2010年11月

2010年11月01日

支援のあり方について考える

11月1日

児童いつもの事だが日本に帰ると支援のあり方について考える機会が増える。もちろんネパールでも考えてはいるのだが、どうしても目先の活動に追われてしまい全体を見る事が難しくなってしまうのが現状だ。時々、こうして遠く日本から自分達の活動や支援のあり方について考えることは、より良い活動を目指すうえでも欠かせない。

最近、特に支援の効率について考える事が多い。自分達の活動にも言える事だが、支援をお願いする時など、100円で、あるいは1000円で、10000円で何が出来る、といった切り口で効率を優先して支援を呼びかけることが多い。確かに支援をする側からすれば、出した支援金でどんな事が出来るのかわかった方が参加もしやすいし実感もわくだろう。しかし、それはあくまでも支援する側に立った考えで、実際に効率だけで受益者の人々の心を変える事は出来ない。やはり時間は掛かってもお互いの顔が見え、心が通じる活動をする事が大事ではないだろうか。たとえ100円でもしっかり相手の顔が見え、支援者がどんな気持ちで支援をしているのかが受益者に伝われば、金額以上に大きな成果を挙げることも可能だろう。

まだ支援のあり方について明確な答えは出せていないが、一度、効率の事も踏まえ、しっかりと支援のあり方について自分の考えをまとめてみたい。



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