2006年04月
2006年04月01日
家庭訪問
4月1日(土)
朝、1件の往診を済ませた後、大野先生と共にビディヤ先生宅を訪問した。ビディヤ先生には昨年からボランティア教員としてヒマラヤ小学校でお手伝いして頂いている。先生の優しい人柄と熱心な取り組みに、子ども達からとても人気が高い。ビディヤ先生自身、15歳で結婚し、子育てをしながら大学で教育学を収めた苦労人でもある。先日、2年生のビナが結婚するという問題でも、ビナと同じ年頃に結婚した自分だから伝えられる事があると、調整役を名乗り出てくれた。ビナが再登校した日、一番喜んだのもビディヤ先生だった。
今日は美味しいお茶を頂きながら、ゆっくりと学校のことや子ども達のことについてお話することが出来、とても楽しい時間となった。話は尽きることなく、結局、昼食までご馳走になってしまった。ビディヤ先生のような素晴らしい先生がいることは、ヒマラヤ小学校にとっても、子ども達にとっても心強い。先生達一人ひとりの才能を上手く生かして、学校を大きく発展させたい。
その後、ブンガマティ村でモンゴル先生と合流し、春休み中の子ども達の家庭訪問を行った。子ども達の多く、特に女の子は、休みの間、洗濯や薪運び、草刈などの仕事に出かけていて忙しい。仕方なく、子ども達がいない家庭を訪ねてみた。どの家庭もやはり貧しいなぁというのが正直な感想だ。もう何度も子供達に家を訪ねているが、普段の底抜けに明るい子ども達の笑顔を見ていると、とてもこの貧しさを想像することは出来ない。
今日は父兄に、学校に対する感想や子ども達の家での様子などについて訊いてみた。どの父兄からも学校に対する良い感想を聞く事が出来、嬉しかった。中でも1年生のラシュミタの父親は、学校が出来たお陰で貧しい自分の娘が教育を受けられると、涙を流しながら感謝の気持ちを伝えてきた。突然の事で驚いたが、一生懸命、拙いネパール語で感謝の気持ちを伝えようとするラシュミタの父親を見ていると、こちらも自然と涙を誘われた。
学校が出来たことで大勢の貧しい子ども達が教育を受けられたことは、本当に大きな意義があると思う。子ども達以外に、こうして学校の存在を喜んでくれる人達がいることは、僕達の大きな励みとなる。開校から2年、少しずつ教育への理解が増えていることを実感する。
ブンガマティ村を後にして、鍼灸のミーティングに参加した。ここ数年、ネパール医療における鍼灸の役割も大きくなっている。今後、政府も交えた大きな動きがありそうで、とても楽しみだ。僕よりも若い鍼灸師が一生懸命頑張っている姿を見ると、奮い立たされるものがある。
夕方から大野先生の送別会に参加。スミさん達も集まり、楽しく和やかな宴となった。スミさん達にも随分、表情に明るさが戻ってきた。心機一転、新しい場所で頑張ってくれることを確信している。
朝、1件の往診を済ませた後、大野先生と共にビディヤ先生宅を訪問した。ビディヤ先生には昨年からボランティア教員としてヒマラヤ小学校でお手伝いして頂いている。先生の優しい人柄と熱心な取り組みに、子ども達からとても人気が高い。ビディヤ先生自身、15歳で結婚し、子育てをしながら大学で教育学を収めた苦労人でもある。先日、2年生のビナが結婚するという問題でも、ビナと同じ年頃に結婚した自分だから伝えられる事があると、調整役を名乗り出てくれた。ビナが再登校した日、一番喜んだのもビディヤ先生だった。
今日は美味しいお茶を頂きながら、ゆっくりと学校のことや子ども達のことについてお話することが出来、とても楽しい時間となった。話は尽きることなく、結局、昼食までご馳走になってしまった。ビディヤ先生のような素晴らしい先生がいることは、ヒマラヤ小学校にとっても、子ども達にとっても心強い。先生達一人ひとりの才能を上手く生かして、学校を大きく発展させたい。
その後、ブンガマティ村でモンゴル先生と合流し、春休み中の子ども達の家庭訪問を行った。子ども達の多く、特に女の子は、休みの間、洗濯や薪運び、草刈などの仕事に出かけていて忙しい。仕方なく、子ども達がいない家庭を訪ねてみた。どの家庭もやはり貧しいなぁというのが正直な感想だ。もう何度も子供達に家を訪ねているが、普段の底抜けに明るい子ども達の笑顔を見ていると、とてもこの貧しさを想像することは出来ない。
今日は父兄に、学校に対する感想や子ども達の家での様子などについて訊いてみた。どの父兄からも学校に対する良い感想を聞く事が出来、嬉しかった。中でも1年生のラシュミタの父親は、学校が出来たお陰で貧しい自分の娘が教育を受けられると、涙を流しながら感謝の気持ちを伝えてきた。突然の事で驚いたが、一生懸命、拙いネパール語で感謝の気持ちを伝えようとするラシュミタの父親を見ていると、こちらも自然と涙を誘われた。
学校が出来たことで大勢の貧しい子ども達が教育を受けられたことは、本当に大きな意義があると思う。子ども達以外に、こうして学校の存在を喜んでくれる人達がいることは、僕達の大きな励みとなる。開校から2年、少しずつ教育への理解が増えていることを実感する。
ブンガマティ村を後にして、鍼灸のミーティングに参加した。ここ数年、ネパール医療における鍼灸の役割も大きくなっている。今後、政府も交えた大きな動きがありそうで、とても楽しみだ。僕よりも若い鍼灸師が一生懸命頑張っている姿を見ると、奮い立たされるものがある。
夕方から大野先生の送別会に参加。スミさん達も集まり、楽しく和やかな宴となった。スミさん達にも随分、表情に明るさが戻ってきた。心機一転、新しい場所で頑張ってくれることを確信している。
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