重要なお知らせ
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2023年01月22日
自力
先日、スポンサーシップの支援金をネパールに送金しました。一時はどうなるかと思っていた為替相場もギリギリ1ドル120円代まで落ち着き、なんとか最悪の事態は免れた感じです。
送金の度に思うのですが、やはり自分たち(現地)で運営資金を調達できるようにならなければ、と強く思います。為替相場に一喜一憂している内は、けっして思ったような活動はできません。簡単なことではありませんが、依存心を断ち、自分たちの力で運営できるようになることが、支援者の皆さんへの最大の恩返しではないでしょうか。
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ヒマラヤに学校をつくる」上梓のお知らせ
株式会社旬報社より拙著ヒマラヤに学校をつくる 〜カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦を上梓しました。子どもたちが精いっぱい駆け抜けた20年の軌跡をぜひお楽しみください。全国主要書店およびネットにて発売中です。
お知らせ
「ヒマラヤに学校をつくる」が「第65回青少年読書感想文全国コンクール(主催:全国図書館協議会・毎日新聞社 後援:内閣府・文部科学省 協賛:サントリーホールディングス)」の課題図書(高等学校部門)に選ばれました。
「ヒマラヤに学校をつくる」が「第65回青少年読書感想文全国コンクール(主催:全国図書館協議会・毎日新聞社 後援:内閣府・文部科学省 協賛:サントリーホールディングス)」の課題図書(高等学校部門)に選ばれました。
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2023年01月21日
表面上
ネパールではダリットと呼ばれるカーストの最底辺に位置づけられた人々がいます(人口の約2割)。通常、その人の苗字を聞けばダリットであることが分かります。それ以外にも出身地名もダリットであるかの判断材料になる場合があります。
カトマンズポスト紙の報道で、差別をなくすため村の名前を変えたとの報道がありました。
果たして村の名称の変更が有効なのかどうか、個人的には懐疑的です。日本でも差別用語や禁止用語があり使われなくなった言葉がありますが、表面だけ変えてもあまり意味がないのではないでしょうか。大事なのはもっと他の部分にあるような気がします。
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2023年01月20日
マップづくり
先日、大学生のグループから国際協力についての質問を受けました。自分の経験を踏まえ出来るだけ詳しく答えたつもりですが、「現場」のことを言葉で伝えることは本当に難しいことだと改めて感じました。
質問の中に参加型支援に関するものが多くありました。ちょうど故郷の後援会の会報で、参加型支援に不可欠な「課題マップづくり」について書いたところでしたので、マップづくりの有効性などについて実体験をもとにお伝えしました。
現場の人たちに困り事や必要なものについて直接質問してもなかなか声は上がりません。「コヒィ(さぁ)」と言って首を傾げることがほとんどです。もちろん時間かけ、ある程度の信頼関係が出来れば声を聞くことも出来ますが、なかなか難しいのが現状です。
そこで役立つのがマップづくりなどの共同作業です。一緒にマップを作りながら話しをすると、参加者の口から問題点や村人同士で話題となっていることなどが次々と出てきます。情報を得るだけでなく、問題を共有すると関係者が当事者意識を持ち、それがプロジェクトを前に進める力となります。
もちろんマップづくりにも改善の余地はまだまだありますし、それだけでプロジェクトは成功しませんが、知らないところで誰かが決め、誰が支えて、誰が支えられているのかも、なんのために行っているのかも分からないプロジェクトにならないためにも大事な手段だと実感しています。
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2023年01月19日
イエティ航空
イエティ航空の墜落事故がメディアで大きく取り上げられました。ネパールの国内線を使ったことがある人なら、1度や2度はヒヤッとした経験があるのではないでしょうか。それだけ気候や地理的条件が厳しく、また運行管理にも多くの問題があり、事故が多いという現状です。
今回の事故は死者71人(乗客乗員72人の内、71人が死亡。残り1人が行方不明)という被害の大きさに加え、開港したばかりの新空港で起きたことや、事故の状況がライブ配信されていたこともあり、センセーショナルに伝えられました。
既に事故調査委員会が設置され、45日以内に調査報告を行う予定ですが、どうも着陸直前に主翼のフラップが完全に降りていなかったために機体が揚力を失い、失速して事故に至ったのではないかと言われています。機体の故障なのか、人的なミスなのかは分かりませんが、管制塔に対し機体の異常に関する報告がなかったことを考えると、人的ミスだった可能性が高そうです。
ネパールの人たちは根拠のない自信を持っていることが最大の強みだと思いますが、もしかしたら今回はそれが裏目に出たのかもしれません。もちろん航空会社をはじめ関係機関の安全管理についても問題があるはずです。事故を教訓に課題が洗い出され、改善されることを願うばかりです。
