念願の2階校舎建設。慌しい一日

2005年02月23日

歓声に沸く校舎。夢に向かう女性たち。

今日、ヤッギャ校長先生から子供達に2階校舎建設が伝えられた。みんな心待ちにしていただけに、大きな歓声が湧き上がった。

入学が決まった時の笑顔、先生に誉められた時の笑顔、動物園へ初めて行った時の笑顔、いつも子供達は笑顔で溢れているが、今日の笑顔も格別だった。

勉強はからっきしでも、何時も元気いっぱいの男の子4人組は『僕らが煉瓦を全部運びます。』と、可愛らしいことを言っていた。子供達の歓声が止まぬ間に、突然大雨となった。ネパールは日毎に春が近づいている。

ヒマラヤ青少年育英会の『女性自立支援』を通して、孤児院を出た4名の女子を支援しているが、この度、4人が協力してレストランを開店することとなった。

4人ともレストラン開店の夢に向かい、一生懸命頑張ってきたが、やはり開店が近づくにつれ少しずつ弱音を吐くようになった。年齢が20歳前後、ましてや孤児院で育ち、社会から今まで様々な虐げを受けていた女の子にとって、社会の一員となることはとても大きな冒険だと思う。

昨日は女性自立支援の母役をお願いしているニルマラさんが、彼女達とゆっくり話をしてくれた。

今日4人は、昨日とはまったく違う、希望に溢れた素晴らしい表情を見せてくれた。占星術師の指示により開店の日が24日と決まった。これから4人が協力して、全力で頑張ってくれることを確信している。このレストランが、同じような境遇で暮らす女子の、大きな希望となって欲しいと思う。

僕よりも若い人たちの成長を見ると、とても勇気付けられる。今日も良い日となった。


hsf at 01:49│
念願の2階校舎建設。慌しい一日