昨年11月に高校の恩師をはじめ有志の皆さんのご協力の下、ふるさと愛媛で後援組織「えひめ・ネパールフレンドシップ」が設立されてから、あっという間に1年が過ぎようとしている。この1年、フリーマーケットの開催や小学校での講演活動などとても充実した活動が出来た他、会員も120人を越え、大きな盛り上がりを見せている。これも偏に理事会の皆さんのご尽力によるもので、本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

故郷からの熱い応援は自分にとって大きな原動力でもあり、こうして恩師をはじめ故郷の皆さんと一緒に活動できることは、言葉では尽くせない特別な喜びがある。自分自身の幸運に感謝すると共に故郷とは本当にありがたいものだと、今更ながら強く実感する毎日だ

さて今日は、ENFの皆さんと一緒に野志克人松山市長中村時広愛媛県知事を表敬訪問し、活動や子ども達の現状について報告した。野志市長、中村知事、それぞれ故郷の首長から頂いた温かい激励の言葉に胸がいっぱいになった。応援してくれる故郷の皆さんの気持ちに応えるためにも、精いっぱい活動に取り組んで行きたい。そんな想いを新たにした一日だった。

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11月10日(木)、南海放送ラジオ(1116kHz)のザ・INAZO(12:00~12:59)でヒマラヤ小学校についてお話させて頂く予定です。愛媛県周辺にお住まいの皆さん、ぜひご視聴ください。 

えひめ・ネパールフレンドシップ 「ヒマラヤ小学校報告会」

設立から1周年を迎えるえひめ・ネパールフレンドシップ。当日は報告会の他、愛媛県内の小学校とヒマラヤ小学校の子ども達が描いた絵が展示されます。また「あ♪こーるぱるふぇ」によるワンコインチャリティコンサートなど楽しいイベントを予定しています。

日程:2011/11/13(日)
会場:松山市民会館 小ホール 
時間:1回目:15:00~16:30(16:40〜17:10「あ♪こ〜る ぱるふぇ」による癒しのライブ)、2回目:19:00~20:30




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2011年11月07日

Where is Alice? 私の部屋・自由が丘本店へ

11月7日

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伊勢丹・新宿店での販売など、さまざまな面でヒマラヤ小学校を熱烈に応援してくれている友人の宮城春菜さんのWhere is Alice?が、私の部屋/自由が丘店J/Collectionに展開中です(11月いっぱい)。ぜひ、Where is Alice?の素敵な作品をお楽しみください。*写真はWhere is Alice?のブログより

Where is Alice?のブログ

= 私の部屋 自由が丘本店 =

東京都目黒区自由が丘2-9-4 吉田ビル1F
電話番号:03-3724-8021
営業時間:平日11:00-20:00 土日祝11:00-19:30 定休日:不定休



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2011年11月06日

「ヒマラヤ小学校絵画展」キックオフ

11月6日

resize2542明日からめぐりギャラリーで始まるヒマラヤ小学校絵画展『ぼくたち、わたしたちの未来』の搬入作業を行った。ヒマラヤ小学校を熱烈に応援してくださっている支援者の皆さんに遅くまでお手伝い頂き、想像を遥かに越える素晴らしい展示が完成した。何時もながらご協力いただいた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいだ。

今回は過去最多となる39枚とプラス4枚の出展だ。めぐりギャラリーの壁面いっぱいに飾られた彩り豊な絵は、きっと見る人の眼を楽しませてくれると確信をもっている。今回、参加した児童の中には、一人で3枚も描いた絵画展のベテラン児童も数名いるが、いつもより初参加の子が多い事が特徴だ。プラス4枚はネパールを発つ直前に、幼稚園クラスで学ぶ4人の園児から、「私達のも展示してよ」と言われ、預かって来たものだ。上級生の描いた絵が日本で展示される事を知って、「自分達もお姉さん達のように」と、思ったようだ。素晴らしい!

また、11月19日(土)にめぐりギャラリーで開催される写真評論家・飯沢耕太郎さんによる「きのこのイベント」に、ヒマラヤ小学校の子ども達がきのこの絵で参加させて貰う事になった。きのこ人間など、楽しく不思議なきのこ絵がいっぱい展示してあるので、そちらも併せてお楽しみいただければと思う。

ヒマラヤ小学校絵画展は11月7日〜12月9日まで開催。

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「飯沢耕太郎さんのきのこトークときのこ料理の夕べ〜きのこめぐり〜」2011年11月19日 * 17:00 - 20:00 会費 3,000円 きのこ料理付き(飲み物別)
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2011年11月03日

特別・栄養改善プログラム?

11月3日

resize2525先日、1年生で学ぶ児童の父親から思いがけない申し出を受けた。なんと子ども達全員に弁当をプレゼントしたい、というのだ。突然の申し出に教職員一同、目が点になるほど驚いた。父親の話によると、なんでも1年生で学ぶ自分の息子が毎日のように『学校が楽しい』と話し、熱が出ても行きたがるようで、息子を大切にしてくれる学校へお礼がしたいとの事だった。

弁当といっても100人を越える児童全員に配るのはかなりの出費になる。余計なお世話だが無理をさせてもいけないので、お金の問題はないのか訊いて見ると、友人らと一緒に育てたヤギを売って資金にするのだという。そんなわけで開校以来、初めて保護者から全校児童へ差し入れが行われる事になり、サモサ(茹でつぶしたジャガイモとグリーンピースなどの具をクミンやコリアンダーシード、ターメリックなど香辛料で味付けし、小麦粉と食塩と水で作った薄い皮で三角形に包んで揚げたもの。)、ネパールのお菓子ニムキ(小麦粉にスパイスなど入れて油で揚げて作る)やセルロティ、バナナ等が入った包み箱とジュースが全校児童と先生達に配られた。思いがけないプレゼントに子ども達は大喜び。栄養改善プログラムと勘違いしてお代わりをしようとする子まで現れた。