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2023年01月14日
貧困のメカニズム
ネパールの貧困を持続させている複雑なメカニズムについて議論する機会がありますが、いつも堂々巡りです。
でも貧困対する多面的な理解を深めていくと、結局どの問題もどこかで「教育」と繋がっているのだと感じます。それだけは間違いなさそうです。
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2023年01月13日
売電立国
既報のとおり、ネパール国内では現在、100を超える水力発電所建設が進められています。すでにインドとの間で送電線網整備に関する合意も交わされるなど売電立国への道を歩んでいるようです。
わずか数年前までは電力不足に苦しめられ、1日18時間以上の停電が当たり前だったことを思うと、夢のようです。3年前にネパールを再訪した際も24時間、給電されていることに面食らったことを覚えています。
昨日のニュースではバングラデシュとの間にも売電の話が進んでいるとか。ヒマラヤの雪解け水が正に白い石炭となり、貧困脱出の大きな力になる日も近いのかもしれません。ただ今後、核融合電力が実用化した時には、水力発電はどうなるのか...。まだ前途洋洋たる未来、とまではいかないようです。
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2023年01月04日
時間
「一月往ぬる二月逃げる三月去る」と言いますが、今年もあっという間に時間が過ぎて行きそうです。
時間が過ぎていく前にやるべきことをきちんとこなす。今年こそ行動を習慣化して、時間を上手く使えるようにならなくては!!
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2023年01月03日
優しさ
元旦にある卒業生(女子)からニューイヤーメールが届きました。前回の訪問時に会うことが叶わず、長らく音信不通がつづいていましたので気になっていました。
思いがけないメールに驚きましたが、メールには近況のほか、何度も繰り返し体調を気遣ってくれるなど、在校時とまったく変わらない優しさが伝わってきて胸がいっぱいになりました。
自分自身の向上や成功を求める生き方も(特に若いうち)は大事ですが、周りの人へのささやかな気づかいを大切にする生き方は、人として何よりも大事なことだと思います。
自分は卒業生のような生き方が出来ているだろうか...。一度、立ち止まる必要がありそうです。
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2023年01月02日
年頭抱負
今年も課題が山積していますが、解決の近道は、やはりこつこつと小さな努力を積み上げることだと思います。あきらめたら、そこで全てが終わります。
例年どおり行き詰まることも、予期せぬ出来事に見舞われることもあると思いますが、起こることはすべて必要なことで、理由があるから起こるのだと考え、その理由を丁寧に見つけ、意味づけながら前進する、そんな一年に出来ればと思います。
どんな一年になるのか...。すべては自分次第!!
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2023年01月01日
2023年元旦
新年、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。 2023年 元旦
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2022年12月31日
2022年大晦日に
今年も大晦日を迎え、静かに暮れようとしています。今年は1年を通して雑務に追われ、光陰流水の如く時間だけが過ぎて行った感じでした。抜き差しならない状況がつづき、多くの活動が足踏みしてしまいました。それが大きな反省点です。
それでも長年の課題であったスポンサーシップの立て直しがわずかながらも出来たことや、日本にいながら大きなプロジェクトを無事終えられたこと(ヤッギャ校長はじめ現地の人たちの努力のおかげです)、年末には念願だった新しいチャレンジを始められたことなど、良かったと思えることもいくつかありました。また1年を通して健康を維持できたことや、そのために取り組んでいる自分自身との約束を果たせたことも、ささやかな自信に繋がりました。
コロナ禍の収束がぼんやりと見えて来ました。コロナ禍収束後の社会で自分が何をすべきで、何ができるのか、じっくり考えてみるつもりです。
本年のブログもこれにてお開きです。1年間、駄文にお付き合いくださりありがとうございました。来年も引き続きご笑覧くだされば幸いです。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
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2022年12月28日
心に変化が生まれる
心に変化が生まれれば、人は大きく成長します。これまで多くの子どもたちと接して来て、そう確信しました。
では、一体どうすれば心に変化が生まれるのか...。結局、身体ごとぶつかって行く以外に道はないのだと思います。大人がどれだけ本気になれるか。そこが問われているのかもしれません。
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2022年12月27日
ケセラセラ
