花冷えのカトマンズ優しさと厳しさ

2005年03月13日

勉強再開

ネパール癌協会での治療活動に専念するため、大学を辞めてからあっという間に5年が過ぎた。いつかもう一度、ゆっくりネパール語を勉強したいと考えていたが、なかなか実行できないまま、時間だけが過ぎていた。今回、知人の勧めもあり、ようやくネパール語の勉強を再開することとなった。

大学に復学したわけではなく、週3回程度、家庭教師にお願いすることとなった。家庭教師といっても専門家ではなく、将来、ネパール語の教師を目指している奨学生が務めてくれることになった。

第一回目の授業が土曜日に行われたが、とても分かりやすく楽しい授業となった。こんなに分かりやすい授業なら、もっと早く始めればよかったと思いつつ、たっぷり出された宿題に追われた。もともと勉強が苦手な上に年も重なり、先は思いやられるが、何とか楽しみながら頑張りたい。せめて5年前に途中で諦めた詩の翻訳だけは、やり遂げたいと思う。

僅かな基金から支援を続けている奨学生の中には、22歳、小学2年生で学んでいる女性もいる。21歳で1年生に入学した時は、大丈夫かなぁと不安だったが、本人は活き活きと勉強を続けている。本当に頼もしい限りだ。勉強に年はまったく関係ないことを教えられた。

月曜日からはヒマラヤ小学校でも進級試験が始まる。皆、今までの勉強の成果を思いっきり出して欲しい。

腰痛はほぼ回復。これから全力で頑張ります。
ヒマラヤ小学校通信を更新しました。どうぞご覧ください。

hsf at 21:07│
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