開校当初から考えるとまるで夢のような話だが、開校から7年半が経ち、保護者の考えにも変化が出てきているのだろうか。ひとつだけ確かなことは、この父親のように教育に高い関心を持ち、僕たち教職員と一緒になって学校を盛り上げてくれる人が着実に増えていることだ。こうした理解ある保護者が一人ずつでも増えていけば、入学した子ども達全員が卒業できる日もきっと来るはずだ。サモサを頬張りつつそんな事を考えていると、頭の上には澄み渡った冬の空が広がっていた。ネパールは冬に入ったようだ。




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2011年11月02日

希望をもって

11月2日

開校以来、大事にしている活動のひとつに家庭訪問がある。児童の家を訪ねる事で家庭の問題点を把握したり、また学校だけでは分からない児童の考えや悩みを理解する事も出来る。それ以外にも学校の運営方針や教育の大切さについて保護者に伝える事が出来るので、学校を運営するにあたり欠かせない活動だ。

先日、日本から来られたゲストの方と一緒に2件の児童宅を訪ねた。一方は被差別階級に属し、両親とも病気を患っているという厳しい現状を抱えた家庭。もう一方は災害で家を失い、遠くの村からブンガマティへ移住してきた家庭だ。どちらの家庭も貧しい中で必死に生きる姿があった。

それぞれの保護者に学校について尋ねてみると、『子どもが無償で教育が受けられてありがたい』、という無償教育への感謝の声が返ってきた。もし、学校が無償でなければ恐らくどちらの家庭も、子ども達を学校へ行かせる事は出来なかっただろう。保護者のこうした声を耳にすると、いつの間にか自分達が“有償化による自立”という一本調子の理論の道筋を辿り、詭弁的な結論に陥っている事に気づかされる。果たして自分達は人間としての優しさ持って活動に取り組む事が出来ているのだろうか、、、、、、、。

resize2518それでも今回の家庭訪問では嬉しい事がひとつあった。ゲストの方の『将来、子ども達にはどんな大人になって欲しいですか?』との問いに対し、母親が『将来は医者になって人の役に立って欲しい』と、笑顔で答えていた事だ。生きていく上で一番大事な事は、明日に希望を持って生きられるかどうかではないだろうか。医師になることは現状からすればとてつもなく難しいことだが、たとえ小指の先ほどであっても母親が教育に希望の光を見出し、明日を信じて明るく生きる姿には、僕自身、大いに励まされた。






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2011年11月01日

内緒だよ

11月1日

resize25235年生のシーマとビマラ姉妹に弟が生まれたそうだ。2人とも喜びを誰かに伝えたくて、いてもたってもいられない様子だった。

そういえば1ヶ月ほど前、2人が嬉しそうに「もう直ぐね、お母さんが赤ちゃんを産むんだよ」と、話しかけて来た事があった。僕が「男の子?女の子?」と訊くと、2人は「内緒だよ」と前置きした後、「お父さんとお母さんはね、『分からない』って言ってたけど、この前ね、夜、お父さんとお母さんが話しているのを寝たふりをして聞いたの。そしたら『弟が生まれる』って言ってた。私達、まだ知らないふりをしてるの」と、自慢げに話していた。本当に賢い姉妹だ。

シーマもビマラも5年生になり、すっかりリーダーとしての大きな存在感を発揮するようになった。2人には本当に助けられてばかりだ。下級生の面倒見もいい2人だから、きっと生まれてきた弟を大事にするに違いない。嬉しい知らせに心が躍った。

さて、来週の月曜日から東京・上野の美味一服めぐりで恒例の「ヒマラヤ小学校絵画展」が始まる。子ども達が「ぼくたち、わたしたちの未来」をテーマに描いた作品を展示する予定だ。今回はNPO法人日本ケナフ開発機構の釜野徳明先生から頂いた無薬品ケナフパルプから作った紙を使ったのだが、いつも使っている画用紙よりも水の吸収が強く、色を濃く塗る子には難しかったようだ。逆に薄塗りの子にとっては扱いやすかったようで、子ども達それぞれの性格や特徴がよく現れる面白い結果となった。

どれも秀逸な作品ばかりなので、ぜひヒマラヤ小学校のピカソ達が描いた美しい絵をお楽しみ頂ければと思う。会期は11月7日から31日まで。また11月20日、午後5時からは同会場でヒマラヤ小学校報告会の開催を予定しているで、ぜひ大勢の方にお越し頂ければと思う。

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ヒマラヤ小学校絵画展「ボクたち、ワタシたちの未来」

子ども達がケナフ紙に未来の自分や村について描きました。めぐりの美味しい食事と共にお楽しみください。会場では子ども達が職業訓練を受けて製作した品物のチャリティ販売が行われます。

会期 :2011/11/7(月)〜11/30(水)
会場 :めぐりギャラリー 東京都台東区上野1-20-11きもの鈴乃屋本店2階 
電話 :03-3834-5154 営業時間:10:00〜20:00(ラストオーダー19:00)

ヒマラヤ小学校報告会

日程:11月20日(日)17:00〜 
会場:美味一服めぐり 東京都台東区上野1-20-11きもの鈴乃屋本店2階 
電話:03-3834-5154 
会費:3000円(食事付)





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