この活動をはじめてから、不安に押しつぶされそうになったことが何度もありました。でもその都度、人や運に助けられ、なんとかやり過ごすことが出来ました。
考えてみたら起こってもいないことに不安になるのですから、不思議なものです。これはもう一生付き合っていくものですから、不安も「生きている証」だと思えば気持ちが少し軽くなります。学校ことだってケセラセラ!!ケセラセラ!!ケセラセラ...。
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2022年12月26日
大切なもの
ちょうど3年前の今頃は、4年半前ぶりにネパールを訪ねていました。急激な社会の変化を目の当たりにして危なさを感じたり、学校に元の自由な雰囲気が蘇りつつあることに歓びを覚えたり、立派に成長した卒業生たちとの再会に胸を踊らせたりと、短い滞在でしたがとても充実した時間を過ごすことが出来ました。
学校を再訪したことでやりたいことが沢山出来、さぁこれからという矢先に起こったのがパンデミックでした。この3年あまり、世界中の人々にとって辛抱が必要でした。でも、そのおかげで大切なことが分かってきたような気がします。
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2022年12月25日
あのときの決断
現場を離れてずいぶん長くなりました。ときどき、あのまま現場にいたらどうなっていただろう、と考えることがあります。離れて見えなくなったものもありますが、離れたからこそ見えるようになったものもあります。
あのときの決断は間違ってなかった。そう心の底から思える自分を手に入れなければと思う今日この頃です。
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2022年12月24日
物理的な豊かさ
ゴールが見えてきた、と喜んでいたら別の大事な用事があることに気づき、てんやわんやの時間を過ごしています。
バタバタしている間にサッカーのワールドカップが終わったようですが、そのワールドカップにまつわるニュースが目に留まりました。
ネパール人の出稼ぎ労働者数は800万人を超えているそうです。「外国に行けば楽に稼げる」という業者の甘言に誘われて、多額の借金を抱えて渡航する人々。もちろん成功を納めた人も存在しますが、大多数の人は理想と現実の狭間でもがき苦しんでいるのではないでしょうか。在日ネパール人の自殺が増えている現実もそれを物語っています。
人の幸せは決して物理的な豊かさでは満たされないことを、自分も含めた一人ひとりがどこかで気づかなくてはいけないのだと思います。
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2022年12月10日
感覚のちがい
スポンサーシップでは毎回、手紙とともに奨学生の写真を送っていますが、この写真がなかなか曲者で、日本人とネパール人の感覚と違いを思い知らされます。
前回、届いた写真のほとんどが証明写真のようなものだったので、子どもたちの学校生活の様子を自然ま感じで写して欲しいとお願いしたところ、本を読んでいる後ろ姿の写真が届きました。確かに自然ですが....
ある児童の写真は明らかに今と違う数年前のものが届きました。訊けば、故郷に帰って学校にいないので、昔撮ったものを送ったそうです。
現場を離れてから現地の人たち任せようと心に決めましたが、感覚の違いを埋めることの難しさを痛感する毎日です。
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株式会社旬報社より拙著ヒマラヤに学校をつくる 〜カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦を上梓しました。子どもたちが精いっぱい駆け抜けた20年の軌跡をぜひお楽しみください。全国主要書店およびネットにて発売中です。
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2022年12月09日
新鮮な手紙
ネパールの国際郵便が一部の国を除き現在も休止中ということで、奨学生の手紙(原本)はしばらくの間、データで送ってもらうことになりました(なぜかスキャンしたPDFデータでなくJPegの写真データで届くのはご愛嬌です)。
原本の持つ色鉛筆などの独特の香りや紙の質感がないため少し物足りなさを感じますが、データで届く分、書いたばかりの手紙を早く届けることが出来ます。それが最大のメリットです。
先日、子どもたち手紙が数枚、データで届きました。漁港に水揚げされたばかりの新鮮な魚をトロ箱に入れるようにデータを開き、翻訳を始めたのですが...。
読んでみると、どれもダサインやティハール祭りを終えた時に書いたものでした。つまり1ヶ月以上前のものということです。送り方をデータに変えたところで、やはりネパールはネパールなのです。淡い期待を抱いていたのが恥ずかしい...。とほほ。
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2022年12月08日
九州
11月下旬から九州各地を周り講演を行ないました。初めてのところから3年連続となる場所まで様々でしたが、学校や子どもたちに心を寄せてくれる人がいるという事実に、励まされ背中を押される思いです。
九州から戻り、再び溜まった雑務に忙殺される日々ですが、不思議と気持ちが軽やかです。九州の温かい人たちと温泉のおかげです。間違いなく!!
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2022年11月20日
連邦議会と州議会選挙
ネパールは今日20日が連邦議会選挙の投票日です。新憲法が制定されてから2度目となる選挙。無事、実施されることを願っています。
先月はじめ頃から、何を依頼しても「チュナブポチ」(選挙のあとで)という返事ばかりです。あおれだけ選挙が盛り上がっている証ですから良いことではありますが、果たして選挙後に本当に実行してくれるのか....。そこが個人的にが最大の関心事です。
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2022年11月17日
良薬
昨日 、所用のため学校へ電話をかけると、後ろから賑やかな声が聞こえてきました。時計を見るとちょうど登校時間。子どもたちの元気な声にすっかり肩の力が抜けました。
子どもたちが元気に充実した学校生活を送っていることが、何よりの良薬です。
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2022年11月16日
可能性
子どもはみんな、自分の中にある可能性を信じたいという気持ちを持っています。その可能性を少しでも大きく開花させることが、学校そして教育の役目のではないでしょうか。
あるとき幼稚園クラスで学ぶ11歳の女の子が、描いた絵を見せに職員室にやって来ました。生まれて初めて絵を描いたことやクレヨンを使って色が塗れたことを誰かに知らせたくて興奮した様子でした。
ところがその絵を見たある若い先生が「何を描いているのか分からない」と言いました。確かに丸い円に色を塗っただけの絵ですから、正直な感想と言えばその通りですが、さすがにそれはマズイと思い、なにかひとこと言おうと思いましたが、適切な言葉が見つかりません。
そんな時、別の若い先生がそっと児童に近づいて、頭をなでながら「初めてなのによく描けたね。先生にも1枚描いてくれない?」と言いました。児童が喜びを爆発させたこと言うまでもありません。あのときの児童の安心した表情は今も忘れることが出来ません。
子どもは大人の反応や言葉の中に自分の評価を敏感に感じ取ります。大人の何気ないひと言で自ら可能性を開花させることも、逆に見切りをつけ、シャッターを下ろしてしまうことだってあります。だからこそ、大人は常に子どもの可能性について意識する必要があるのだと思います。懐かしい写真を眺めながら、自分自身にそう言い聞かせています。
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2022年11月15日
教えることは
しばらく雑務に追われる日々を過ごしていましたが、ようやくゴールが見えてきました。結局、どのタスクも一足飛びに進むことはなく、ひとつずつ地道こなす以外に道はないのだと今更ながら思います。とにかくゴール手前でずっこけないようにしなくては!
さて、先月から今月はじめにかけ奨学生が書いた手紙を支援者の皆さんへ送りました(一部、写真が届いていないものは投函待ちです)。みなさんに奨学生の成長を喜んでいただけたことはとても嬉しく、何よりの励みとなりました。
いつもながら子どもたちの手紙を訳していると、上級生が下級生に手紙の書き方を一生懸命教えていた姿を思い出します。
上の写真はアニシュ(アニール)が妹のアニタに手紙の書き方を教えているところです。先生気取りで手取り足取り教えるアニシュの姿から、教育のあるべき姿を教えられた思いでした。
「教えることは2度学ぶこと」。
ジョセフ・ジューベルの言葉が改めて胸にひびきます。
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2022年10月11日
変化
子どもたちの手紙の翻訳作業が一段落つきました。いつ読んでも子どもたちの素直な気持ちが伝わって来て、心が洗われます。
10年前と比べると手紙の内容も絵も大分変化していることに気付かされます。特に絵は、家や牛、野花など村の風景を描いたものがほとんどでしたが、最近では少女漫画のような目のクリっとした可愛らしい絵を描く子が増えました。
当時と比べ、そういう映像に触れる機会が増えたということかも知れません。
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2022年10月10日
ダサインが終わりました
昨日(9日)の満月でダサイン大祭は終了となりました。子どもたちはそれぞれどのような時間を過ごしたのでしょうか。
故郷の村に帰り、竹製のブランコで遊んだり、凧揚げをしたり、親戚と一緒にご馳走を食べたり、ママ(母方の叔父)に新しい服を買って貰ったり、至福の時間を過ごす子どもたちの嬉しそうな顔が目に浮かびます。
ダサインが明けると、次は光の祭り「ティハール」。まだまだ楽しみは続きます!
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2022年10月09日
タライ平原
ネパールで暮らしていた頃、ダサイン期間中はよくカトマンズ盆地を離れ、南ネパールのタライ平原を訪ねていました。
ネパールの穀倉地帯であるタライ平原。ダサイン大祭の頃には黄金色に実った麦が一望千里に広がり、まさにエルドラドそのものです。
タライ平原の先住民族であるタルーの人々と接する内に、その魅力に惹かれ、いつかタライで暮らしてみたいという漠然とした思いを持つようになりましたが、結局叶わず終いです。
最後の訪問は2015年。月日が流れ、タライ平原が今、どんな風になっているのか、この目で見てみたいものです。願わくばあの頃のまま...。
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2022年10月05日
似顔絵
先日届いた奨学生の手紙(画像データ)をすべてプリントアウトして翻訳作業を進めていたところ、なんと、ぼく宛ての手紙が入っていることに気づきました。
書いてくれたのは5年生の女子児童。思えば3年前に学校を訪ねたとき、いろいろと世話を焼いてくれた上に、帰り際にはチョコレートまでプレゼントしてくれた優しい女の子です。
嬉しいことに似顔絵まで描いてくれていました。以前、日本の高校生が描いてくれた似顔絵と双璧をなす上手さです。そういえば過去にこんな似顔絵の発見もありました。
子どもの描く素直な絵にしばし見とれつつ、自分はこんな風に映っているのだと再認識しました。
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2022年10月04日
明日は勝利の10日、ビジャヤ・ダサミです。
ヒマラヤ小学校は先月26日のダサイン大祭の初日「ガタスタパナ」からダサイン休暇に入りました。ちなみに今日はダサイン9日目のマハノウミー。身の回りの道具に感謝する日です。住んでいた頃は乗っていた100ccのバイクが、いつの間にか誰かに血染めにされ、祝福されていました。明日がメインの10日目、勝利の10日と言われる「ビジャヤダサミ」です。今頃、ネパールはダサイン一色に染まっていると思います。
何度もお伝えしている通り、毎年、ダサインを迎えられるかどうかが学校運営の「山場」です。購入した品物の支払いから教職員のボーナスetc。とにかく支払いに次ぐ支払いでてんてこ舞いになり、当時はダサインが近づくと、ため息をこぼしていました。
既報のとおり今年も財務活動が思ったように出来ず、さらに円安やインフレのダブルパンチもあって、ダサインを乗り越えられるか本当に心配でしたが、なんとかギリギリ、乗り越えられたようです。
これも支えてくださる方々のおかげ。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。いつか学校が自立を果たし、胸を張ってダサインを迎えられる日がくることを願いつつ、こうして感謝の念を確認できることが学校とぼくにとってのダサインなんだと改めて思います。
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2022年10月01日
来春
まだ少し先ですが来春、学校が開校してから19年を迎えます。同時にぼくがネパールで活動をはじめて25年という節目を迎えます。
人に顔向けできないほど失敗を重ねてきた活動ですが、それでもなんとつづけてこられたのは、なんといっても人に恵まれたおかげです。これまで出会った人が誰ひとりが欠けても今はありません。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
もちろん子どもたちとの出会いも、つづけてこられた大きな要因です。他者や社会ではなく常に自分自身に多くを要求し、困難をひとつずつ克服しながら成長してきた子どのたち...。そんな子どもたちの姿を目の当たりにしたことで、彼らのことをもっと知りたいという思いが萌芽し、それが継続に繋がったことは間違いありません。
新型コロナウイルスの影響(募金活動やチャリティー販売がままならず財務状況が悪化)や円安、ネパール国内のインフレなど学校は今、大きな試練を迎えています。それでも気持ちだけは前を向いています。「なんとかなる」ではなく、「なんとかする」。そんな思いで困難を乗り越え、来春を迎えたいと考えています。いざ!!
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2022年09月30日
腕をぶして
開校して2、3年経った頃の写真を見つけました。こちらが何か作業を始めると、教室を飛び出しては作業を手伝ってくれる子どもたち。
特に写真の3人は、いつも授業そっちのけで窓から校庭を覗き込み、腕をぶして出番を待っていたことが、今も微笑ましい思い出です。彼らの行動を常に温かく見守ったヤッギャ先生の姿勢も精良でした。
子どもたちはこうして自分の役目を見つけながら成長し、自然と社会の中で自分を位置づけられるようになったのです。本当に素晴らしい!!
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2022年09月26日
無力感
ある男子児童が今、学校をつづけられるかどうか窮地に立たされているそうです。父親が病気で職を失い厳しい窮状を抱える中、物価高騰が生活を直撃しているため、学校をやめて働くことを考えているとのこと。
勉強を続けたいという思いと、家族を助けたいという思いが、心の中でせめぎ合っているのだと思います。ヤッギャ校長が保護者と話し合いの席をもち、さなざまな提案をしたようですが、状況は決して甘くないことがヤッギャ校長の深い溜息から伝わってきました。こんなときです。自分たちの無力感に苛まれるのは....。
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2022年09月20日
子どもたちの感想
佐賀県立小城高校の皆さんが製作したビデオの感想が一部届きました。早速、読んでみましたが、感想文からは子どのたちの興奮や感謝の念がまっすぐ伝わってきました。
3年生くらいになると、感想とともに「ネパールのことも知って欲しい」とか「私たちのダンスを見て欲しい」といった要望が書かれています。こういう気持ちが萌芽するのも交流活動の副産物ではないでしょうか。
相手のことをもっと知りたい、自分のことをもっと知って欲しい...間に立つひとりとして、交流に関われることの喜びが込み上げてきます。
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「ヒマラヤに学校をつくる」が「第65回青少年読書感想文全国コンクール(主催:全国図書館協議会・毎日新聞社 後援:内閣府・文部科学省 協賛:サントリーホールディングス)」の課題図書(高等学校部門)に選ばれました。
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2022年09月15日
東京・銀座ロータアクトクラブのビデオレターを上映
長年にわたり物心両面でヒマラヤ小学校を支えてくださっている東京・銀座ロータアクトクラブの皆さんからビデオレターが届き、子どもたちが楽しく視聴したとの報告がありました。上映中、ものすごく盛り上がったそうです。
思えば2020年の3月に予定していたアクトの皆さんの訪問がパンデミックで中止となって以降、ロックダウンによる長期間の学校閉鎖もあり、思うような交流が出来ないまま時間だけが過ぎてしまいました。
ヒマラヤ小学校の子どもたちも、ロータアクトの皆さんも(30歳で)、毎年卒業していきますので、交流がなければお互いを知る人が減り、心の距離が離れてしまいます。なんとかしなくてはと思いながらまったく手を打てずにいたところ、ビデオレターを作製してくださったのです。タイミングよくプロジェクターの導入も重なり、いい形で交流の布石を打つことが出来ました。
パンデミックが終焉に向かっているとのニュースが今日、WHOから出ました。実際の交流が実現する日も必ずやってくる。そう信じています。
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2022年09月12日
ダイナミックな変化
卒業生たちが頑張っている話を聞くと、自然と心がほぐれます。社会の歯車として与えられた役割を一生懸命果たしているのですから、本当に立派です。
学校へ入学し、スポンジのようにたくさんの知識や経験を吸収しながら成長し、社会に出て活躍する....子どもたちのダイナミックな変化を見られることが、この活動の一番の醍醐味だと感じます。
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2022年09月11日
小さな集会でお話
支援者主催の小さな集会での話が続きました。子育てを終え社会貢献がしたいと考えている方、元々、教育界にいた方、たまたま本を読んでくれていた大学生など、多くに方に集まって頂きました。学校や子どもたちを通して、こうして新しいご縁ができることは本当にありがたいことです。
ご縁を大切にしたいと思いながら、思えばここ数年、ずいぶん不義理を重ねてしまっています。目の前の雑務が落ち着いたら、お詫び行脚に出かけようと考えているところです。
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2022年09月10日
嗚呼
手紙の問題が解決するまでの間に、別の仕事を終わらせようと、送られてきた別の書類を開いたところ、これがお願いしたものとは違うものばかり。蓄音機の犬のように首を傾げたままです。説明が悪かったのか、いやちゃんと説明したはず、と自分の頭の中で問答が続いています。
日本の生活に慣れすぎ、ネパールの生活を忘れてしまったのでしょうか....。現地で暮らしていたころは一体どうやって同様の問題に折り合いをつけていたのか、まったく思い出せません。なにより、資料が届いた喜びで舞い上がり、今日まで中身を確認していなかった自分の愚かさにため息がこぼれます。
気づけばネパールを離れて7年が過ぎました。離れていても文化・習慣の壁を乗り越えねば、と改めて思う今日この頃です。
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2022年09月09日
青蔵鉄道延伸
これまでいくつかの国で国境を越えましたが、その度に地球が絶対的な空間として繋がっていることを実感し、深い感慨を覚えました。
数年前から青蔵鉄道のネパール延伸に関するニュースを見聞きする機会が増えました。実現までには相当な時間がかかると思いますし、技術的な問題や政治的な問題など解決すべき問題が山積しているようです。
カトマンズに鉄道駅ができるなんて今は想像できませんが、もし生きている内に開通したなら、一度は乗ってみたいものです。
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2022年09月08日
経済危機
今年4月にスリランカがデフォルトになりましたが、同じ南アジアのネパール経済も苦境に陥っているようです。外貨準備高が危機的水準に達し、すでに自動車や大型テレビなどぜいたく品の輸入規制も行われています。
コロナ禍で観光業が打撃を受けた上に、主要な外貨獲得手段である出稼ぎ労働者による郷里送金の多くは、国内産業を創出するための投資に使われず、消費に回っているのだとか。これからダサイン大祭を前に消費は加熱する一方です。
ぜいたく品の輸入を止めたところで、果たして外貨準備高は大きく改善されるのでしょうか。この先、どうなることやら....。
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2022年09月07日
プロジェクター
昨日、佐賀県立小城高校の皆さんが制作してくれたビデオを上映したことを紹介しましたが、上映では先般のプロジェクトで導入したプロジェクターが活躍しました。
これまで映像は13.3インチのノートパソコンに映して見ていました。プロジェクター導入によって大きなスクリーンに見られるようになり、複数の学年が同時に視聴できるようになりました。元々、保健・衛生教育のために導入したプロジェクターですが、交流活動にも大いに活かせそうです。
せっかくの設備を最大限生かすべく、これから映像を使った面白いコンテンツをいろいろ集めてみようと考えています。
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2022年09月06日
児童婚
ネパールの児童婚に関する記事が目にとまりました。ネパールでは今も児童婚が頻発しています。経済的な負担を軽減させるために親が強制するケースや、若者同士が駆け落ちをするケースも多くあります。以前、パンデミックによって児童婚が増加したという報告もありました。
こちらの記事は西ネパールのミャグディで何百万ルピーもかけて児童婚をなくすための啓発活動を行ったにかかわらず、現在も児童婚が続いていると報じています。
こちらは、15歳のときに結婚し、現在は2児の母であるスナルさん(27)が、息子とともに7年生で勉強しているという記事です。とても素晴らしい話ですが、スナルさんのようなケースは稀だと思います。
ヒマラヤ小学校の子どもたちの中にも児童婚をした子が何人かいます。前回の訪問時にも卒業生の中で既に結婚している子がいて驚きました。幸い幸せに暮らしているようで安心しましたが、児童婚が引き起こす問題はたくさんあります。折を見て児童婚の問題についてまとめてみるつもりです。
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2022年09月05日
佐賀県立小城高校の皆さんの力作を上映
2020年から交流をつづけている佐賀県立小城高校の皆さんが学校生活に関する動画を制作してくれました。先週末、各クラスで上映したところ、子どもたちから大好評だったようです。昨年の日本を紹介するビデオにつづく力作。製作してくれた高校生たちの熱い思いがひしひしと伝わってきます。
知らない世界を知ることこそ学校生活の一番の醍醐味。ビデオを通して子どもたちのそれぞれどんな新しい世界を知ったのか、感想を聞いてみたいものです。
小城高校の皆さん、ありがとうございました!!
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2022年09月04日
プロジェクトを終えて
昨年から進めてきたプロジェクトが提出書類の審査や会計監査も含めすべて完了した旨、関係者から連絡があり、眉を開きました。
お話をいただいてから準備や申請を含めると完了までに2年近くかかったわけですが、この間、現場判断で購入品が勝手に変更されていたり、比較のために提出した見積書の原本が破棄されていたりと、最後の最後まで調整作業でてんてこまいの毎日でした。担当の方にも迷惑をかけっぱなしでした。
元々ネパールでは、なにかを購入する際は知り合いの店に頼むため、見積書を取ったり他社と比較することはほとんどありません。不採用となった見積書を保存する必要性を感じないのもよく分かります。また購入予定のものが品切れだったり、同じ値段で良いものがあれば現場判断で変更することもよくあることです。ただ、それはネパールでのみ通用することで、この辺りが国際協力の難しいところでもあります。ぼく自身、日本人の感覚で事に当たってしまい、対応が十分でなかったことが大きな反省点です。
途中、こうなったら現場へ行って自分でやろうと、やけをおこしそうにもなりましたが、その都度、周囲の人達になだめられ、助けられました。
今、こうしてプロジェクトを終えて見ると、現場に任せて最後まで出来たことは、ひとつの力になったような気がします。人生、本当に無駄はないものだとつくづく思います。なによりプロジェクトで購入した品々をどう生かしていくのか。大事なのはこれからです。
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2022年09月03日
待ちぼうけ
ようやく届いた奨学生の手紙を翻訳しようとしたら、手紙の多くが名前の書かれていない名無しの権兵衛であることが判明しました。翻訳作業を一気に完成させるべく気炎万丈になっていたところ、思いっきり肩透かしを食った感じです。翻訳自体はできますが、誰が誰宛に書いた手紙かわからないと作業が進みません。
幸い今回は原本ではなくスキャンしたデータで送られれきましたので、子どもたちに名前を書いてもらい、それを再度スキャンして送ってもらえれば済むのですが、ただこのプロセスにどれだけ時間がかかるかが問題です。単純作業ほど時間がかかるのが通例ですので。また待ちぼうけの日々がつづきそうな予感です。
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2022年09月02日
待ち遠しい
学校から子どもたちの写真が送られて来ました。どの写真を見ても心がほんわかして、自然と口元がゆるみます。
学校を最後に訪ねてから2年数ヶ月...。再会の日が待ち遠しい今日この頃です。
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2022年09月01日
ベクトルは前
どうしても成し遂げたいと考えている仕事に集中するため、8月いっぱいブログの更新を休止する旨を7月末に予約投稿したつもりでしたが、予約投稿ボタンがoffのままでした。昨日まで全く気づかないほど仕事に集中していた、と言いたいところですが、怪しいかぎりです。
8月中は急遽、全国各地を回ることになり予定外に慌ただしい日々となりましたが、嬉しい出会いや再会もあり、英気を養うことが出来ました。おかげで課題山積の現状でも悲観的にならず、ベクトルは前を向いています。
昨日、図ったように長期間待ち続けたスポンサーシップ関連のものが学校から届きました。翻訳作業も含め、やる気十分!!です。
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2022年07月28日
メタノール入り
インド、ネパールで毎年のように起こるメタノール入り密造酒による事故ですが、インド西部のグジャラートで38人が死亡する事故が起きたそうです。知って飲んだのか、知らずに飲んだのか...。
そういえば、同じインドでこんなニュースもありました。
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2022年07月27日
薄氷の上
「ヒマラヤ小学校に通っている子どもたちは、児童労働の子どもより(状況は)マシ、ということでしょうか?」
先日、都内の企業で講演した際、こんな質問を受けました。確かに学校に通うことで「自由な時間」を得ているわけですから、学校に通っている子の方が状況はマシかもしれません。
でも、学校で勉強を続けることができるという保証は何処にもありません。家庭の事情で今日、明日にも学校を辞め、働くことになる可能性だって十分あります。みんな同じように薄氷の上を歩いているのです。そう考えると、どちらがマシとは言えないような気がします。
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株式会社旬報社より拙著ヒマラヤに学校をつくる 〜カネなしコネなしの僕と、見捨てられた子どもたちの挑戦を上梓しました。子どもたちが精いっぱい駆け抜けた20年の軌跡をぜひお楽しみください。全国主要書店およびネットにて発売中です。
お知らせ
「ヒマラヤに学校をつくる」が「第65回青少年読書感想文全国コンクール(主催:全国図書館協議会・毎日新聞社 後援:内閣府・文部科学省 協賛:サントリーホールディングス)」の課題図書(高等学校部門)に選ばれました
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2022年07月19日
コツコツと
学校が開校したばかりの頃、子どもたちに自信を掴んで欲しいと思い、毎週のようにコンテストに出場させていました。ところが頑張っているのに、なかなか結果が出ません。子どもたちは自信を掴むどころか失う一方でした。こちらも決して結果を求めて始めたわけではないのに、いつの間にか結果を出すことを自己目的化してしまい、完全に悪循環に陥っていました。
努力と結果は比例関係ではなく、指数関数的に結果が出てくるものだと気づかせてくれたのは、他ならぬ子どもたちでした。コツコツと小さな努力を積み重ねていく内に、ある日、シンギュラーポイントを通過したのでしょう。そこからグッと伸び驚くような結果を出すようになったのです。
煉瓦をひとつずつ積み上げるように、小さな努力を継続することが如何に大切か、今の自分にとっても大きな糧となっています。活動を始めて24年。子どもたちから教わったことは本当に計り知れません。
■朝日新聞webメディアSDGs Actionで「児童労働」について書いています。ぜひご覧ください。
■ヒマラヤ青少年育英会のホームページを移転・リニューアルしました。
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2022年07月18日
待つことのみ
学校から届くはずの書類がなかなか届かず...。郵便事情で郵便物が送れないため、すべてスキャンしてデータで送って貰うようにお願いしましたが、その作業に手こずっているのでしょうか...。
今、自分にできること-----。
それは「待つことのみ」。
そう自分に言い聞かせる毎日です。
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2022年07月17日
新作
新しい学校の紹介動画を作ろうと思いながら、時間だけが過ぎてしまいました。撮りためている映像もすっかり古くなってしまい、すでに回顧録になっています。
まずは映像の撮り直し。そして現状にあった内容の作り直し。さらに編集と、考えただけで気が遠くなりますが、学校を知ってもらうためにもとにかく作ります。きっと作ることで見える世界もあるはずですから。
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